"Paris et province" ou "ville et banlieue"

おきさやか（Sayaka OKI） @okisayaka

@kawa_katu あ、すいません。続きをどうぞ

川崎 勝/KAWASAKI Masaru @kawa_katu

@okisayaka 結局、当たり前だが、優生思想ってのは選民思想と紙一重だし、都会から来た無意識の優生思想の人って、地元の「推進派の人」をまったく無自覚の内に思いっきりバカにするじゃん。「あの人たちを正しい思想の私たちが導いてあげなければ」って。

おきさやか（Sayaka OKI） @okisayaka

@kawa_katu 開沼氏が都会の人の反対運動に違和感を感じる感性は尊重されてしかるべきだし、著書でもよく説明されていたと思います。ただ、よくわからないのは、何故それが一部の反対運動の「主張」への反論ではなくて、「反対運動というもの」全体への批判に転化される方向に行くのかですね

川崎 勝/KAWASAKI Masaru @kawa_katu

@okisayaka 上関の場で、自分自身が「都会からきたよそ者（一応、山口県民ではあったが）の反対派」であるのに、むしろ「何も知らない可哀想な地元の推進派」を弁護したくなったという。

おきさやか（Sayaka OKI） @okisayaka

@kawa_katu うーん、個別の事象についてはそうですか、というしかないのですが、この件について私と川崎さんの間にはスタンドポイントの違いというのはあるような気がしますね。私は「都会人」と名指される側で、そこにくっついてくるイメージに困惑している身の上ですから。

おきさやか（Sayaka OKI） @okisayaka

@kawa_katu この種のすれ違い問題ってジェンダーの非対称性のように難しいです。私が男性特権について色々言うと、「え、被害妄想だよ。どうしてそんなにバカにされてると思いこんでるの？」という答えが（一部の）男性から返ってくるのと似たような現象が「都会」「地方」でもありますね

川崎 勝/KAWASAKI Masaru @kawa_katu

@okisayaka 開沼氏の主張が反対運動全体への批判とは思わないけど、反対運動は、原発を押し付けられてしまった現地の人たち（推進派も反対派も含めて）への共感に基づいていないと無意味だと思う。正直なところ、「都会の人間の我が身大事の運動なんてケッ」って発想は理解できる。

おきさやか（Sayaka OKI） @okisayaka

@kawa_katu つまり、今のお話だと、どうして「ただの都会の運動家」が川崎さんの目に「えらそう」にうつりうるのかが、私には容易にわからないのだと思うのです。きっと、何らかの（それこそジェンダーのような）象徴暴力の構造があり、川崎さんはそれを感知されたのでしょうが。

おきさやか（Sayaka OKI） @okisayaka

@kawa_katu 地元の人たちにとって無意味になりうることは理解できます。で、どうして運動がそこまで無意味になってしまう構造があるのかについて考えたいわけで。

川崎 勝/KAWASAKI Masaru @kawa_katu

@okisayaka あ、時間差でごめんなさい。個別におきさんがどうだってことではなく（私も上関では「よそ者のくせに」と言われる側だったので）、「よそ者」の側から見ても、現地の人への（無自覚な）侮蔑的な視線が当たり前の運動は違和感を覚えたということで。

おきさやか（Sayaka OKI） @okisayaka

それにしても、日本語の世界の「都会」「地方」の切断の鋭さには驚かされる。中央集権体制という意味では同じくらいひどそうなフランス語の世界より強烈な気がするんだけど。

おきさやか（Sayaka OKI） @okisayaka

@kawa_katu あ、いえ、別に私への批判とは受け取ってないです。まあ、そういうことならわかりました。

川崎 勝/KAWASAKI Masaru @kawa_katu

@okisayaka 絡んだ形になって申し訳ありませんでしたが、日本の原発の最大の問題は、まさに「国内南北問題」と「世代間倫理問題」の2点に集約されると個人的には思っています。

おきさやか（Sayaka OKI） @okisayaka

実質的に、日本の「地方」はフランスの「郊外」にあたるのかな。言い過ぎでしょうか。＞francophoneクラスタ社会科学系の方々

minolu @minolu_fb

郊外っていうのは、都市に通勤することができる中間層が、労働者階級が増えてゴミゴミしちゃった都市中心部から抜け出して、庭つき一戸建てを得たという流れでできた地域、別名田園都市という話を聞いたことがあります。地方とは別の概念でしょうね RT @okisayaka 実質的に、日本の

kamomé @goeland_argente

@okisayaka 全然違いますね。フランスの「郊外」は私の研究対象なのですが、これは移民問題と社会的亀裂の象徴です。表層のレベルでも実態のレベルでも、「郊外」問題はヨーロッパの中でさえフランスに特有の問題であるといえます。政策的に作られた問題でもありますし。

おきさやか（Sayaka OKI） @okisayaka

.@naokimed もちろん、現象としてはそのような状況と理解しているのですが、では、「周縁性」という問題ではどうですか？労働力供給や産業構造のために集住させられた区画であるとか、都市計画が失敗している状態であるとか。…やや、感覚的な質問かもしれませんが。

おきさやか（Sayaka OKI） @okisayaka

.@naokimed ちなみに、「社会的亀裂」は実は日本にも「都会」と「地方」で存在するのでは、が私の話の出発点です（「南北問題」と表現する人すら）。ただ、「実は」とあるように、仏の「郊外」ほど可視化されていない。

おきさやか（Sayaka OKI） @okisayaka

@naokimed まあ、専門的なデータの集積としてみたときに、両者を等価物であるなどと申す気は私ももちろんありません。なんて言うかな、「ブルボン王朝と日本の官僚機構の現状は似てる」と言って多少何かを理解した気になったりする程度の「類似」かどうかという問いです。

Rio @ses_ailes

@naokimed: @okisayaka 門外漢ながら「全然違う」と思っておりました。日本の「地方」問題は角栄前あたりからの政策に端を発していると思います。勿論それ以前にあった問題を引き取りつつですが。＞「郊外」問題はヨーロッパの中でさえフランスに特有の問題であるといえます。

おきさやか（Sayaka OKI） @okisayaka

@minolu_fb えっと、フランスの独特な「郊外」問題についてはいまリツイした方々のおっしゃることを参考にどうぞ。

おきさやか（Sayaka OKI） @okisayaka

うーん、皆さん仰ることにはわかるのですが、１００％納得できない。というのも、私の問いは歴史上の経緯の違いではなくて、フランスの都市と郊外の間にある切断が、コロニアルな権力性による切断というところを介して、日本の中央と地方の関係に似ていることがあり得るか？なので。

おきさやか（Sayaka OKI） @okisayaka

日本と比べるのが大ざっぱすぎるなら問いを変えます。フランスのparis とprovinceの切断と、ville とbanlieueの切断は、どう性質が違うのだろうか。

おきさやか（Sayaka OKI） @okisayaka

念のため繰り返しておくと、フランスの「郊外」問題はさきほどのリツイにもあったとおり、とても独特です（以下、間違ってたら適宜修正してください＞専門家の方）。特に20世紀半ば、労働力供給源となった移民層（と国際紛争に関連する… (cont) http://deck.ly/~UfZyo

おきさやか（Sayaka OKI） @okisayaka

更に言えばフランスの場合、大都市の郊外が、文字通り、かつてコロニアルな関係にあった国々からの移民が多く住む場所になっていたりします。社会問題化するほど強烈な差別として良く知られるのが、居住地差別。履歴書にパリの住所を書くのと、郊外の地区の住所を書くのでは面接パス率が違います。