とある地方の夢の跡のおはなし

@tsuchie88氏が語るある一地方を翻弄した時代の流れ、あるいは「データセンター今昔物語」。
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(๑╹◡╹๑) @tsuchie88

メインフレームは限りなく小型化・高性能化して、データセンターはスカスカに空いてあまるようになる。90年代末から、00年代にかけてその空いた場所に、UNIXサーバやPCサーバが増殖するようになり、新たなデータセンター不足時代がおきるようになる

2011-08-08 20:51:16
(๑╹◡╹๑) @tsuchie88

ただ、それがバブル期とは異なっていたのは、物理的な媒体によるデータ交換の必要性と、土地の価格から都心部からある程度はなれたところに巨大な面積を有する専用センターが必要だったのに対し、インターネット時代のそれはネットワーク的な近さが重要になる。都心にデータセンターが回帰するのだ

2011-08-08 20:52:57
(๑╹◡╹๑) @tsuchie88

ところが、米国では全く逆の減少がおきる。データセンターは、より土地が安く、電力が安価で安定的に確保でき、さらに言えば空調の冷却用に安定的に水の確保ができる土地にデータセンターが移転して、そこに超高速なデータ回線が敷設されるようになる。運用規模が日本と比べ桁違いに大きいからだ

2011-08-08 20:54:59
(๑╹◡╹๑) @tsuchie88

かくして、バブルの遺物である、あくちぶの実家周辺は、単に田舎というだけでなく、一回りもふた周りも取り残された世界となっていったのである。バブル時代の華やかさがなければ、単なる田舎で終わっていたのだろうが、逆に痛々しさが残る形での取り残され方となっているわけだ

2011-08-08 20:58:05
(๑╹◡╹๑) @tsuchie88

これが、また単純に中目黒駅前の無機質なビルならいいものの、バブル時代だったからむやみに未来的(ただし80年代基準)な概観のド派手なデータセンターだから、痛々しさも増幅されるわけである

2011-08-08 21:00:30