が必要になった。それを英語で"society"日本語で「社会」と訳した。明治10年頃。明治政府は強引に「世間」では無く「社会」に生きるように日本人に求めた。村という単位を無視し人々は学校と軍隊、に知らない同士を強引に集められた。政府は国として成立させる為に日本に「社会」を定着させようとして
2018-11-30 21:23:56けれど、そういう一方的な改革は、なかなか成功しません。今まで「世間」という知った人としか関係を作って来なかった日本人にとって、いきなり見知らぬ「社会」で生活する事は難しかった。なので「社会」として集められた場所で、村という大きな単位の「世間」の代わりに小さなグループで世間を作った
2018-11-30 21:33:15それは日本人として極めて自然な感情だった。特に「世間」の代表だった村の考え方は、そのまま日本の企業が受け継いだ。「終身雇用」は一生、同じ村で生活する事と同じ「年功序列」は年長者を敬い、従うという村の考え方そのもの。日本人は日本的企業という強力な「世間」を作り上げ、そこで生活した。
2018-11-30 21:44:08また、「世間」は本音、「社会」は建前、という考え方は深く日本人に根をおろしてる。「世間」は慣れ親しんだ空間だから本音が言える。「社会」は強引にトップダウンで降りて来た考えだから建前、という事。日本人は会議で本音を言う事が苦手。「意見ありますか?」と聞かれると沈黙し、会議が終わって
2018-11-30 21:54:57夜の飲み屋や給湯室、オフィスの片隅で「あれは無いよね」「私、本当は反対なの」と語り合う。それは会議やミーティングが知らない人も参加する「社会」だから。また、私達が時々使う「それは理屈だよ」も「社会」と「世間」の分離を表す。理屈は「社会」で通用するけれど「世間」の本音には通じ無い
2018-11-30 22:18:14人間の情とはそんなもんじゃない、という表現。「世間」は本当の気持ち、「社会」は公式見解、もしくは理想論という区別 ここまで読んで来て「昔はそうだったかも知れないけど今は…」と思う人も多いでしょう。けれども「世間」は今、中途半端に壊れたまま、色んな場所で色んなレベルで残ってます。
2018-11-30 22:29:57あなたの悪口を皆、言ってるよ、と耳打ちされて「みんなが言うはずがない、でも、もしかしたら…」と嘘だと笑い飛ばせないワダカマリを感じる。それが「世間は中途半端に壊れてる」という事。完全に壊れてたら痛みもためらいも無い。外国人なら笑うだけ。まったく壊れてなければ言われた時点でアウト
2018-11-30 22:56:20「村八分」という言葉を知ってるでしょうか?葬式と火事以外は村の生活から全て無視、排除される事です、やっかいな事に「世間」は完全に壊れる事も完璧に残る事もなく、中途半端に残ってる。これが日本人のコミュニケーションを難しくしてる。あなたが、どれくらい壊れた世間に生きてるか、分かる方法
2018-11-30 23:19:15明治のソサエチーとその翻訳
「社会」が生まれ、〈ソサエチー〉が消える : 明治期における「社会」概念編成と公共圏の構造(前編)/ 木村 直恵 glim-re.repo.nii.ac.jp/index.php?acti…
2019-04-16 00:46:24≪society≫ と出会う : 明治期における 「社会」 概念編成をめぐる歴史研究序説 glim-re.repo.nii.ac.jp/index.php?acti…
2019-04-16 00:47:34明六社「ソサイチー」・社交・アソシエーション実践 : 明治期における「社会」概念編成の歴史的考察(前篇) glim-re.repo.nii.ac.jp/index.php?acti…
2019-04-16 00:54:52Societyという日本(語)では比較的新しい概念と言葉について、その出会いと翻訳から始まる面白い論文があるので是非。glim-re.repo.nii.ac.jp/index.php?acti… twitter.com/shambhalian/st…
2020-04-13 18:19:41ちょっとだけ補足。どんな辞書でもsocialを引けば、最低「社会の、社会的な」と「人と人との間の、人付き合いに関連した」の二つの意味が出ています。social distancingの場合は、明らかに後者ですよね。
2020-04-13 12:27:28福澤諭吉は、なぜsociety を「人間交際」と翻訳したか? |猪瀬直樹 @inosenaoki #note amazon.co.jp/%E5%85%AC%E3%8… note.com/inosenaoki/n/n…
2020-07-18 22:03:56柳父章先生の本によると、日本においても「社会」の近代以前の用例は稀だそうで、ほとんどsocietyの翻訳のための造語らしい。今私たちが使っている「社会」が定着する前、福沢諭吉はsocietyを「人間交際」と訳していて…ほう!とちょっと嬉しくなった。 twitter.com/sizukashirakaw…
2016-09-23 01:37:00社会ということばは、中国では古くは出てまいりません。南宋の朱子の[近思録]の中に、社会ということばが出てくるのですが、それは今言いましたような、社などを中心とした地域の結社のことです。
2016-09-22 22:41:00「長崎の歴史:福地桜痴 13」 渡米から戻った桜痴ですが 銀行=Bank、社会=Society という翻訳を 初めて使ったのは 桜痴といわれています 帰国した桜痴は 大蔵省一等書記官になります そして岩倉具視に従って アメリカとヨーロッパへ渡ります (↓桜痴に関する本です) pic.twitter.com/c0KH5yFyA2
2020-02-22 13:43:11渡辺3:ソサイエティとは、本来は自由な人々が意識的に結びついたもの、という意味。しかし現代日本語での「社会」とは「世間」と同義。〈社会人〉という語が指すように。いまに至るまで、ソサイエティ、ソーシャルという語はうまく入っていないように思う。会読をする〈結社〉とはまさにその意味。
2012-12-22 17:54:58@gamayauber01 #社会 という日本語は明治時代にSocietyを翻訳して出来た言葉。Societyは日本の部活動にも使われるなど、コミュニティ・共同体の意味合いが強い。欧米人は自分の所属する共同体のルールは自分達が変えられると思っている。日本人の頭の中には世間はあっても、この社会=共同体と考えている人は少数派
2018-12-11 11:31:02