輪るピングドラム　4話までの整理メモ

ごみょ@嗚海護（おみまもる） @gomyo

ピングドラム4話時点の整理メモ。情報や伏線の取捨選択は必要かと思われるけど、拾っておけるところは頭に入れておきたい。ということで完全自分用メモをつらつらと書いていきます。小説は買ってるけど未読、試運転マニュアルは一部目を通した程度です。

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【銀河鉄道の夜について】モチーフとして登場するリンゴは苹果？それとも林檎？OPに出てくるリンゴや苹果の携帯のストラップのリンゴは、宮沢賢治が指す「苹果」つまり西洋リンゴではなく、丸っこい形状から和リンゴと思われる。

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リンゴの形状については、アニメなので視覚的な象徴として分かりやすい「和リンゴ」の形を取っているだけなのかもしれない。苹果は西洋リンゴのことで、中国語のピンインで読むと（ping guo ピングオ）である。和リンゴの林檎は（lin qin リンチン）と呼ぶ。

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もしリンゴが、西洋リンゴである苹果であったとすると、ピングドラム1話の子供の会話に出てくるリンゴも苹果のことを指している可能性が高い。そして、「リンゴそのものが小宇宙で、愛による死を自ら選択した者への褒美でもある」と子供に解釈させている。

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意味合いとしては「肯定的な死のイメージ」ではないかなと思う。これは、陽毬が望んでいた死そのものではないかとも考える。陽毬が望んだというのはまた後で。

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しかし、宮沢賢治の「銀河鉄道の夜」からの引用が多いのはいいが、細かい部分の描写は食い違っている、もしくはわざと変えているように見える。情報としては、あまり深く考えない方が裏切られることはないのかな。

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名前について。高倉晶馬はジョバンニ、高倉冠葉はカンパネルラのもじりに見える。生存戦略そのものが何であるかもよく分かってはいないが、最終的に残るのは晶馬君なのだろうか。ものすごく安直だが、カンパネルラは既に死んでいたのだから。

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【高倉冠葉について】今のところ一番怪しいのが彼である。陽毬が死んだ後、妙に冷静であった。というよりも、水族館で陽毬が死ぬ運命であったことを知っていたかのような反応にも捉えられる。水族館で陽毬は死ぬ。ただ何らかのきっかけにより陽毬はすぐに生き返る。

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ということを、知っていたのではないかと。だからこそ帽子が陽毬を生き返らせ、操っていると冷静に分析できたのではないか。また、ピングドラムを探すことについて、陽毬のためとはいえ何のためらいもない。やはり事前に、過去に、水族館に来たときに何かあったのではないか。

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【高倉陽毬について】陽毬は実の妹ではない可能性もある。１話最後のシーンの冠葉のキスや生存戦略のシーンからそういう捉え方もできる。

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これは読みすぎかもしれないが、柱の背比べの傷があまりにも少ない。複数の傷がついていて然るべき場面なのに、一本傷に見える。陽毬が高倉家の一員となった直後に何かが起きた。例えば、両親の不在に繋がる何かが。その時から背比べが行われていないとかとかとか。。。

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また、陽毬は死に際に「さようなら」と自分の死を素直に受け入れている。彼女は今まで一度も「生きたい」とは言っていない。番宣PV4のナレーションは幼い陽毬の台詞？「あなたの頭の中の幸せを私に押しつけないで。私は人生に決着をつけたいの。」彼女の視点から語られる時はいつくるのだろうか。

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【ペンギンについて】高倉家の人間にのみペンギンは見え、その性格は１号は冠葉に、２号は晶馬に、３号は陽毬に似ている。プリンセス・オブ・ザ・クリスタルが言う「何者にもなれなかったお前達」そのものがペンギンではないのかな。

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しかし、何故ペンギンなのか。カレーのパッケージや宅配便のロゴ、苹果の携帯ストラップなどなど。街中に溢れるペンギン達も何かの象徴なのだろうか。

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【１話について】冷凍便で送られてきたペンギン達だが、その送り主は誰なのか？また、水族館に居たペンギン達とプリクリ様の帽子。水族館に行こうと言い出したのは陽毬だが、全てが偶然とは思えない。必然的にこの場所が選択され、帽子は選ばれたはずである。

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水族館は高倉家にとって思い出の場所であることは、家に飾られている写真からも分かる。やはり過去、両親が居た時の話に繋がると思われる。

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【苹果のDESTINYについて】預言に近い内容だが誰が書いたのか。漢字とひらがな混じりでたどたどしい文章。だが、多蕗先生のみ漢字であることから、苹果が幼い時に書いた可能性が高いと考える。または、苹果にもプリクリ様のような別人格が宿っている可能性も無いとは言えないかな。

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現状、彼女が言うDESTINYは多蕗先生との運命であり、その運命の手順を日記？通りに無理やり再現していっていることが分かる。しかし、次第に日記の内容に当てはまってきているのは、多蕗先生ではなく晶馬である。

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ツバメの巣の場所も知った、カレーも食べた、キスもした。また、多蕗先生との運命が、苹果の思ったように運ばない理由として、時籠ゆりさんの存在が挙げられる。彼女はあれほど多蕗先生にとって重要な人物でありながら、苹果の日記？には登場していないイレギュラーな存在である。

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DESTINYの先に何が待ち受けるかは未だ分からないが、そこに多蕗先生と晶馬が関わってくるのは間違いがないでしょうね。

ごみょ@嗚海護（おみまもる） @gomyo

【４話ラストについて】苹果の日記？ではエレベーターとなっているが実際はエスカレーターだった。これは作画ミスなのか日記？の内容がずれてきていることを示しているのか。どちらでしょうね。