猫と日本史の話

猫の日の記念に朝からとりとめもなく話していた猫と日本史のお話のまとめたやつ
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こうく @usedtobe_sth

助けを請うている。 このようなありさまであったので、清廉は猫恐ぢの大夫とも呼ばれ、前世は鼠であったのではないかとも噂されていたらしいことが『今昔物語集』にみてる。

2021-02-22 12:50:47
こうく @usedtobe_sth

東京や埼玉、金沢では猫を飼い始めるときに、「〜年居れ」とあらかじめ猫に言い渡しておく風習があったそう。この時期を伝えておくと、そのときに自分から姿を消してしまう。河内や石川県鹿島郡ではこれをしないと、化けて仇をなすとも伝えられている。

2021-02-22 12:34:59
こうく @usedtobe_sth

沖縄県国頭の方では、猫の交尾をみると禿げると伝わってるそう

2021-02-22 12:39:24
こうく @usedtobe_sth

千葉や神奈川の一部では月の初旬に生まれた猫は鼠をよくとるので「ねこ」といい、中旬に生まれた猫は鳥をよくとるので「とこ」といい、下旬に生まれた猫は蛇をよくとるので「へこ」というそう

2021-02-22 12:43:30

参考文献
田中貴子『猫の古典文学誌』講談社学術文庫 2014(淡交社 2001)
鈴木棠三『日本俗信辞典』動物篇 角川ソフィア文庫 2020(底本『日本俗信辞典』角川書店 1982)
稲村榮一『定家『明月記』の物語』ミネルヴァ書房 2019
藤原重雄『史料としての猫絵』山川出版社 2014