校正者というお仕事の実態

校正者というお仕事について日本エディタースクールの中の人が呟いた内容をまとめました。ぶっちゃけ自分用。
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日本エディタースクール @EditorSchool

お話の端々から、調べること・確認をとることが非常に重要だと思っていらっしゃることが感じられました。いくら著者でも、全く間違いのない原稿を書くことは至難の業でしょう。そこをこつこつ裏づけをとっていく校正者の存在があって、出版物の品質が保証されているのですね。

2011-08-10 15:11:22
日本エディタースクール @EditorSchool

【校正者として働く・実際】出版社によっては、かなりラフな校正の基準のところもあるが、一番堅い(きっちりした)校正を基礎からしっかり学んでいたので、堅い仕事にもラフな仕事にも対応できる。どこで仕事をすることになっても怖くないと感じられる。

2011-08-10 15:09:39
日本エディタースクール @EditorSchool

【校正者として働く・実際】スクールでは現役の校正者でもある講師に、相当深いところまで話してもらっていた。仕事を始めてみてようやく、ここまで教えられていたんだと気づいたことも多い。

2011-08-10 15:09:14
日本エディタースクール @EditorSchool

【校正者として働く・実際】他社の選考では、情報誌の誌面のように文章や写真・キャプションが多く入っていて、いろいろな矛盾が仕込んであるページの引合せと素読みを、短い時間でやらなければならないこともあった。

2011-08-10 15:09:00
日本エディタースクール @EditorSchool

【校正者として働く・実際】選考は面談と実技試験。実技試験は90分の原稿引合せ。見落としの数もだが、赤字のきれいさ・見やすさや、原稿・校正刷を丁寧に扱っているかを見られたと思う。

2011-08-10 15:08:41
日本エディタースクール @EditorSchool

【校正者として働く・実際】初校(1回目の校正)・再校(初校の赤字を修正したあとの2回目の校正)で、見る眼(担当者)を替える。一人で見たら、一度見落としたものは何度見ても落とす危険性がある。他の人の初校の赤字・疑問出しを見るのはとても勉強になる。

2011-08-10 15:08:25
日本エディタースクール @EditorSchool

【校正者として働く・実際】疑わしいところはすべて鉛筆で指摘をする。仕事の契約内容によっては、出来上がった後に誤植が見つかるとこちら側の会社が責任を負い、罰金が発生する場合もある。疑問に思ったところはしつこく指摘しても迷惑がられることはない。

2011-08-10 15:07:54
日本エディタースクール @EditorSchool

【校正者として働く・実際】調べることには非常に時間と手間がかかる。はじめはかかった手間ほどにはお金にならないと思うことも。次第に時間配分がわかるようになる。時間が許す限り調べるというのは変わらないが。

2011-08-10 15:07:20
日本エディタースクール @EditorSchool

【校正者として働く・実際】特に年号や日付などの数字がでてきたときは、過去の新聞記事などをあたって正しいかどうか、念入りに調べる。1カ月、日付がずれているなどの間違いもあるので。この仕事を始めてから、数字に敏感になった。

2011-08-10 15:06:45
日本エディタースクール @EditorSchool

【校正者として働く・実際】調べるための資料はプロダクションの蔵書(4万冊ほど)や、図書館で借りてくる本、インターネットなど。校正者はあくまで原稿内容の疑問点を指摘するだけだが(勝手に直さない)、疑問や正解の根拠となる資料をコピーしてつけたり、裏づけはしっかり見せる。

2011-08-10 15:06:21
日本エディタースクール @EditorSchool

【校正者として働く・実際】手書き原稿は少なく、文字データをプリントアウトして編集者が手書きでルビなど指定を加えた原稿と、校正刷との赤字引合せ・素読み・事実関係や数字等の確認がメイン。200~300ページを4,5日が目安だが、時間内で調べられる限り調べて確認をとっている。

2011-08-10 15:05:59
日本エディタースクール @EditorSchool

【校正者として働く・実際】出社して仕事をしている常勤が37,8名、在宅校正者が10名ほど。在宅でも常時仕事を請けている人もいるし、家庭の事情等で在宅を希望し、請けられる範囲で仕事をしている人もいる。

2011-08-10 15:05:29
日本エディタースクール @EditorSchool

【校正者として働く・実際】プロダクション内に机があり、そこでそれぞれに割り当てられた仕事をしている。おしゃべりはほとんどなく、ほんとうに静か。たまに「シーン」という音が聞こえるときすらある。黙っていても平気な人、じっと座っていられる人が校正者に向いているかも。

2011-08-10 15:05:13
日本エディタースクール @EditorSchool

【校正者として働く・実際】さまざまなジャンルの仕事が入ってくるが、理数系・法律系・語学系などで専門知識を持つ校正者は少なく、常に求められている。得意分野があればそうした仕事がまわってくることもある。「ガンダムに詳しい人~」などと、社内で適任者を探す場合も。

2011-08-10 15:04:50
日本エディタースクール @EditorSchool

【校正者として働く・実際】校正プロダクションに勤務。プロダクションが仕事を請け負い、登録の校正者に仕事を割り振る。校正者1人1人は自営という立場だが、毎日10時~6時など定時(仕事量によっては残業もあり)に出勤する。時給制で、月ごとの支払い。

2011-08-10 15:04:27
日本エディタースクール @EditorSchool

昨日の説明会では、スクール校正講座の修了生で、現在校正者として仕事をされている方に、校正者として働く実際についてお聞きしました。こちらでもその内容をつぶやいていきます。校正の仕事に興味のある方のお役に立てばと思います。

2011-08-10 15:03:40