2021年4月1日

掌小説語り~自作つぃのべる集~69

自作つぃのべるのまとめです。 2019年1月分。
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リュカ @ryuka511

大陸の覇権をかけた戦で、奴と何度も剣を交えた。我が王に大陸の覇権を、その想いは真実だが、奴の巧みな戦術や剣技を越えてやりたいという想いもある。だが最近奴を見かけない。他国に敗れるような奴ではないと思うが。今はただ再会を望む。戦とは無関係に、お前と一騎打ちがしてみたいんだ #twnovel

2019-01-01 23:42:36
リュカ @ryuka511

君と結ばれるまで、輪廻転生を何度も繰り返す。僕と君は結ばれなくてはならない運命なのだから。なのにどこで間違えてしまうのだろう。泣きながら事切れた君を抱きしめ、僕の死を待つ #twnovel 彼には以前も会った気がする。けど私の本能が警告する。そいつに近づいてはいけないと。死の運命を変えよと

2019-01-03 01:10:54
リュカ @ryuka511

一面の草原を見渡す。ここにはかつて村があった。夕暮れの草原からは家路につく子供達のはしゃぎ声や、夕餉の支度の音と匂いを確かに感じる。ここは魔王軍に焼き払われ、かつての面影などない筈なのに、それでもここへ来てしまう。黄昏時の魔法が、失われたものを取り戻してくれないだろうか #twnovel

2019-01-03 23:29:55
リュカ @ryuka511

一族の長として常に冷静であるよう努めてきた。お前と結婚した時も笑み1つ見せなかった。幸せな暮らしはさせてやれなかっただろう。お前は一族の繁栄に大きく貢献してくれた。感謝は尽きない。だがそれを伝える術を知らない。お前を失っても俺は変わらないんだろう。それはきっと悲しい事だ #twnovel

2019-01-05 00:42:53
リュカ @ryuka511

叶わぬ恋の果てに、あの人の幸せを願って海の泡と消えるはずだったのに。心と裏腹に、身体は死を頑なに拒否した。みんなは私が消えてしまったと思っているから、誰も探しに来ない。海はこんなにも冷たかっただろうか。冷たい海に独りきり、一日も早く泡となって消える事だけを願い漂う。 #twnovels

2019-01-05 23:08:29
リュカ @ryuka511

稀代の賢帝、偉大なる指導者、麗しき君主、貴方を讃える数多の言葉。献上された宝飾品に稀少な花。貴方の死に嘆く人々からの捧げ物が柩を埋め尽くす。有象無象な捧げ物に彩られた柩の何と空しいことか。誰一人として貴方を正しく見てはいないのだ。こんな物は、貴方の高潔さを穢すだけなのに #twnovel

2019-01-07 00:50:10
リュカ @ryuka511

「怯えないで、すぐ済むから」強張った顔の君に優しく声をかけた。私の手にあるものから君は恐怖のあまり目を離せずにいる。こんな顔をさせたくはないのだけれど、仕方がない。横たえた君の顎に手をかける。 #twnovel 「痛かったら手を上げてね」虫歯を削る音って私自身も実は苦手だったりするんだよね

2019-01-08 00:15:06
リュカ @ryuka511

戴冠式を控え、静かに目を閉じる。父上の不審な死、継母上の策略、異母兄の野望、臣下達の派閥争い。数多の問題に立ち向かわねばならなかった。信じられるのは自分だけだと思っていたあの頃。僕に寄せられる信頼と、愛情を感じられたから、全てを背負って僕はここに立つ。皆の明日を守る為に #twnovel

2019-01-09 00:40:59
リュカ @ryuka511

弟と同じ人に恋をした。彼女を手に入れたのは僕だった。だがそれは僕の魅力ではない。次期国王は僕で、僕には妃が必要で、情勢的に彼女が適切、それだけの事。彼女はそれを解っていて、弟と密かに惹かれ合う。彼女を妃に迎えても、こころが手に入らないのなら、これほど苦しいことはなし #twnovel

2019-01-10 00:34:45
リュカ @ryuka511

時の神を倒し世界の時を止めた。これで君を死の運命から救う事ができる。時が止まった世界で、君はまばたき一つせず私を見つめたまま静止している。それでも頬には血の気が差している、君は生きているのだ。その事実だけあればいい #twnovel 動かぬ時に座す者、静止した世界で永遠に愛しき人を腕に抱く

2019-01-11 00:13:44
リュカ @ryuka511

子供の僕らは親の都合ってやつに逆らえなくて、俯く君に何も言えなくて、境内の隅に並んで座って、神様に時を止めてと願ってた。あの夏、夕闇せまる鳥居の奥で君と迷子になりたかった。そしたら今も一緒にいられたかな。結局、怖気付いて君の手を引けなかった。僕の判断は、きっと間違ってた #twnovel

2019-01-12 01:02:20
リュカ @ryuka511

数百年の長きに渡り棺桶の中に眠る聖女。世界の危機に彼女は目覚め身を呈して世界を救い、再び長き眠りにつくのだ。彼女が眠っているのは世界が平和な証だという。本当にそうだろうか。ならばなぜ世界はこんなにも嘆きと悲しみに満ちているの。聖女よ、世界を救え。棺桶の聖女は何も答えない #twnovel

2019-01-12 23:18:41
リュカ @ryuka511

勇者に救出された王女は彼に惹かれていた。王家直属の騎士である青年の心は、醜い感情と騎士道精神の間で揺れる。神託に導かれた素性の知れぬ少年が、魔王を討ち王女救出を果たした。由緒ある騎士の家系など、命の恩人である勇者の前に何の重みも無いだろう。王女の幸せを、祈るしか無いのだ #twnovel

2019-01-14 01:14:16
リュカ @ryuka511

君に言わなくちゃいけない事がある。生涯胸に秘めておくつもりだったがもう限界だ。君も察しているのだろう。責めるような目で僕を見つめる。僕の告白を聞いてくれ #twnvday 君を殺したのは僕だ。お妃様の命令で君のグラスに毒を。逆らえば殺された。だがその方が良かったのだろう。君の手で僕に断罪を

2019-01-15 00:14:54
リュカ @ryuka511

堕天し真っ赤な翼を広げた君は、今更白には戻れないと悲しげに言う。君が堕天に至った理由を知っている。私達はただの象徴、それ以上でも以下でもない。その事実に君は絶望した。だからこそ私は君に戻ってきてほしいと願う。白い翼だけが天使ではないのだと人々に、何より君自身に伝えたい #twnovel

2019-01-16 00:47:40
リュカ @ryuka511

君は沢山の難しい事をよく知っていた。僕は君の話の半分も解らなかったけど、君が楽しそうに話すのが好きだった。だけど、僕が理解できてないと気付いて、ごめんと言って君は話すのをやめてしまった。いつか君が指差した星の名前は何だったか。君と同じ世界を見たくて、君の知識を追いかける #twnovel

2019-01-17 00:12:04
リュカ @ryuka511

兄様の次期国王としての最初の任務は魔王軍討伐だった。無茶だと誰もが思った。継母の王妃が実子を王にする為の企みだと噂が立つ。魔王軍に紛れて王妃の私兵が兄様の命を狙うかもしれない。けど行かないでと私が止めることは出来ない。魔王軍も継母の野望も打ち砕くと笑った兄様を信じ見送る #twnovel

2019-01-18 00:42:04
リュカ @ryuka511

人間の理解を超えた魔法を扱う魔女は、恐れられ忌避された。魔女は人間との関わりを避けたにも関わらず、人間は魔女を探し出し、接点も無いままに魔女を悪とみなし攻撃する。魔女は小さく笑い、炎に呑まれて行った。焼き払われた魔女の屋敷。魔女の愛した一輪の花だけが、揺れる。 #twnovel

2019-01-19 00:37:20
リュカ @ryuka511

9.ゼルダの伝説シリーズ 全作品網羅はしてないですが、『夢を見る島』に一番ハマりました。マリンちゃん……!(´°̥̥̥̥̥̥̥̥ω°̥̥̥̥̥̥̥̥`) ほのぼのとした島の雰囲気の中、垣間見える不穏な空気、その正体がわかった時は本当に衝撃でした。 難易度高めなアクションもやり甲斐があります。

2019-01-19 01:31:05
リュカ @ryuka511

「森の外は危険だから決して出てはいけないよ」幼い少年に老婆はそう言い聞かせた。少年は老婆の言葉を信じ、森で幸せに暮らしている。森の外には危険どころか、何も無いのだ。小さな嘘と大きな真実、少年に絶望的な真実を見せまいと老婆は必死だった。この森なら、永遠に少年を守れるだろう #twnovel

2019-01-19 23:01:01
リュカ @ryuka511

神託によって魔王討伐を命じられた少年は、抗う術もなく旅に出た。各地で魔王軍と戦い力を付けていく。やがて少年は激闘の末魔王を討つ。人々は歓喜に沸き少年の帰還を待った。 #twnovel あの強大で恐ろしい魔王を倒した自分、もはやそれは人にあらず。自分が恐れられる前に、少年は消息を絶った。

2019-01-21 00:40:25
リュカ @ryuka511

誰もこんな痩せっぽちの子供が暗殺者だなんて思いもしないだろう。この仕事に就いてから、飢える事も寒さに震える事もなくなった。依頼を受けて人を密かに殺す、証拠を残さず速やかに立ち去る。それさえ厳守すればいいのだから。血と罪に汚れた右手でも、君を守り生きる道を開いてみせる。#twnovel

2019-01-22 00:37:27
リュカ @ryuka511

「誓います」神の御前で君ははっきりとそう言った。だが本当は、そんなこと微塵も思っちゃいないんだろう?我が国に従属すれば安泰だ。君は道具に過ぎない。私もまた然り。君の国が手に入れば、我が国は貴重な資源を確保できる。王族の婚姻などそんなものだ。民衆の祝いの声に、虚しく手を振る #twnovel

2019-01-23 01:21:03
リュカ @ryuka511

ここへ来た時の貴女は身体にも心にも深い傷を負っていました。周り全てを敵だと思い込み、自分さえも責め続ける貴女を、どうにか救おうとしてきました。私達の想いは貴女に届いたと考えてよいですか。新しい家族に迎えられた貴女の穏やかな瞳。遠く遠く離れた貴女がどうか笑っていますように #twnovel

2019-01-24 00:33:04
リュカ @ryuka511

老賢者は杖をつく。ゆっくりと歩くその足取りに、賢者を過去の人と笑う者も多い。彼らは知らない。年季の入った賢者の杖には膨大な魔力が蓄えられているのを。年老いた今でも、魔王軍残党に引けを取らず戦える事を。自分を笑った者が態度を急変させるのを何度も見た。邪悪なのはどちらなのか #twnovel

2019-01-25 01:14:29
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