2021 NBAファイナル PHX vs MIL Game 2 まとめ [MILのMUM対策（Drop & Chase）に関する攻防、OREBを軸にしたMILのオフェンプラン等]
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Modern Basketball Tactics Research (MBTR)
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色々迷って、結局D-Book vs Middletonの素のマッチアップに託すPHX。 ベストマッチではなさそうに見えるが、Game 1でもPayne vs Middletonでゴリ押したりしていたので、PHX的には「攻めれる」マッチアップという認識なのかもしれない。 twitter.com/MBTResearch/st…
2021-07-12 07:56:12
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MILのSmall Ballに対して迷いが生じているPHX。 Game 1同様にvs Connaughtonで良い気がするし、何なら折角Aytonを入れているのだから、Ayton vs ガードのMUMを組むのが妥当そうに見えるのだが。 このシーンは結局、D-Bookの1on1から時間ギリギリのCP3のC&Sでお茶を濁す。 pic.twitter.com/qAt0iwyolL
2021-07-12 07:48:10
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まず最初、PHXのSpain PNRに対するMiddletonのStuntingは見事。ハンドラーを守るか、Popに向かうかの駆け引きはオフェンス側にかなりストレスになる。 その次のPayneのトランジションDでの”Block Low“は手本中の手本。 pic.twitter.com/jvjthL8I3o
2021-07-12 08:07:46
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あいも変わらずMILはGiannisがCrowderにマークされたままスクリナー役を演じるが、それが上手くハマったのがこのシーン。 GiannisはSlip Rollで深く入り込み、その間にLopezにコーナー3ptを打たせることでAytonを外に引き出す。こうして必然的にGiannisがPut Backしやすい状況が整う。 pic.twitter.com/K41c9anUno
2021-07-12 12:30:30
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PHXのMUMにおける攻防。 D-Bookは定石通り、Aytonではなく一番遠くから(Lopezにマークされている)Craigをスクリナー役に指定。 LopezはHard Show & Returnで対応し、それに対してCraigがSlip Rollを仕掛ける。 D-Bookからの直接のパスはLopezに遮られる結果に。 ここはJohnsonが中継したかったところ。 pic.twitter.com/eBCMQ5X7Pi
2021-07-12 12:37:27
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参考： Angle Change Pass vs Hard-Show youtu.be/wkYSDCxYuNQ
2021-07-12 12:39:08
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PHXのvs Lopezに対しては、やはりMILのDrop & Chaseの徹底が功を奏していて、PHXのまずい点としては、繰り返しになるがやはりAytonにGapで受けてオフェンスを展開するオプションが無いこと、またJail Clearoutのオプションがチームとして無いことに尽きる、せめてどちらかでもあれば展開は変わるが…。 pic.twitter.com/ZQGofS5uCs
2021-07-12 12:50:56
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PHX: High Flat - Snake Dribble - Pull-up PHXが一貫して使っているDrop & Chaseへのカウンターはこれで、Game 2冒頭はここを周りがケアすることで潰せたわけだが、やはり周囲のケアが甘いと(特にConnaughton)ここで点を取られてしまう。 ここさえ潰せばMILも相当楽できるはずなのだが……。 pic.twitter.com/vCkaN0gSBc
2021-07-12 12:57:34
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PHXのSpain PNRから、本来はAytonへのLobをかなり強めに見ていたのだと思われるが、MILのスイッチングの関係で偶発的にD-Book vs Lopezが発生。 これ幸いとD-Bookが外へRetreatして、Step Back 3ptを沈める。卒がない。(周りは遅れてでもHitを仕掛けても良かったかもしれない) pic.twitter.com/dAEb4dvS2o
2021-07-12 13:04:37
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MILの方はPHXがこれまで執拗にMUMを狙ってきた関係で、ハンドラーDFがチェイスなのか、それともスイッチなのか迷う局面が必然的に出てくる。 このD-BookのPNPはまさにその虚を突く形になり、ワイドオープン3ptとなった。 MUMを狙うスクリーンと、Slip Roll/Popを織り交ぜるオフェンス。 pic.twitter.com/wo5f8N1qUW
2021-07-12 20:23:24
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PHX: Spain PNR含みでAyton vs HolidayのMUMを作り、Lobから比較的イージーなスコア。 MILのSmall Ballに対する妥当な対応がようやく出た感じ。 pic.twitter.com/yYswKLqitA
2021-07-12 20:27:04
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その後、CP3 vs TuckerのMUMを２回作って攻めたが、2回とも周りのDFがリムプロテクトして守り切った形に。 せっかく1線目を突破しているのだから、周りへのキックアウトや、周りからのダイブで順当に点を取りたいPHXだが……。
2021-07-12 20:31:06
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この攻防は割と重要で、まずCP3 vs Connaughtonを作ろうとするPHXに対してMILがShow & Returnで対応。 すると今度はCrowderがScreen your own manをセットしてShowを妨害して突破。キックアウトからBridgesの得点へ。 SUOMで無理矢理スイッチにも持ち込めるので、PHXはその構造も狙いたい。 pic.twitter.com/tLTswEQWah
2021-07-12 20:44:28
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ConnaughtonのShow & Returnに対して、Slip系を交えるもパスの乱れなどもあり上手くいかないPHX。 Slip Roll + Angle Change （3人目での経由）などの方が安定しそうな見た目。 SUOMも別に次善手段としてではなく、もっと大っぴらに多用しても良さそうに見えるけれども……。
2021-07-12 20:48:48
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PHX vs MIL Game 2総評 ・MILはDrop & Chaseの徹底でPHXのMUM戦略に対策し、PHXはSnake - Pull-upでカウンターの構え。MILの成功の秘訣は、3人目4人目のDFによるケア、Stuntingだが、そこは残念ながら徹底されていなかった印象。 twitter.com/MBTResearch/st…
2021-07-12 20:55:55
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PHX vs MIL Game 2のレビューに移ります。 まずはAytonのイマイチなスクリーン。 もちろんHolidayのオンボールDも良いんだけど、Aytonのスクリーンの位置と角度がイマイチなのでセパレーションが生まれない。 距離感と位置調整さえ出来れば、とりあえず一旦アンダーさせることくらいは出来るはず。 pic.twitter.com/dWiwAqHwW0
2021-07-11 19:19:37
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・PHXはスイッチになる組み合わせ（アウトサイド同士など）でのBall ScreenでSlipを仕掛けたり、ContainかSwitchか迷う組み合わせでSlip Popを用いたりと、変化球も織り交ぜた。攻めの手札を増やしてMILをどれだけ迷わせることが出来るかに注目。
2021-07-12 20:58:15
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・一方のMILは、決まった形としてはAytonを引き出しながらのオフェンスリバウンド → Put Backが際立った。 Lopezの1 Bigからのシュートや、GiannisのPull-upなどでAytonをContestに駆り出せたら、残りでOREBを押し込む構えを淡々と徹底したいところ。
2021-07-12 20:59:44
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・PHXはMILのDrop & ChaseやShow & Returnの徹底に対して苦しむ場面も少なからずあった。 Drop & Chaseに対しては、AytonがGapで受ける形や、Jail Clearoutを取り入れたいし、 Show & Returnでは、もっとScreen your own manを推しても良いはず。
2021-07-12 21:02:12
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・MILのSmall Ballに対し、明示的にAyton vs Smallerを狙ったのが1回程度だったので、どうせGiannis vs Aytonが守れるのだから、もっとAytonを使う形で展開した方が、ハンドラー陣の負担が減って良いのではなかろうか。
2021-07-12 21:05:04