藁の汚染に関しての個人的まとめ

QEnergyTeleportさんの藁の汚染に関するツイートを個人的にまとめた物です。経緯が分かりやすくて、大変参考になりました。ありがとうございました。
3
@QEnergyTeleport

@hayano 7/30,31と東北大田村研のバックアップで宮城県北の空間線量を測ってきました。今日中にも@Kanetaさんがアップしてくれます。稲藁汚染のあった地域では0.1μSv/h程度で高くありません。16kBq/m^2程度のCsの効果で汚染が出ました(続く)

2011-08-03 04:05:48
@QEnergyTeleport

@hayano 現地で聞き取りをしましたら1つの稲藁ロール(1m程度の大きさで90kg程度)は250m^2の面積から集めて作るそうです。昨年の不順な天候で乾かなかった藁の一部は下の土が見えない密度でぎっしりと田圃に撒かれたとのこと。藁に数十kBq/kgが出た理由が理解できました。

2011-08-03 04:11:00
@QEnergyTeleport

@hayano 現地の生産者に聞き取りをすると、大半の藁は乾いたので昨年の秋に屋内に取り込んだとのことです。それは汚染されていませんでした。藁の汚染濃縮機構は単なる刈入の面積効果です。運悪く乾かない藁で被害が出ただけなので、生産者の方には全く過失は見られません。大変気の毒です。

2011-08-03 04:15:03
@QEnergyTeleport

@Gkner そうなんです。だから宮城県、岩手県や関東の低線量地域でも、事故当時に田圃にいっぱい撒いた藁があれば要注意だと思います。

2011-08-03 08:24:56
@QEnergyTeleport

@kurokky969 これは微妙で実際に調べてみたほうがいいと思います。でもそこについた総量はその占有面積分だけだと思います。ちなみに登米で野外に放置してあったロールが1つあったので所有者の方にお聞きしましたら事故前に作ったものでした。測るとやはり大した線量は出てませんでした。

2011-08-03 08:22:56
@QEnergyTeleport

@ainiasobu 大半は乾いたそうなのですが、一部がやはり間に合わず越冬させてしまったそうです。馬の餌の藁は買って与えるのではなく、御自分で作って与えるのですか?

2011-08-03 08:27:09
@QEnergyTeleport

@ainiasobu なるほど、馬の藁も注意なんですね。食肉用の馬の生産は東日本では余り多くないと思うので影響は小さいとは思うのですが、ちょっと気になります。

2011-08-03 08:38:57
@QEnergyTeleport

@odendango 牧草と藁の濃縮機構は違うはずです。藁はびっしり田圃を覆っていたので、落ちたCsほぼ全てが藁に付いた状況です。一方牧草はまだ寒い頃だったので新芽も出ておらず牧草地には土の部分が結構あったとのことです。土に落ちてから根から吸収すると相対的に少ないと思います。

2011-08-03 08:47:50
@QEnergyTeleport

稲藁でのCs濃縮が単なる藁を巻いた土地の面積だけで説明できることについて、答えておきます。まず汚染が出たという話の田圃の近所に休耕田がありました。聞き取りでは事故以降耕さず表面もほぼそのままの状態であるとのこと。これを測れば事故当時どれだけCsが降ったかがわかる。(続く)

2011-08-03 11:09:51
@QEnergyTeleport

(続き)休耕田の地上1mの空間線量を測ると0.13μSv/h。これを1m^2でのCsのBqに直すと21kBq/m^2程度。そして1つの稲束ロールを作るのに250m^2の藁(続く)

2011-08-03 11:18:57
@QEnergyTeleport

(続き)極端に全部吸着したと仮定すると1つのロール当りに21kBq/m^2×250m^2=5250kBq含まれる。乾燥すると1つのロールは約90kg(続く)

2011-08-03 11:21:19
@QEnergyTeleport

(続き)現在の藁ロールで5250kBq/90kg~58kBq/kg程度の汚染は軽く面積濃縮で説明できる。実際には20kBq/kg程度の汚染藁が出た。この評価は土の汚染度や藁のCs吸着率を測定していないため数倍の誤差はあり得るが、桁はいいはず。従って雨による濃縮機構等は要らない。

2011-08-03 11:26:23