学問の世界では７割方正しければ認められます

とにかく、最初はこの一言。

で、まとめてみたわけですが・・・・

さて、昨日は「非生産的な議論はしたくない」と言ったはずなのに・・・

ほう、どんな？**

いやはや・・

・知能テストの得点が完全に遺伝に依存することを想定
って、まずここで「え？」

１．知能テストそのものが「本当にその人のパーソナリティを完全に把握する手段として適当なものなの？
２．得点だけが一緒でも、問Aで２０点問Bで３０点の人と、問Aで４０点問Bで１０点の人が「同じ」だと考えるの？

まず・・・
「サイエンス誌」は”研究”はしていません。学者の投稿を査読の上、掲載はしていますが。（まあ細かいところだけど、学生サンならこういうところに気を遣わないで文章書くのはどうでしょう）

で、探し出した本文はこれ

細かい字でたくさん書いてあるし、使っている単語も面倒くさそうなので、日本語化されている文章を捜してきました。

でも。どこをどう読んでも、「親がヤクザなら子もダメ」なんて書いてません。むしろ、遺伝の重要性は以前より増したとは言っても、”非遺伝性因子が重要であることの強力な証拠をも供給しているのである”とも書いてあります。

というよりも、この論文は、あくまで「行動異常・精神病理・パーソナリティ・認知能力」など個々の事例を取り上げていくなかで、「これらは遺伝も重要な要素である」という事を言っているわけで。

「一般的知能が移行性言語推論能力」って、具体的に何でしょう？

＞ 神経症的傾向職業への興味空間的推論能力学業成績

えっと。。。。これ、どこを縦読みすればいいんですか？

＞処理スピード記憶は０．２程度。

で、処理スピードの遺伝的要素の相関って、何？

＞遺伝だけでこれだけ決まります。

いやだから、どうしてそこで０．２って決められるの？
The genetic basis of complex human behaviorsのどこにも
そんなの書いてない。

＞同居の義理の親子が０．２なのでこれが環境要因だといえます
この「同居の義理の親子」の何が０．２なのか？今までいろいろなもの挙げていますが。

（このあたりの数字は、後にどこから出したのか判明します）

ここだけは「確かに正しい」
どのような政策を是とし、非とするのかに関して、「客観」などできるわけがないという事は理解しているようです。

まあ、語るに落ちた、というところでしょうか

さて矛先がこっちに向かってきましたよ。