一行でわかる「僕ヤバのヒロインが主人公を好きになったのはなぜか」

電鋸雛菊 @DaisyAdreena

以上の「山田から見た市川の評価」が市川にとっても救いとなり続けるんだが、 「基本ポジティブで善人」という山田の特性が 4巻末のKarte.56、57で市川を過去のトラウマから開放してしまう事になる 山田もまた市川を根本的な部分で救うに至る訳です

電鋸雛菊 @DaisyAdreena

僕ヤバと言えば「本番は2巻から」的な評もあるが 1～2巻で見られる山田の遠慮の無さは「子供っぽさ」からくる欠点も含み、 そのツケが3巻Karte.42で回ってきて市川からパージされかけるというしっぺ返しが来る 後の43話は市川のみならず山田の成長起点でもある、作中の大きなターニングポイントです

電鋸雛菊 @DaisyAdreena

何が言いたいかと言うと「相手によっかかるばかりの連中ではない」という事 どちらかがやられっぱなしでも恩恵受けっぱなしでもない 不均衡な状態に見えてもいずれ対等な関係性に近づいていく性質の漫画です

電鋸雛菊 @DaisyAdreena

『オタク君がギャルや包容力のある女子から関心を持たれ構ってもらえる漫画』といった 未読時点での先入観くらいでとどまっている層には 「不遇な山田が包容力のある市川から関心を持たれ守られる」という基底部分を把握して頂ければ 非常にフェアな作品であるという本質が見えてくるかと思います