海からちょいと離れれば得られる恵みは乏しく、宗教的理由もありますが畜産が盛んでなかったので動物性タンパク質も貧弱、面積の七割が山なので耕作地自体が少ない。玄米が最大にして最後の砦だったわけです。
2021-08-26 11:04:02だがだからこそ日本人は「米の罠」に引っかかった。 米というのは大変優秀な作物で、同面積で比較すれば麦や他の穀物よりも多く収穫が得られるのです。そのおかげで、日本はその面積に比して、人口が増えた。 だがそれは逆に言えば・・・
2021-08-26 11:05:08「主要作物が米でなかったら、人口を維持できない」 もっと言えば「米じゃなかったら土地の奪い合いになり殺し合いになる」ということでもありました。 是が非でも、米を食い続けるしかなかった。 それが日本人の「米の宿命」!!!
2021-08-26 11:06:09米以外のものを食おうと思わせないために、米を少しでもたくさん食えるようにするために、日本の食文化は命がけで「ごはんのおかず」を高めてきたわけです。 要は「塩っぱいオカズをちょびっとで、大量の玄米を食らう」スタイルです。 米を食え、いいから米を食え!!
2021-08-26 11:07:30「主食」とは言ったものです。 米は全ての料理の主なのです。 米を称えるために、米に合うために、ごはんが進むようになるために、ひたすら千数百年、日本人は食文化を編み出し続けたと言ってもいいでしょう。
2021-08-26 11:11:39なので、「玄米食」は飽きにくいんですね。 「玄米」が飽きにくいのではなく、「玄米」が飽きにくい食文化が日本に未だに根づいているのです。 ですから、これを逆に考えると、おもしろい結果が出てきます。
2021-08-26 11:12:36いわゆる「低糖質ダイエット」をするにあたっての、コツの一つが、「先におかずを食べる」だそうです。 ごはん単独では意外とそんなに食べられません。 負荷なく米の消費量を減らせるんですね。
2021-08-26 11:14:18また、「先におかず」だと、「ごはんを進ませるための濃い目の味付け」にする必要がないので、塩分や脂分を自然に減らせるわけです。 「食べ方を変える」だけで、意外と効果があります。 お試しあれ。
2021-08-26 11:15:39漫画ソースで話をするのもどーかと思うけども、味覚の好みというのは保守的であるというのはよく言われること。日本人でも多少のバリエーションはあるように見えるけど、実は味のベースは醤油と出汁と砂糖でだいたい済むのではないかと思う。
2021-06-05 09:37:33イランにホームステイした知人は、毎日同じ食事を食べさせられたため、一週間後には耐えられず発狂したそうで、恐らく現代日本人ほど食事のバリエーションにうるさい人達はいないらしいのだ。これは太平洋戦争敗戦による満州系移民の帰国と、アメリカナイズの合わさった結果ではないかと思うのだ。 twitter.com/skryta/status/…
2021-06-05 01:09:59日本のテレビが食事の話ばかりしている理由はテレビを視聴するボリュームゾーンがお年寄りだからだと思うのだ。老人になると足腰が弱くなってあまり活動できなくなるけど、胃ろうにでもならない限り、食べる楽しみだけは最後まで残るのだ。
2021-06-05 00:21:47福岡時代、下宿先のオバチャンは大連帰りで元給食婦で、とにかく飯が美味かった。 華人って食への執着が昔からすごくて、登呂遺跡も中国への輸出用として古代華僑が稲の栽培技術を持ち込んだんじゃないかと、岡田英弘先生とか指摘されてた記憶が。華僑って、昔からいたので。 twitter.com/toriyamazine/s…
2021-06-05 01:31:08商人の語源が殷王朝(王都が商と呼ばれた)の亡国の民が、流通を担ったからのように、3000年以上前から華僑はいる。彼らは大量に喰うため、交易と流通ルート整備と穀物栽培技術などが、周辺地域に広がるそうな。 で、江戸時代の記録を見ると、江戸でも庶民はワンパターンの食事で意外と偏ってる。
2021-06-05 01:31:08フレンチのルーツはイタリアン。メディチ家のお姫様が輿入れするとき、宮廷料理人を連れて行った。そのイタリアンも、マルコポーロで知られるベネチア商人が、麺料理やらアイスクリームを元朝から持ち帰った。トルコ料理へのモンゴル・中華の影響は言うまでもなし。食は中華にありは疑いない。
2021-06-05 01:31:09正確には「四本足は机以外は喰う、二本脚は親以外は喰う」らしいです。 twitter.com/thedenkiya/sta…
2021-06-05 02:15:02F失、後世に付け足されたのだと思いますが、「空を飛ぶものは飛行機以外は喰う」と続くそうですね。 twitter.com/mogura2001/sta…
2021-06-05 03:22:16『二本足は人以外』ではなく『二本足は親以外』なのは親を敬う儒教の考え方ですね。すなわち、二本足でも他人や兄弟までなら食べてよし。というジョーク。 twitter.com/mogura2001/sta…
2021-06-05 02:23:00魯迅の『狂人日記』はまさに中国の人肉食が普通であったことから生まれた作品。薩摩藩では、琉球貿易を通しての密貿易で、罪人の肝臓などが中国への重要な輸出品であった。この罪人の肝臓は藩士が奪い取る競争があり、ヒエモン取りと呼ばれた。平田弘史先生の傑作『薩摩義士伝』の冒頭に詳しい。 twitter.com/japanfossil/st…
2021-06-05 02:51:16いちおう補足しておくと、本邦でも首斬り浅右衛門こと山田浅右衛門の家では、死体の肝臓や胆嚢、脳などを使って人胆丸や浅右衛門丸という秘伝の労咳薬を作って莫大な収入があったので、日本でも一部に人肉食の伝統はあったと言える。中国の場合はミイラをエジプトからも輸入するレベルだけど。
2021-06-05 02:51:17三国志というか三国志演義でもそんな話があったな。 あれ、良い話でまとまっててドン引きした記憶が… twitter.com/mogura2001/sta…
2021-06-05 02:55:20劉備元徳が、劉安という人物のところに立ち寄ったが、彼はもてなす良い食材がないので、妻を殺して料理。その気持ちに感謝して、劉備は美味しくいただいた。 吉川英治も、三国志執筆の際に書くかどうか迷って、彼我の文化の差を知る意味で重要と、注釈入れて書いてます。 twitter.com/nis_ktnm/statu…
2021-06-05 03:08:02日本にも飢饉やキチ○イが喰う話、人胆が薬みたいな話はあったど、妻や子供を食材にするのが美談と言うセンスはかけ離れてますなあ。 twitter.com/mogura2001/sta…
2021-06-05 12:15:47白眉は人肉レシピの乗っている書籍『輟耕録(てっこうろく)』だと思います。昔、ブログにも書きました。 atsujiya.blog96.fc2.com/blog-date-2007… twitter.com/mogura2001/sta…
2021-06-05 03:14:52@mogura2001 平田弘史先生の『薩摩義士伝』って、木曽三川の治水工事の実話が出てくる作品集だったかな…とてつもない難工事を幕府に強制され、予算も自前調達、多くの犠牲者を出しながらも事業をやり遂げ、最後に責任者は切腹する苛烈さが頭に焼きついています。薩摩の武士は敵に回すとヤバいと痛感しました
2021-06-05 11:11:51