"Paris et province" ou "ville et banlieue"
RT @motogao: うああああ!!痛え!この27歳の論客マジ痛ええ!!何から何までちょっと研究して全能感持っちゃった27歳の院生が言いそうな台詞のオンパレードで痛すぎる!!やばいなあ、他人事じゃないぞこの痛さと痒さ。/原発依存症に陥った福島を生んだのは http://t.co/i74KHEH
2011-08-08 23:11:03門外漢だけど、『フクシマ』はいい研究だと思うよ。ただ、インタビューを受けるときに「自発的な服従」を発声させてきた権力構造の問題よりも、脱原発デモの方にむしろ話を集中させてしまうというのが、何というんでしょうね…やはり論者も何かの軛の中にいるような、そういう苦しさを感じますね。
2011-08-08 23:14:52サイゾーのインタビュアーの誘導もあるのかもしれないけど、その話題の選び方が、著者自身が自発的に何かへの服従に向かおうとする態度となっているように見えて、苦しい。
2011-08-08 23:16:14二つ前のツイート、「自発的な服従」を発声させてきた→自発的な服従」を発生させてきた のまちがいでした。すません。
2011-08-08 23:16:58開沼さんの研究内容は適切だけど、デモについての理解があまりにも80年代以降の感性でしかないなと思った。ある権力構造と支配がある場では、あるコミュニティにとって「デモの主張が暴力になりうる」のは当たり前。で、それが暴力として作用しうる条件を俯瞰して問うのが研究だろうと思うんですよ。
2011-08-08 23:43:48あのインタビューでは、原発に対する彼の政治的な主張が、「デモという手段への評価」への主張と混じってしまっている。しかし社会科学をする者で、現行の民主主義システムと近代的な意思決定プロセスを理解しているなら、この二つは次元の違う議論だというのがわかっていなければならないのでは。
2011-08-08 23:46:5018世紀屋だけどいちおう意思決定論とかそういうのの黎明期に関わる思想を扱ってるんで、一言言っておきたかった。
2011-08-08 23:49:03まあでも、ここから敷衍して「21世紀の日本で各種のデモや反対運動がうまくいきづらいのは何故か」論をフィールドワークベースで展開させてくれるなら、それは大変興味深い。デモもストも抗議行動も多くの法治国家で単なる当たり前のことなのに、どうしてここまで社会の「異物」化したか不思議です。
2011-08-09 00:03:49@okisayaka そのあたりは、後藤道夫さんの戦後日本の企業主義統合を中心とした大衆統合のあり方がヨーロッパ型の福祉国家と大きく違うからという説明が参考になると私は考えています。http://t.co/sav92Ks
2011-08-09 00:08:59@koheisaito0131 なるほど。情報ありがとうございます。その本は読んでいませんでした。戦後日本の企業主義統合は確かに重要な気がします。それが前近代にあった何の代わりとなったのかも含めて気になるところです。
2011-08-09 00:12:35@okisayaka 僕は山田盛太朗のいうような、後進資本主義国家であった日本の場合は「半封建主義、半資本主義」状態で、国家主導の集権的資本蓄積体制と農村の相対的過剰人口が半プロレタリアの搾取が急速な工業化と帝国主義化を可能にしたと考えています。
2011-08-09 00:35:26@koheisaito0131 なるほど。反封建主義、反資本主義、ですか。それだとプロレタリア搾取も容易そうですね。何となく、お上—大名—農村の関係を、官僚機構—企業—日本国民の関係に重ねてみたくなりました。
2011-08-09 00:48:36実はさっきのサイゾーの記事、若手論客ががんばってるのはいいじゃん!という擁護をすることが前提で読みに行って、後半部分の議論にひっかかり、結局おおいにdisってしまったという。私、実は脱原発関連の主張はおそらく著者と近いのですが、デモと反対運動についての感性に違いありすぎた
2011-08-09 00:52:07@okisayaka 個人的な体験なんだけど、上関の反対集会に参加した際、「職業活動家」(?)が一定の割合でいたことはともかく、ごく普通の主婦層の人たちがごく当たり前に「優生思想丸出し」(←川崎視点から見て)で語っていることに堪らないいたたまれなさを感じた。
2011-08-09 00:53:14@kawa_katu それは川崎さんがご存じのように、日本がそうとうな優生国家でしたからね。そういう意味ではなくて、ですか?
2011-08-09 00:54:38@okisayaka ちょっと違う。心情的にあんま悪口は言いたくないが「まだ、まにあうのなら」をはじめて読んだ際に感じた違和感を一気に増幅させられた感じ。
2011-08-09 01:03:00@kawa_katu ああ、なるほど。仮にその運動に関わった方々の多数にそういう主張がみられたとしても驚きません。そもそもそれは原爆の時からあった心理的反応で(しかも当時は優生思想真っ盛りで)予期できた話かと。
2011-08-09 01:18:53@kawa_katu むしろ私が怖いのは、「そういう主張はまずい」という外からの指摘や対話が充分にないまま、無言のうちに「少数の変わった人たち」として「運動をする人種」という理念的存在を社会構成していく雰囲気が日本にあるように感じることです。杞憂だといいですが。
2011-08-09 01:19:12@okisayaka 自分自身のささやかな経験を今でも上手く整理できないんだが……。個人的に、開沼氏が都会の人の反対運動に違和感を感じる感性がすごく理解できる気がするのね。オレの親族の半数は東海村の近隣の住民だし、浜岡のすぐ近くに住んでる親戚もいる。(続く)
2011-08-09 01:19:54