家庭環境と学力
家庭環境と学力の関連 tmaita77.blogspot.com/2014/04/blog-p… 家庭環境と絡めると,こういう事実が浮かび上がってくる。子どもの貧困対策を支持するエビデンスになる。 pic.twitter.com/OAQcdFtDMU
2017-05-10 18:14:12遺伝か環境か
格差と学業成績~遺伝か環境か 安藤 寿康(慶應義塾大学 文学部 教授) / blog.crn.or.jp/report/02/273.…
2020-04-05 22:32:26行動遺伝学の枠組みでは、経済格差のような家庭環境の差異は、環境要因にだけでなく遺伝要因にも関わるものと考える。そして一見すると環境決定論で説明できそうな現象の中に、遺伝要因が無視できないほど関与していること、
2020-04-05 22:32:32特に家庭環境のなかで遺伝要因に依らない純粋な環境要因(これを行動遺伝学では共有環境という)が個人差に及ぼす影響は、原則として非常に小さいことが繰り返し示されてきた(Turkheimer, 2000)。
2020-04-05 22:32:33本調査の双生児組数のうちわけ(二卵性は同性と異性のペアを合計している) pic.twitter.com/vFanEn0si2
2020-04-05 22:32:35(´ω`) 両親の最終学歴の組み合わせ数を掲げた(回答は任意のため、この項目には無回答もあったので、総数は表1とは一致しない)が、同程度の学歴の組み合わせが多いものの、一方が中・高卒、他方が大学・大学院卒の組み合わせも少なくない。
2020-04-05 22:32:37子どもの算数の学業成績の親の所得階層による格差 pic.twitter.com/1ACuxehjuJ
2020-04-05 22:32:38子どもの国語の学業成績の親の所得階層による格差 pic.twitter.com/9rBQaq5TfQ
2020-04-05 22:32:39サンプルサイズが小さく十分に信頼できる代表性をもっていない可能性もある年収400万円未満の低所得者層(またこのような調査に自発的に回答するご家庭は、低所得層を代表していない可能性も考えられる)を除いて、
2020-04-05 22:33:52サンプル数の大きな400万円以上の所得世帯について見る限り、明らかに所得が高いほど、それに従って子どもの学業成績が高くなる
2020-04-05 22:33:53低所得階層まで含めて階層が高いほど子どもの学業成績はよく、学習時間も長く、塾やおけいこに通った経験の割合も高い(算数で低所得層と中所得層の値に有意差がなかった以外は、いずれの階層間にも統計的に有意差が認められた)。
2020-04-05 22:33:55収入・親の学歴と子どもの学業成績・教育環境の相関係数 pic.twitter.com/8Au2eaknxW
2020-04-05 22:33:56そのすべてに統計的な有意な正の関係があることがわかる。その値は0.12から0.24程度と必ずしも大きくはなく、説明率(相関係数の自乗で求められる)にすれば1.4%から6.0%(平均2.6%)に過ぎないとはいえ、統計的に無視できる大きさではない。
2020-04-05 22:33:56算数の学業成績の所得階層格差と階層内のばらつきの大きさ pic.twitter.com/6Y4SNvlcl7
2020-04-05 22:35:04国語の学業成績の所得階層格差と階層内のばらつきの大きさ pic.twitter.com/LlzcTnO2tf
2020-04-05 22:35:05学習環境の階層差 (a 学習時間、b 塾、c おけいこ) pic.twitter.com/2AguUKyenF
2020-04-05 22:35:07(・д・)ホォー 教育環境とその成果に社会経済的階層の格差は確かにあるものの、教育社会学が強調するほど階層の境目は明確ではなく、むしろ同じ階層の中にも階層間の差を上回る大きな個人差があることが明白である。
2020-04-05 22:35:07