- Leethoo_Tat
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【再掲 入手済み】 〈私〉だけの神――平和と暴力のはざまにある宗教 by ウルリッヒ・ベック http://t.co/yjVKmOR
2011-08-11 19:40:54今年の言説分析の授業では 「神」という語を取り上げたのだが… 細い筋はいくつも見つかったのに、どうも太い筋が見つからなかったなぁ… 学生さんも期末レポートでは苦労したと思う >お疲れさま
2011-08-12 21:55:40【改囀】 《宗教/世俗的近代性》の史的構築過程における「現代」というステージでは、もはや「神」という語は どこにも安定的な位置を与えられていない― もしかしたら この否定的テーゼこそが最大の収穫なのかもしれないなぁ
2011-08-12 22:00:51現代日本の多数派(まず間違いなくそう云ってよい) の日常生活において、神という“語”は あまりに明瞭に低い程度の重要性しかもっていない― これは誰もが直感している事態だが、それを資料上に根拠づけることができたのは、まず誇ってよい成果
2011-08-12 22:44:14かなり広範に共有された「神」のヴィジュアルイメージが ギリシア風のものだ、というのも面白い発見だった
2011-08-12 22:47:23西洋化などとは今さら口にするのも恥ずかしいが、「キリスト教」のものだと発話者当人らによって説明される「神」の出現率は 実際かなり高かった(計算をしていないが、おそらく50~60%) 日本古来の「神」はかなり肩身がせまそうだったww
2011-08-12 22:55:40また、神の実在については 案の定、現代日本人は関心をもっていなかった むしろ、神なんていない、という発話が複数集まった 大事なのは、そ の 全 て に 拘 わ ら ず 神という“語”が自由自在、明朗闊達に使われていることだ!
2011-08-12 23:03:14この世の斉一性原理を司ったり(もしくはそのものであったり)、第一原因であるような究極的な「神」と、八百万の、尋常ならず優れたる徳のあればおkな「神々」を分けて認識している人は実は多い。どこでそんなことを習ったわけでもないのに。ニューエイジが社会に浸透しきった?
2011-08-12 23:05:25承前) このことと、学生さんたちとの議論でボクが味わった実に不思議な感覚は関係している あの授業の場では(少なくとも表向きには)、実在しないと広く了解されている「神」の性質や形象や歴史などについて たくさんの言葉を交わしたのだ! こりゃ一体何だ?
2011-08-12 23:07:42私も当初、そのような神論の発話がいくつか集まるだろうと予想していたのですが、実際はゼロ、一つも集まりませんでした 実はかなりの少数派かもしれません… @ikoishy
2011-08-12 23:12:36スピや宗教に、遊戯的な占いやファッション的意味以上のものを見出さないいわゆる「普通の人たち」と、そこから外れてしまった人たちの差。ということじゃないかな?
2011-08-12 23:20:52承前々) ここでの「神」とは、固有名詞でも実在の範疇の名称でもない 無論、「自然言語」の一部ではない 語の意味論をささえる権威づけられた言説体系をもたない、その意味では観念すら伴っていない、と云えるかもしれない 何なんだコリャ?!
2011-08-12 23:22:41「神」という言葉とは分けて考えよう。分けるというよりも、その言葉自体は相対化される要素のひとつに過ぎない。過ぎないって言っても大事ではあるんだけど。
2011-08-12 23:24:59ということで おそらくは分析哲学辺りにその答えがもうある、と予想されるのですが… 学会まで1ヶ月を切ったので(あ、これ 今年の宗教学会で発表しようと思ってるやつです) おそらく手が回りません また中途半端発表になって、先生先輩に叱られ 同輩後輩に呆れられるんでしょうね…(遠い目
2011-08-12 23:40:02さすがサトーさん、大変参考になります(お世辞ぬき) 代名詞、というのは目から鱗です…実際、今回の調査では、神という語に隣接する諸語(を用いた文におけるその後の意味)についても一緒に調べました その成果もうまく統合できたらなぁ、と思います @ks_sato
2011-08-13 04:01:03「神」の実在性の否定 学生さんが集めてきた資料によれば、これは現代日本においては思いのほか(ボクの当初の想定をはるかに超える程度に)強く主張される しかし、「神」に近接する霊的存在(いわゆる霊、妖怪など)の実在性については さほどでもない… ここに (続く
2011-08-13 04:08:45承前) 「神」という語が 西洋由来のヴィジュアルイメージ(実態は キリスト教とギリシア神話との無原則な混合)に強く影響されている、という“事実”をつなげるのは有意義だろう すなわち、現代日本語における「神」という語の根なし草的な性格、ということを示唆する となると… (続く
2011-08-13 04:10:56承前) 問題は、日本古来の「カミガミ」である この方々の言説上の布置(文と文章における意味論と それに対応する制度)が どうなっているか… 日本における《宗教/世俗的近代性》の構築過程における「現代」というフェーズの解明という目的にとって、焦点はむしろこちらの方かもしれない (了
2011-08-13 04:14:29「神」とは何か?という問いについて 真剣に言葉を交わしているうちに 「神」がいるかのような印象が ボクの中に出来上がっていった、という実体験 (これは不思議だったなぁ…)
2011-08-13 04:22:31