メモ追加

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PC職人X @PCengineerX

さて、脱原発系でつぶやいてみよーか。

2011-07-28 11:12:06
PC職人X @PCengineerX

日本の送電網は周波数と電流の品質維持でがんばっているから安定して精密加工機械や半導体製造がきっちりと稼働している。これが不安定になるとどうなるかは四日市の東芝工場の停電ですでにわかる。仕事にならない。

2011-07-28 11:13:43
PC職人X @PCengineerX

何らかのトラブルで発電と送電が完全に停止してから再開するのに必要な電力量など通常送電よりも大きくかかる。ポンプを止めてからもう一度大量に水を送り出すのにすごく力が必要になるのは理解できると思う。つまり自由化においてそのあたりの保証がない。

2011-07-28 11:14:09
PC職人X @PCengineerX

埋蔵電力も戯言。電源には「常用電源」、「予備電源」「緊急時電源」があり、これらひっくるめて自家発電と今言われている。しかし、売電などで可能でありなおかつ配線があるのは「常用電源」のみ。それも法令がある。http://t.co/BWIxwP1

2011-07-28 11:14:54
PC職人X @PCengineerX

発電に伴う燃料の量に関しては実は興味深い物がある。アメリカの主力戦車、M-1A1改良型から搭載されている電力専用補助動力搭載で、一日につき主動力ガスタービンだけに頼るのに比べて600リットルの燃料節約ができている記事がある。

2011-07-28 11:17:05
PC職人X @PCengineerX

まり、ビル用自家発電でガスタービン使っていたりするところは、それだけ燃料ロジスティクスで負担を背負う量の一端が出てきたと言える。ちなみに、M-1の総搭載燃料は、この改修型で1680リットル担いで走り回り350km走れるとなっている。

2011-07-28 11:17:45
PC職人X @PCengineerX

電子機器の増加、それの保護のための空調の増設と増強で増えた電力消費をUAAPUと呼ばれる小型ガスタービンと発電機の組み合わせでバッテリーへの電力を供給している模様。つまりガスタービンは小型でもそれだけ燃料消費する大食らいで、走り回るための主動力と発電用を分離して賄って節約している

2011-07-28 11:19:01
PC職人X @PCengineerX

では、家屋に屋建築物で燃料を保管する自家発電ではどうなのか?実は消防法などの制限と厳重な安全管理が要求される事になる。このHPの下の方に記載されている。http://t.co/AvzHPeG

2011-07-28 11:20:41
PC職人X @PCengineerX

さらに、自家発電を支える燃料の輸送においてこういった危険物取り扱い上の制約もある。ロジスティクスにおいても大変な重荷を負担する結果に繋がる。http://t.co/BbyRKO2

2011-07-28 11:22:38
PC職人X @PCengineerX

さて、これだけの制約の中で配線すらしてない自家発電まで計算に入れて供出を要求し「埋蔵電力」として運営した場合は、各種法令に対する違反と危険な行為を強要したという結果を招くわけだが、このあたりについてきちんと検討し解説された方はいるのだろうか?

2011-07-28 11:24:59
PC職人X @PCengineerX

発送電分離と自由化、アメリカとか海外を引き合いに出す場合の違い。致命的なまでの条件の違いでガスとそれを使った分散コジェネが不可能であること、スマートグリッドを使ってもほとんど意味がない現状も無視されている。

2011-07-28 11:27:57
PC職人X @PCengineerX

アメリカの場合、大規模天然ガスパイプラインなどで全国に燃料を供給し、火力発電を制御しより効率よく運用する余地があるのでスマートグリッドが有効である。では、日本はどうだろうか?

2011-07-28 11:29:16
PC職人X @PCengineerX

日本はそうでなく全部輸入で、しかもパイプラインでの全国の相互供給網なんて無い。地形の問題、土地の権利の問題などで障害がある。さらに言えば陸上輸送にしろ海上での小分け内海輸送にしろ、燃料の体積と重量は輸送上における効率の障害になっている。

2011-07-28 11:30:54
PC職人X @PCengineerX

日本の場合は、すでにスマートグリッド並みの効率に迫る勢いで制御されている点は無視できない。スマートグリッドとして展開するのであれば日本の場合は超伝導蓄電並みの高効率蓄電システムが必要になる。

2011-07-28 11:32:58
PC職人X @PCengineerX

こういった効率の良い運用があって初めて全国での相互融通などが可能になるのだから当然である。つまり、エネルギーロジスティクスにおいて、電力以外の燃料とエネルギー資源は輸送上と消費速度から全国規模でのシステムを構築できなかったというのが現実なのである。

2011-07-28 11:34:46
PC職人X @PCengineerX

そして、なぜこのシステムを構築していく上で原子力が重要だったのかはさらに歴史をひもとく必要もある。

2011-07-28 11:35:29
PC職人X @PCengineerX

全国供給可能で相互に補助可能なエネルギーが電力のみ(これは各燃料の重量と体積、輸送インフラから無かった)という結果、原子力などで大規模に底上げするしかなかった。実はこれは、1950年代にまでさかのぼって突きつけられる物である。

2011-07-28 11:37:06
PC職人X @PCengineerX

史上初の原子力発電がアメリカで1951年。軍事用動力機関としてが1954年。商用原子力発電でイギリスの1956年が最初になる。

2011-07-28 11:38:10
PC職人X @PCengineerX

日本だと1954年に原子力研究予算が付いて、原子力基本法が成立したのが1955年。だとするとこの時点で復興にしろエネルギーの需要を支える輸送インフラで、火力と水力のみでは破綻すると判断されていた可能性があるのだ。

2011-07-28 11:38:56
PC職人X @PCengineerX

今の高度な産業と製造業を支えるレベルへと発展する上で、朝鮮戦争をきっかけにアメリカの工業規格化と相互部品間の互換性などの教育が日本の民間工業に浸透する結果になった。それが今へと繋がる発展の基礎部分。

2011-07-28 11:40:37
PC職人X @PCengineerX

当時、戦後からの復興と産業の立て直しに奔走しなくてはならない以上、貧弱になってしまった陸上を含む燃料資源とエネルギーの輸送ロジスティクスは大問題だったわけだ。何しろ道路整備からという現実もでもあるのだから。

2011-07-28 11:42:13
PC職人X @PCengineerX

復興に必要な工業の意識転換が始まったのが1950年からだとすると、輸送インフラの破綻するシステムは利用できずに電力の全国供給網を立ち上げる事でパイプライン敷設などの輸送インフラとして当時だと不可能だった部分を補う決定になった。

2011-07-28 11:44:01
PC職人X @PCengineerX

この前提から、無謀な見直しと脱原発は産業を含めて社会そのものを破綻させ運営できない物へと追いやる危険性がある。なぜなら火力発電にしろ水力発電にしろ整備用の重工業プラント部品の供給と整備交換のための道具が不可欠なのだから。永遠に稼働は不可能である。

2011-07-28 11:45:26
PC職人X @PCengineerX

原子力発電も全部停止したとして、完全に冷却し、解体し、最終処分のための施設を建設し、そこへ移送して保管するまでの輸送と解体に必要なすべての建機と資材とそれにまつわるエネルギーなどの問題は不可避になる。

2011-07-28 11:46:19
PC職人X @PCengineerX

では、そのためのエネルギーと産業を賄い実現する方法において現実的な解決がなされる提案は民主党政権および脱原発派からあったのか?

2011-07-28 11:47:35