家事の分業について

ひとつでも多くの家庭が幸せになりますように。 長いですが、大体言いたいことは「勝手と属人化」の項目で語った通りのことです。
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想 詩拓@文芸サークル『文机』 @sou_sitaku

会社における業務の研修でもそうだが、当然この研修は両方の手が空いているときでなければできない。緊急事態になって、家事に手が出せない状態でいきなり口で教えてできるものではないという意識は、家事責任者、パートナー双方で認識したい。

2021-07-23 16:28:32

○手順の変更はまず家事責任者に提案する

想 詩拓@文芸サークル『文机』 @sou_sitaku

家事について教える、教えられることについて考えられる懸念はまだある。

2021-07-23 16:30:09
想 詩拓@文芸サークル『文机』 @sou_sitaku

例えば、家事責任者がパートナーに教えている際、パートナーが勝手に「こうしたほうがいい」という案を実行に移してしまうことがある。その結果、家事の結果に差異が生じ、トラブルに繋がる可能性がある。

2021-07-23 16:30:10
想 詩拓@文芸サークル『文机』 @sou_sitaku

その場合、パートナーは家事責任者にまず自分の案を提案するべきである。

2021-07-23 16:30:10
想 詩拓@文芸サークル『文机』 @sou_sitaku

例えば、ある家事責任者は食器洗いの際に、軽く水洗いしてから食洗機に入れるということをしていた。ある日食器洗いを代行したパートナーは、どうせ食洗機で洗うのだから無駄ではないかとその過程を飛ばして直接食洗機に食器を入れてしまった。

2021-07-23 16:30:10
想 詩拓@文芸サークル『文机』 @sou_sitaku

実のところ、この家庭の食洗機は食べかすなどが残っていると、それが溜まって不具合の原因になってしまうので、家事責任者は必ず食器を水洗いしてから食洗機に入れていたのだ。手順には意味があるので、それを変更するには確認が必要である。

2021-07-23 16:30:11
想 詩拓@文芸サークル『文机』 @sou_sitaku

特にこの例の場合は、その手順の変更について違いが表われにくいので、勝手に変更したことで食洗機が壊れても、その寿命が短くなったのはパートナーが手順を変更したからだとは考えが到りにくい。その責任をパートナーが負うことはない。(家計的には負うことになるのかも知れないが)

2021-07-23 16:30:11
想 詩拓@文芸サークル『文机』 @sou_sitaku

筆者が家事を主に請け負っている人を「家事主任者」ではなく「家事責任者」と表現しているのは、その家事の結果の責任を負うからである。人に任せるにしろ、自分でやるにしろその結果の責任を負うのは家事責任者になるからだ。

2021-07-23 16:30:12
想 詩拓@文芸サークル『文机』 @sou_sitaku

だから、パートナー側は手順の変更について先ず家事責任者に確認することが重要であるし、家事責任者側が改善のために手順を変更した場合、それ以前にその家事について教えていたならパートナーにその変更を共有することもまた重要である。

2021-07-23 16:30:12

〇業務の簡略化

想 詩拓@文芸サークル『文机』 @sou_sitaku

属人化を防ぐには業務の簡略化は非常に有効である。こまごまとした手順や注意事項を教えても覚えきれないしやる気にならない。なるべくそれらは削りたい。

2021-07-23 16:32:55
想 詩拓@文芸サークル『文机』 @sou_sitaku

例えば食器洗いについて、食洗器の導入はかなり有効である。またごみ捨てについても分別などの制限の少ないところを住居に選ぶこともまた有効である。

2021-07-23 16:32:56
想 詩拓@文芸サークル『文机』 @sou_sitaku

こうした手順の削減もそうだが、業務量の削減も有効なものがある。例えば掃除である。掃除は毎日やらなくてもよい家事である。

2021-07-23 16:32:56
想 詩拓@文芸サークル『文机』 @sou_sitaku

毎日やっていたことを2日に1回にするだけでも業務量は単純に半分に減るし、それでいて結果はあまり変わらない。あとは家事責任者とパートナーでお互いどこまで許容できるかである。

2021-07-23 16:32:57
想 詩拓@文芸サークル『文机』 @sou_sitaku

簡略化には「委託」という手もある。家事代行業者にアウトソーシングするのである。身内や友人でも構わないが報酬は必ず用意したい。「困ったときはお互い様」でやっていると必ず偏りがでるからである。

2021-07-23 16:32:57
想 詩拓@文芸サークル『文机』 @sou_sitaku

「経験させてやる」なら委託は成立しない。それなら一緒にいてパートナーにするのと同じようにレクチャーをするべきである。その場合は一緒に家事をしている時間の報酬はなくてもよいと思う。そして、完全に任せるのであればやはり報酬が必要である。

2021-07-23 16:32:58
想 詩拓@文芸サークル『文机』 @sou_sitaku

その際は自分の地区の最低時給を下回らないように報酬を基本に設定する。それが人一人をその業務に拘束する代償と考えられるからである。

2021-07-23 16:32:58
想 詩拓@文芸サークル『文机』 @sou_sitaku

そこで例えば自分の子供を、同年代の子供を持つ人に預けて一緒に面倒を見てもらう場合は、同じ時間で自分の子供の面倒も見られるため拘束時間はその半分、という計算はアリかもしれない。そこは事前の合意によるだろう。

2021-07-23 16:32:59
想 詩拓@文芸サークル『文机』 @sou_sitaku

(預けた子供がその家のモノを壊した場合などのトラブルは事前に取り決めたいが、予測しきれるものではない。ある程度のトラブルを覚悟すべきだろう)

2021-07-23 16:32:59

〇パートナーを増やす

想 詩拓@文芸サークル『文机』 @sou_sitaku

家事を分担する場合のパートナーとしては配偶者だけではなく、ある程度成長した子供も候補に入る。それは子供の自立につながるし、そうして育った子供が家庭を築くときに必ず役に立つ。

2021-07-23 16:32:59
想 詩拓@文芸サークル『文机』 @sou_sitaku

昔は子供の出産は、イコール負担の増加ではなく、労働力の増産だった。それはブラックな考え方だが今は子供に仕事を任せなさすぎているとも思う。

2021-07-23 16:33:00

〇結果の許容

想 詩拓@文芸サークル『文机』 @sou_sitaku

許容は家事を任せる際には重要なことである。これは家事責任者、パートナー両方にいえることで、家事を任せて、多少不満が出たとしても、飲み込めるところは飲み込む、飲み込めないならきちんと話し合って改善する。

2021-07-23 16:33:00