評論家の切通理作氏、『ウルトラマンの「正義」とは何か』の中で、切通氏自身が大江健三郎批判で書いたことが大江健三郎自身が書いたものと記述され驚愕。→著者の花岡敬太郎氏がTwitterで切通氏に直接弁明・謝罪。自身の誤解を周知へ→出版元の青弓社、本を販売停止・回収の措置を執る
@risaku なるほど。 確かに、『ウルトラマンの「正義」とは何か』で乗り越えようとした試みが『怪獣使いと少年』に含まれてますね。とすれば、先行研究へのアンサーという部分を残してはどうしても問題が残りそうです。 関係者インタビューを中心に据え、構成を根本的に変更する位の事は必要かもしれませんね。
2021-06-15 12:16:586月15日午後、出版元の青弓社がこの件についてツイート
花岡敬太郎『ウルトラマンの「正義」とは何か』の20-21ページと65ページの大きな誤りについて、切通理作様(@risaku)からご指摘をいただきました。多大なご迷惑をおかけした切通様、関係各位、読者のみなさまに心からお詫び申し上げます。校正段階での確認を怠り、誠に申し訳ございませんでした。
2021-06-15 12:23:56現在、お詫びと訂正の仕方について著者と協議しています。訂正については切通様のご意見もうかがいながら準備して、誤謬の具体的な内容とともに当社サイトで近日中に公開します。本書の今後の方針もその際に公表します。時間がかかっていて申し訳ございません。いましばらくお時間をください。
2021-06-15 12:25:22別のページでも
『ウルトラマンの「正義」とは何か」』出版社のウェブサイト掲載の試し読みを閲覧したところ、18ページに「仮面ライダーチップス」という記述が… ※正しくは「仮面ライダースナック」 校正仕事していないね だめだこりゃ。 twitter.com/seikyusha/stat… pic.twitter.com/4AySnsfFi2
2021-06-16 01:34:25「スナック」がオリジナルで「チップス」は2003年発売の復刻版なんですと。
2021-06-16 02:16:25これ指摘しても「食品としてのポテトチップス」の箇所はそのまま残るような気がします。 ※カルビーポテトチップスの発売は1975年。 なお、「校正」は「校閲」の誤りでした。訂正します。 twitter.com/noro_kun/statu…
2021-06-17 00:11:23今後の焦点の1つ
評論家の切通理作氏、『ウルトラマンの「正義」とは何か』の中で、切通氏自身が大江健三郎批判で書いたことが大江健三郎自身が書いたものと記述され驚愕。→著者の花岡敬太郎氏がTwitterで切通氏に直接弁明・謝罪。自身の誤解を周知へ togetter.com/li/1728878 明治大学からの回答が待たれますね
2021-06-15 12:30:466月20日
切通理作氏が神保町刑事さんの連続ツイートを公式RT
アキバや神保町古書店街を年がら年中ほっつき歩いている(はずの)男です。
書店で『ウルトラマンの「正義」とは何か』をさらっと立ち読みしてみた。立ち読み程度で感想を書いたりするのは気が引けるが…感想以外にもちょっと思い出した事なんかもあるのでその辺も含めて書きだしてみる。
2021-06-20 04:16:28著者の花岡氏は丁寧に調べたりインタビューなんかもしてる様だけど、やはり大前提が間違ってるので結局は全部上滑りしてるような感じ。例えばこれから「大江」の文字を「切通」に訂正したとしても意味が大筋において合わなくなるというか…これもう正しくならないでしょ?
2021-06-20 04:17:09氏より早くに生まれただけでの先行者気取りな嫌な言い方になるが、「発掘現場で掘り出されたものを日干して並べてる所に通りがかった人がそれっぽく薀蓄を語りだした」様な感じも持った。掘り出した人達はここにそれが埋まってるかどうかも確証ないところから始めたのに。
2021-06-20 04:18:06私もうろ覚え・カン違いは多いし(特に最近は)、ぶっちゃけ知ったかぶりをする事も多々ある(特に美女の前では)。 …でも博論とか出版とかって話になったら流石にそこは細心の注意を払うんじゃないか? これ、誤植なんてレベルの話じゃないんだぜ。
2021-06-20 04:18:50私が仕事でシステムを真逆に構築したあげくに実は仕様書を全く読んでませんでしたなんて事がバレたら、クビで済めばまだいいけど訴訟を起こされて事件として新聞に載っちゃうよ。それをやれる職業倫理ってのが全く理解できないんだけど物書きってのはそんな楽な仕事なのかね?
2021-06-20 04:19:2270年生まれとして言っておくと昭和の時代にウルトラシリーズを評価してる大人なんてのは特撮マニアぐらいで、文化人はウルトラを槍玉に挙げる事はあっても評価するなんて事はほぼありえなかった。金城哲夫や上原正三という名前だってよっぽど好きじゃなきゃ知らなかった筈だよ。
2021-06-20 04:20:03インターネットなんて無いからよほどの熱意が無ければ知らない人の事なんか一々調べないし文献の存在自体わからない。(“検索”という言葉自体昭和の頃は使った事なかったぞ)、レンタルビデオだってそんなに普及してないからそもそも作品自体を観られる機会があまりなかった。
2021-06-20 04:20:30大江健三郎の『破壊者ウルトラマン』は作品についての批評ではなく、当時のPTAのカーチャン達のウルトラマンに対する糾弾の総意を大江らしく賢く纏めて皮肉も込めた代理声明文である、というのが私がそれに抱いている印象と評価だ。それが正しいかどうかは一旦置いておく。
2021-06-20 04:21:17子供の頃、両親により「ウルトラマンは暴力的だ云々」の理由で私の私有財産であり大切な宝物であった怪獣図鑑や怪獣カード・ソフビ人形等の全てが勝手に処分された。彼らが未だ気付いてないであろうその暴力行為は何十年と過ぎた今でも私を苦しめている。
2021-06-20 04:21:54切通理作による大江批判はそんなウチの親どもに読ませたいと思った胸のすく様なカウンターパンチだった。私がかつて特撮ヒーローの中で一番ウルトラシリーズが好きだったのはつまりはこういう事だと。それをやっと言語化してくれる人が現れたと。
2021-06-20 04:22:32仮にウチの親が今になって「庵野秀明って人、凄いじゃないか。お前も見習え」みたいな事を言い出したとしたら(ホントに言いそう)怒りで脳の血管がブチ切れると思うんだけど、切通の功績を大江の功績として塗り替える行為ってのは正にそんな話なんだよ。
2021-06-20 04:23:06