「#kutoo 靴から考える本気のフェミニズム」(著・石川優実)を読みました・・・その感想は

#kutoo 靴から考える本気のフェミニズム」(著・石川優実)を読みました。 その感想を少し長いですがツイートしましたのでここにまとめておきます。 フェミ側・反フェミ側両陣営の方に広く見て頂きたいので、このまとめの拡散をよろしくお願いします。
10
日之本祭(ひのもとまつり) @H7ma3

先に引用した箇所で書かれている、著者(石川優実さん)が当時親しくしていて、縁を切られた友人達というのは実に先見の明があったのでは? とは言え、この部分が大事なのだろうと思った。

2021-06-24 14:45:59
日之本祭(ひのもとまつり) @H7ma3

著者(石川優実さん)は #KuToo 活動を始めた時点で、当時親しくしていた友人(複数名?)と縁を切っている。 友人との関係を切って始めた活動という点で、「始めた時から引き返す道の無い活動」として始めたんだなというのが、この部分から感じられた。

2021-06-24 14:46:00
日之本祭(ひのもとまつり) @H7ma3

「始めた時から引き返す道の無い活動」という覚悟が(少なくとも)石川優実さんの中には(始めた当初から)あるという事が解った。 というのが、「著者の石川優実さんという人がどういう人かを、この本から知る事は出来た」の1点目だ。

2021-06-24 14:46:00
日之本祭(ひのもとまつり) @H7ma3

次に、著者(石川優実さん)が #KuToo 活動を始めるよりも前の話に遡る。 この本を読んでみると、著者は、 #MeToo 活動で芸能界時代のセクハラや性暴力被害に遭っていた事を明かした流れでフェミニズムという思想を知ったらしい。

2021-06-24 15:22:06
日之本祭(ひのもとまつり) @H7ma3

フェミニズムという思想を知ってから、著者は男性に対してでもはっきりと物を言う様にしたという事が書かれている。 そんな著者がフェミニズムを知った後に出会った一冊の本の話が39ページから40ページに書かれている。

2021-06-24 15:22:06
日之本祭(ひのもとまつり) @H7ma3

著者がフェミニズムを知った後に出会った一冊の本というのが 「私たちにはことばが必要だ フェミニストは黙らない」(著者-イ・ミンギョン 翻訳-すんみ、小山内園子)という、韓国のフェミニストが書いた本らしい。 参考:39ページ pic.twitter.com/U2llni9fvm

2021-06-24 15:37:30
拡大
日之本祭(ひのもとまつり) @H7ma3

この本の中で著者(石川優実さん)が特に感銘を受けた言葉が40ページに書かれている。

2021-06-24 15:37:30
日之本祭(ひのもとまつり) @H7ma3

よくよく考えてみると、「理解させるためにがんばる」ということには矛盾があります。理解とはもともと、”してもらう”ことではなく、”する”ことだからです。(40ページ) pic.twitter.com/OJTbgIYb45

2021-06-24 15:37:32
拡大
日之本祭(ひのもとまつり) @H7ma3

理解とは 理解してもらう側が、理解する側に「してもらう」受け身な行為ではなく、 理解する側が、自発的に「理解したいので教えて下さい」と教えを乞う意志を(言動で)自発的に見せる事から始まる行為 という意味の様で。

2021-06-24 15:37:32
日之本祭(ひのもとまつり) @H7ma3

これが著者(石川優実さん)の根底にあるのだという事が感じられた。 おそらくだが、石川優実さんは「理解する側が自発的に教えを乞いに来ない限り、理解は生まれない」と考えているのだろう、というのがこの本を読んで著者(石川優実さん)について知れた事の2点目だ。

2021-06-24 15:37:33
日之本祭(ひのもとまつり) @H7ma3

読んでも全く学びになる内容は無かったけれど、この2点を知れただけでも有益であったとは思う。

2021-06-24 15:41:26
日之本祭(ひのもとまつり) @H7ma3

「始めた時から引き返す道の無い活動」という覚悟を持ち「理解する側が自発的に教えを乞いに来ない限り、理解は生まれない」という考え方を持っている相手と、反フェミがこれからどう対峙していけば良いのかというのは解らないけれど。

2021-06-24 15:41:47
日之本祭(ひのもとまつり) @H7ma3

これらの点を踏まえて、全体的な評価として「★2」を付けるというのがこの本への私の感想・評価となります。

2021-06-24 15:42:08
日之本祭(ひのもとまつり) @H7ma3

なお、#KuToo 靴から考える本気のフェミニズム」は定価1300円+消費税という値段だそうだが。 読んで値段分の価値が有ると思ったかどうかについて、主観だが感想を言うと、定価の10分の1(=130円)でも高いと思える内容だったと思う。

2021-06-24 15:46:03
日之本祭(ひのもとまつり) @H7ma3

著者の人柄を知る手掛かりになったという点の価値込みで、定価の20分の1(=65円)なら、読む価値はあると私は読んでみて思った。

2021-06-24 15:46:36
日之本祭(ひのもとまつり) @H7ma3

余談だが、3章の女性差別問題と労働問題の分野で活動している方と石川優実さんの対談で「ん?」となる部分が有ったので書いておく。

2021-06-24 15:57:44
日之本祭(ひのもとまつり) @H7ma3

204ページで、女性差別問題と労働問題の分野で活動している識者に対し 「業務上、大きな荷物の移動など力が必要な場合、女性に限界が有って男性にお願いをする。これはハラスメントになるのでしょうか?」 という質問が投げかけられ、それに対し識者が。 参考:204ページ pic.twitter.com/gSKrddp6ec

2021-06-24 15:57:45
拡大
日之本祭(ひのもとまつり) @H7ma3

「たとえば、その男性が車いすの利用者だったらお願いしませんよね? 要は屈強な男性にお願いするわけですよね。もし屈強な女性がいたらその人に頼む場合もあります。あるいはふたりで運ぶとか。だから、それは男性に頼むというよりも荷物を運べる人に頼んだ。」

2021-06-24 15:57:46
日之本祭(ひのもとまつり) @H7ma3

「その場でできる人にお願いしただけなので、ジェンダー・ハラスメントにはあたらないと思います。」 と答えている部分が有った。

2021-06-24 15:57:46
日之本祭(ひのもとまつり) @H7ma3

確か、#KuToo 靴から考える本気のフェミニズム」が発売されたのは、青識亜論さんと石川優実さんの公開討論会の少し前だったと記憶している。

2021-06-24 16:00:29
日之本祭(ひのもとまつり) @H7ma3

正確な話ではない部分が有るが、青識亜論さんと石川優実さんの公開討論会で、青識亜論さんから「職場で男性が重い荷物を運ばされる事等は差別に当たらないのか?」と聞いたところ。

2021-06-24 16:00:58
日之本祭(ひのもとまつり) @H7ma3

石川優実さんが「みんなで運べば良いじゃないですか?」だったか「運べる人が運べば良いじゃないですか?」という意味合いの答えを述べたという話をこれまでに何度か、青識亜論さんはしている。 それだけ、青識亜論さんにとって記憶に残る(≒腹の立つ)答えだったのだろう。

2021-06-24 16:04:25
日之本祭(ひのもとまつり) @H7ma3

その答えが何処から出てきた物だったのかが、このページを読んで何となく解った気がした。 そして、おそらく、これが〝フェミニスト側の当たり前〟の感覚なのだろうと思ったら、青識亜論さんが討論会の時にそういう答えを出されて腹が立ったのも納得できると感じた。

2021-06-24 16:04:26