【シンエヴァ感想】シンでまさかの大出世をした"彼"こそが庵野秀明、最後の福音「僕はオタクのままでいいんだ!」【ネタバレ】
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シンエヴァ簡単解釈 ・碇シンジ→庵野秀明 ・渚カヲル→幾原邦彦 ・碇ゲンドウ→宮崎駿≒庵野秀明 ・ネルフ→ジブリ≒ガイナックス ・ヴィレ→カラー ・葛城ミサト→セラムン、トップを狙え! ・エヴァに乗りたくない→エヴァを作りたくない ・レイやアスカ→当時のエヴァファン ・マリ→安野モヨコ
2021-03-09 11:50:25ミサト→アスカがトップやナディアで主演務めたCV日高のり子の系譜でじゃじゃ馬、綾波レイはそこから逆算して作った「作り手の言う事をよく聞く良い子」なの色々わかる。 ケンスケはナディアのジャンがベースにありそうだからシンでの活躍や結末も腑に落ちるんだよなぁ。 良い男になったよ。
2021-03-09 12:45:15大人ケンスケの自然共存派な大人の余裕はモロに加持さんの系譜だからそりゃアスカが惹かれるのは当然なんだよなぁ。 元々初登場のミリオタ視点がアスカの承認欲求を満たすものにはなってたし。 シンジとアスカは傷つけ合う関係としての側面が強いから「この2人は無理じゃろ」と思ってたんで…
2021-03-15 01:21:51だからケンケンの登場というかクローズアップには納得しかなかったんですよね。 ようやくアスカは「自分に相応しい加持」を見つけたんだな的な。
2021-03-15 01:23:06アスカが年上の加持に認めて貰おうとずっと背伸びしてたの、今思うと生々しいんだよな…そりゃ子供っぽい受け身なシンジには同族嫌悪するよなと。 (アスカって強がってはいるけど内面はシンジと同じ受動側なんで)
2021-03-15 01:25:28ただ、じゃあシンジの相手はレイか?って問題には「レイがシンジの母ユイのクローン」って近親相姦的な問題が付き纏ってたんで、シンジの恋愛面に関しては「解無し」が結論なのかなとは思ってた。 だから、まぁマリがそこに出てきたのは仕方のない、ある意味当然の帰結ではあるんだよな。
2021-03-15 01:28:01ただマリはニア・マザーとしての面が強調されてるから、今後シンジがマリの手を離れて「新しい誰か」と未来を紡ぐ可能性はある。 最も、そこには庵野秀明と安野モヨコの夫婦関係が反映されるんだろうけど。
2021-03-15 01:29:16アスカはシンジにとっての加害者に映るし、そんな傷付いたアピールをする事でシンジはアスカの加害者になるしで色々ヤバかったんだよな旧劇場版。 お互いが加害関係の満たされない状態になってたんで、それぞれに別の「余裕ある大人」が登場して良かったと思うよ。
2021-03-15 01:31:28シンジとアスカが結ばれるにはマリとケンケンの手を借りて20年過ぎた30代くらいになってそっからまた可能性を探るのが良いと思う。 お互い14歳(内面は10歳未満の幼児期)で止まったままでは無理。
2021-03-15 01:32:50アスカはケンケンと肉体関係は無かったと思う。少なくとも作中時間軸においては。 アスカから誘いをかけてる可能性はあるけど「良識ある大人」になってしまったケンスケは14歳の肉体のまま止まってしまったアスカには応えられない。流石に。
2021-03-15 01:37:53ケンケンは結局、加持のいなくなった世界で加持の代わりを勤める「2人目の加持」なんだよな。 加持Jr.との関係があるのも含めて。 旧劇時代にシンジに畑仕事を教えた加持の役割が、そのまま新劇用の文化レベル説明係になってたのもそう。
2021-03-15 01:39:47心身ともに大人になったアスカがケンケンと再会して、その後ちゃんと「大人の関係」になってる可能性はあると思う。 もう相手は加持じゃないし、アスカもエヴァには乗れないけど、等身大の「大人と大人」がそこにいるので。
2021-03-15 01:41:09ミサト≒アスカの関係で思ったけど、多分エヴァってシンジとアスカの恋愛関係を目標に作られて、だからシンジが逃げ出した後に彼を導くのが「大人の男性」である加持で、シンジはゲンドウではなく加持のような大人になるのが旧アニメ版での構想だったんではないか。
2021-03-15 10:02:49シンジの将来の分岐がゲンドウと加持に分かれてて、加持が作中で死ぬのもその後の加持ポジションをシンジが担ってミサトとアスカを支えてくイメージだったのかなと。 そこを誘惑するのが「永遠の少年」であるカヲル。自立を妨げる存在。
2021-03-15 10:04:05ただ、庵野秀明自身が「大人になること」を上手くイメージ出来なくて、結果的に加持は女にダラシないニヒルな男になったし、ゲンドウはACとしてシンジの分身のようになってしまった。 だから旧劇でアスカにも「気持ち悪い」される。
2021-03-15 10:08:41庵野秀明が「大人になるというのはオタクを捨てる事」だと思ってたのを「オタクのままで大人になっても良い」と妻に救われたのが現実なら、あのウォークマンってそういう事なんだよな。
2021-03-15 10:10:09アスカがやたら攻撃的でシンジの内面に傷を付けていたのも「引っ込み思案で内にこもりがちな少年の殻を破壊し、自発的に外に出ていけるパリピ的少年になる」ってのが旧劇時代に考えてた庵野秀明の「大人になる」像だったんじゃないのか。 「オタク辞めます!大人になります!」エンド。
2021-03-15 10:12:56だからアニメシリーズでも旧劇場版でも「大人になれシンジ」がずっと用意されていた結論だったんだとは思う。 それがオタク肯定文脈の存在であるレイやカヲル人気によって揺らいだ。
2021-03-15 10:14:35アニメも商売なんで人気キャラへの偉い人の介入は色々あるわけだけど、多分新劇においての一番大きな違いってここで「オタクの庵野くんのことがみんな好き」を受け入れたからこそのあの結末なんかなと。
2021-03-15 10:15:51破でマリの登場時にウォークマンが吹き飛ばされ、シンジがループしてた26〜27話の繰り返しから28話へ分岐する。(話数はうろ覚え) これはずっと「オタクを辞めないと大人になれない」と思っていた庵野秀明へのオタク気質肯定が行われ始めたということ。
2021-03-15 10:22:46多分、アニメシリーズや旧劇でのウォークマンは「父親から受け継いだ子供っぽいオタク趣味」の暗喩で、それを捨て去ることでシンジ=庵野秀明の分身が「オタクを脱した大人になる」イメージのシリーズ構成が組まれてたんじゃなかろうか。 エヴァはウルトラマンだしウォークマンは陰キャの烙印。
2021-03-15 10:24:58それが新劇では「捨てるものじゃなくて、返すべきものだったんだ」とシンジ→ゲンドウへの肯定(祝福)が行われる。 テレビ版や旧劇では「オタクを辞めないシンジ(庵野)くんはダメ」という結論で締めていたのが「オタクのままでもシンジ(庵野)くんはここにいて良い」に変わった。
2021-03-15 10:26:52