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諸国珍談奇談 第七集

明治大正昭和の新聞記事等を漁りながら見つけた日本各地の珍談奇談を集めてみました。2020.12-2021.6分の虫干し。
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松崎貴之 @gelcyz

有田音松の有田ドラッグの広告にしばしば写真やイラストで登場する大阪のこの建物が全面で紹介されていた。昭和2年10月9日付『河北新報』夕刊。所在地は大阪内本町二、鉄骨鉄筋コンクリート七階建の本館と別館があるらしい。展望室に貴賓室、大ホール、浴室、寝室、洗面所に地下室食堂まで備えている。 pic.twitter.com/lrhuipC2ho

2020-12-06 22:27:43
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松崎貴之 @gelcyz

日米親善の「青い目の人形」が早速御真影との厄介話に巻き込まれる。昭和2年10月14日付『河北新報』朝刊。宮城県下に於いて配布された人形を御真影奉安所内に保管する小学校があると噂が立ち外国崇拝かと問題になった。県教育課長は意図せず側に保管した事例があるとは認め校長会議で注意するとした。 pic.twitter.com/cJdqCxPDZl

2020-12-06 15:00:10
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松崎貴之 @gelcyz

仙台の実沢(泉区)ではかつて大日本鉱泉会社という企業が天然の炭酸水を採取し炭酸水「ユニック」として販売していたらしい。昭和2年10月14日付『河北新報』朝刊。 pic.twitter.com/USnNOzF7NU

2020-12-06 23:00:34
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松崎貴之 @gelcyz

徳川公爵邸に血塗れの小指が郵送される事件が発生した。昭和2年11月6日付『河北新報』朝刊。犯人は会津若松の蒔絵職人だった。収入が減り困窮するなかで「戦死した父は白虎隊だったから縁故の徳川将軍家に借金を申し込もう」と思考が飛躍し、さらに返済への真摯な意思を表すため小指を同封したという。 pic.twitter.com/b3LrRor14Z

2020-12-12 14:41:26
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松崎貴之 @gelcyz

瑞巌寺の手前に「鶴園」「鹿園」とあり、この鶴と鹿を水族館へ移したということだろう。昭和2年11月10日付『河北新報』朝刊。 pic.twitter.com/ZZq09GlW03

2020-12-14 22:40:32
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松崎貴之 @gelcyz

こんなところにも当時のビリヤード熱の一端が感じられる。昭和2年11月11日付『河北新報』朝刊より、月刊雑誌『撞球界』創刊号出来という新聞広告(国立国会図書館サーチでは当該誌はヒットせず)を拾った。「一日の労は撞球に拠って医され撞球の趣味は本誌に拠って慰さる。見よ!」との惹句が力強い。 pic.twitter.com/Z0hzX2jCkR

2020-12-12 13:34:10
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松崎貴之 @gelcyz

奇人を見つけた。昭和2年11月14日付『河北新報』朝刊。決して奇行の類ではなく「日本の食糧問題解決の一端として」あらゆるものを試食してみせ講演するという啓蒙活動を行っていた熊谷政治なる男性を紹介する。それで「人糧道」と掲げたのか。明治44年10月11日以来、1600種余りの物を口にしたらしい。 pic.twitter.com/yIbzs2gVgg

2020-12-12 13:55:48
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松崎貴之 @gelcyz

昭和2年11月21日付『河北新報』朝刊に除隊兵向けのみやげ物店の写真があった。入営時の餞別に対する返礼との意味合いもあったようだ。昔は資産家の子弟が大量購入するのに張り合い犯罪に走ってしまう貧しい兵もいたらしい。除隊兵のみやげは「充実した体躯」だという軍のもっともな意見で締めている。 pic.twitter.com/zUFKaf9Sdz

2020-12-12 14:15:15
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松崎貴之 @gelcyz

一方で、記念のみやげ物を購入する除隊兵たちに不良品を掴ませようとする連中もいた。昭和2年11月24日付『河北新報』朝刊。このときは衛生上問題のある不良盃を警視庁が大量に発見し十数軒の売店を処分している。東京では「各兵営」や「明治神宮参道」などにみやげ物店があったこともわかって面白い。 pic.twitter.com/OChHdhN4Iy

2020-12-12 14:27:38
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松崎貴之 @gelcyz

京都の鴨川にも「かき船」が浮かんでいる時代があったらしい。昭和2年12月2日付『河北新報』朝刊。この年松島産の牡蠣が使われたことでニュースになったようだ。 pic.twitter.com/8w2JnvZfRB

2020-12-30 17:56:18
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松崎貴之 @gelcyz

「全国各学校師団軍艦在外公館」に御真影を配布するには約4万枚が必要になる。昭和3年の紀元節2月11日に撮影し秋の御大典までになるべく配り終えたいという宮内省写真部の一大プロジェクトが走り始めていた。昭和2年12月9日付『河北新報』夕刊。#御真影事情 pic.twitter.com/Uhm3YWlWz1

2020-12-19 14:29:23
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松崎貴之 @gelcyz

関係者は気遣うことが多くて本当に大変だ。昭和2年12月10日付『河北新報』朝刊。新たな御真影の撮影が2月になるということは1月の四方拝ではどうすればいいのかとの質問が全国から寄せられた。そこで摂政時代の御真影の拝礼でも可、それもなければ皇居に向かって遥拝との通達が出たらしい。#御真影事情 pic.twitter.com/j4GGpLflBo

2020-12-19 14:37:39
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松崎貴之 @gelcyz

斯界(蛇界?)では有名な人物なのだろうか。昭和2年12月11日付『河北新報』夕刊。夫の跡を継ぎ日本人を含む6人のスタッフとテキサスで120余種の蛇を飼育しているというアメリカのライルサン女史が来日。浅草方面の蛇屋を見て歩くという予定が語られている。 pic.twitter.com/G5Tpy3BRtg

2020-12-30 21:09:12
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松崎貴之 @gelcyz

一尺(約30m)なら確かに小ぶりな生き物だろうから、死後「市の勧業課長が箱に入れて大事にして居る」というのもおかしな大きさではない。結局何を引き揚げたのだろう。昭和2年12月22日付『河北新報』夕刊。 pic.twitter.com/kVy32A8hrx

2020-12-19 13:44:44
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松崎貴之 @gelcyz

「四」は「死」に通じて縁起が悪いという感覚は電話番号にも及んだ。昭和2年12月22日付『河北新報』朝刊。所有した薬局が潰れたこともあり曰くがついた番号を、町内の寺が引き受けたというローカルニュースを見つけた。ところでこれ、何が成仏するのだろう(笑) pic.twitter.com/05LfC2hMBs

2020-12-19 14:57:29
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松崎貴之 @gelcyz

関係者の苦労が忍ばれる。2月の紀元節前後に撮影する計画が早速頓挫してしまう。昭和3年1月12日付『河北新報』朝刊。撮影時の皇后の召し物(洋装の正装)が薄物である一方、宮中の御写真所には暖房がなくそれは畏れ多いと「陽春のうららかな日」に延期となった。必然的に下賜の時期も昭和4年度上期へ。 pic.twitter.com/rTMfUENBTC

2020-12-19 14:48:25
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松崎貴之 @gelcyz

「材木の鋸屑、粉糠、木ノ葉或は赤土等」と相変わらず「前人未到の材料」というか食べ物ではないあれこれを食糧問題解決のためと口にする熊谷氏の試食研究は続く。当然ながら「単なる悪食家との酷評」もあったようだ。昭和3年1月13日付『河北新報』夕刊。 pic.twitter.com/H6Xc19ZDa6

2020-12-19 14:01:13
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松崎貴之 @gelcyz

戦前の蓄音機事情を知らないので新鮮に感じる話が多い。昭和3年1月27日付『河北新報』朝刊。演説の録音のためだろうか、選挙前の政治家を当て込んだ蓄音機屋が政党の本部へやってくる。「吹き込み会社」がある。「蝋板」に吹き込むと四五十回は再生できる。 pic.twitter.com/hwydftHr5C

2020-12-30 21:41:19
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松崎貴之 @gelcyz

西公園は東北産業博覧会の閉会後、建物や照明設備を撤去する一方、ガラス片や釘が散乱し便所跡の汚水が流れ出る等荒廃した状態が続いていた。土地は昭和3年10月になってようやく清掃した状態で商工会議所から仙台市へ返却されたが、噴水塔は荒れるに任せた様子だったことが窺える(5日付河北新報朝刊) pic.twitter.com/DkG6rCip0i

2020-12-13 08:57:28
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松崎貴之 @gelcyz

謎の左手常に高温と芳香あり。昭和3年11月7日付『河北新報』朝刊。その左手で触ればどんな病気でもたちどころに治ると謳う鈴木天水師の広告。あえて大学病院前で診療パフォーマンスを披露するというのは自信の現れか信じさせるコツなのか。 pic.twitter.com/IXCI9awspO

2020-12-13 14:17:01
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松崎貴之 @gelcyz

事情が全く判らず面白い。「日本の人毛王といはれてゐる東京小石川区岩谷商会こと堀さだ」という女が人毛密輸を企てた人毛商一味の首領として神戸税関に検挙された。昭和3年11月19日付『河北新報』朝刊。押収額も巨額で甚大な影響が予想されている。とはいえまず昭和一桁の人毛事情が不明なことには… pic.twitter.com/kTGz7kUJ0i

2020-12-13 14:37:35
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松崎貴之 @gelcyz

除隊の日は一斉に多くの兵が郷里へ向かって動き出す一大イベントであり、土産物屋も賑わえば、混雑回避のための兵営から鉄道駅までの輸送のオペレーションも重要だったことがわかる。昭和3年11月29日付『河北新報』夕刊。 pic.twitter.com/T9YzXPcgwA

2020-12-13 14:45:12
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松崎貴之 @gelcyz

昭和2年に決定された東京上野公園の改造計画に「現在の袴腰坂本道を登りつめた竹の台入口には左右に二基の大噴水塔が設けられ」るという案があったらしいことを見つけた。昭和3年12月8日付『河北新報』朝刊。#噴水史 pic.twitter.com/XFTjyVqRgY

2020-12-13 14:55:15
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松崎貴之 @gelcyz

「地域と軍隊」という視点で眺めると、この除隊時の土産物や軍服の購入はまとまった金を地域に落とす一大イベントであったことも見えてくる。昭和3年12月12日付『河北新報』朝刊。当時仙台では土産には名入れした手拭いや茶器、盃が多く、風呂敷、掛軸、絵葉書もあり、そこへ家電が伸びてきたようだ。 pic.twitter.com/c2WyhrCcdo

2020-12-13 22:22:53
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松崎貴之 @gelcyz

星製薬が「外務に自信あるの士」たる在郷軍人を建設部に集めてやろうとしていた「大衆奉仕社会貢献事業」とは一体なんだろう。1929年(昭和4)1月14日付『河北新報』朝刊。 pic.twitter.com/hdW8TR8QsS

2021-05-18 23:19:10
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