「#kutoo 靴から考える本気のフェミニズム」（著・石川優実）を読みました・・・その感想は

日之本祭（ひのもとまつり） @H7ma3

「#KuToo 靴から考える本気のフェミニズム」（著・石川優実）を読み終えました。 これから、この本の感想をツリーでツイートします。 あくまで一個人の感想である事を踏まえてお読み下さい。 フェミ・反フェミ両陣営の方に見て欲しいと思います。 pic.twitter.com/0nCMVm9ZM0

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この本を読む事を決めた時・宣言した時の様子はこちらのまとめをご覧下さい。togetter.com/li/1731536

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先ず、全体的な結論から。 Amazonレビューに倣って★幾つかで評価するなら、 この本の評価は（★1が一番低く、★5が一番高い評価となる状態で）「★2」の評価となります。 何故「★2」になるか。

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読んでも全く学びになる内容は無かったけれど、著者の石川優実さんという人がどういう人かを、この本から知る事は出来たと思うので、「可もなく不可もなく」と言う意味で「★2.5」かと考えました。

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2.5なら四捨五入して3にすれば良いのでは？という意見もあるでしょうが、先に述べた通り「全く学びになる内容は無かった」という点を考慮すると四捨五入して点数を切り上げるのでは、過大評価になります。

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であれば「★2.5」という評価で良いのでは？と思われるかも知れませんが、後述しますが、この本の25%ほどは、著者自身の文章ではなく他人の文章で成立しています。

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この、著者自身の文章ではない物が25%ほど含まれているという点を考慮するならば、小数点以下切り捨てが妥当だろうと考え、「★2」という評価にしました。

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さて、この本の内容です。 この本は、三章仕立てで約220ページの本となっています。 1章 #MeToo → #KuToo では、著者の石川優実さんがフェミニズム思想に触れてフェミニストとして目覚め、#KuToo 活動を始めるまでの経緯が書かれています。 pic.twitter.com/qQW8PYEVP2

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2章 #KuToo バックラッシュ実録140字の闘い は、 #KuToo 活動を始めてから、著者に対して飛んできた反発（≒批判）のツイートを引用し、 左ページに引用したツイートを掲載、そのツイートの下に石川優実さんからの140文字以内の反論。 右ページで140文字を越える分の反論を1ページ使って行うという形。

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3章 石川優実、 #KuToo で女性の未来を変えるため、労働について本気で考えた は、女性差別問題と労働問題の分野で活動している方と石川優実さんの対談を2件掲載し「如何に #KuToo が素晴らしいか」を説明しようとしている内容でした。

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1章で、著者がその思想に目覚めるまでを書き 2章で、その思想に目覚めた結果発生した他者からの反発と、その反発を論破する著者の図を見せ 3章で、その思想が如何に素晴らしい物かを識者との対談を通して読者に語り掛ける この構成は「宗教の勧誘本にとてもよく似てる」と思いました。

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1章が15ページから56ページまで 2章が56ページから164ページまで 3章が165ページから209ページまで となっていて、その後に210ページから220ページぐらいまで10ページぐらい、参考資料や後書きが掲載されている形。

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全部で約220ページの内、109ページが2章に割かれていて、2章の半分は反発として投げかけられたツイートの引用という点について。

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大雑把な計算になりますが。 2章に割かれている量 本全体の約45～50% 2章の内、半分が反発として投げかけられたツイートの引用という事は 本全体の22.5～25%が他者のツイートの引用（≒著者の文章ではない）という計算になります。 この点が先に述べた、「★2」になった理由です。

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この本に関して話題にする人の大半は2章で他者のツイートを無断で引用している事が著作権侵害か否かという点を話題にする傾向がある。 地裁判決では、著作権侵害には該当しない、引用としての範囲内であるとなった。

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2章の是非に関しては、私は地裁判決がそう（「著作権侵害ではない」と）いうのなら（控訴審の判決が出るまでの間は少なくとも）そうなのだろうと捉えている。 その上で、この件で石川優実さんに対して訴訟を起こした人は一人で訴訟を起こしているが。

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2章で引用されたTwitterアカウントは57アカウントにものぼる。 「仮に、これが訴訟を起こした人が一人で訴訟を起こしたのではなく引用された人を4～5人、いや、10人ぐらい集めて集団訴訟として起こしていれば地裁判決で著作権侵害と認められた可能性は有ったのでは？」 と、2章を読んでいて思った。

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2章の是非については、様々な議論が行われているから多くを語るべきではないと思うのでこの辺りで置いといて。 この本に関して話す人が、余り語らない1章と3章について感想を述べておきたいと思う。

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先にも述べたが、本を（1章から3章まで）全部読んで私が持った感想は「全く学びになる内容は無かったけれど、著者の石川優実さんという人がどういう人かを、この本から知る事は出来た」だ。

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「著者の石川優実さんという人がどういう人かを、この本から知る事は出来た」という部分について。 私は、この本には石川優実さんがどういう人かを知る事が出来る部分が二か所有ったと考えている。

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先ず、1章より前、序文に当たる部分と言えば良いんでしょうか、その冒頭はこんな書き出しから始まっている。 「差別の仕返しだなって思えた。」（7ページ） pic.twitter.com/QOFja7NcFP

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これは、石川優実さんが #KuToo の発端となるツイートをした所、当時仲良くしてた女性から言われた言葉らしい。 これを言った人と同じ人に関する物ではないかと思われる記述が・・・。

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親しくしていた友人から「逆差別」「フェミを盾になんでも言っていいと思っているように見える」など言われ、縁を切った人もいた。（54～55ページ） pic.twitter.com/rMc46LmYpG

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と、54ページ～55ページにかけてある。 いやいやいや、1章から3章まで読んで感じた #kuToo 等の活動を続けている理由の根底にある物は正しく「差別の仕返し」じゃないか？と、私はこの本を読んで思った。