斎藤環・責任編集『imago』総特集「東日本大震災と〈こころ〉のゆくえ」

斎藤環さん( @pentaxxx )によるimago震災特集に関するツイートのまとめです。
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斎藤環(共著)『「ひきこもり」の30年を振り返る』 (岩波ブックレット) @pentaxxx

さて、以前に予告したとおり、緊急復刊・imago(イマーゴ)斎藤環・責任編集 総特集「東日本大震災と〈こころ〉のゆくえ」 の内容をつぶやくとするかな。

2011-08-16 13:06:06
斎藤環(共著)『「ひきこもり」の30年を振り返る』 (岩波ブックレット) @pentaxxx

【imago 震災特集】まずは中井久夫さんの貴重な未発表原稿「こころのケア」とは何か(兵庫県ヒューマンケア研究年報 7号 2001)に加え、私によるインタビュー記事です。

2011-08-16 13:07:24
斎藤環(共著)『「ひきこもり」の30年を振り返る』 (岩波ブックレット) @pentaxxx

【imago 震災特集】講演会にまで出向いていって私の質問状を手渡し、とりわけデブリーフィングについての貴重な見解をとってきてくれた担当編集に感謝。なぜこころの「ケア」なのか(cureではなく)。その意義が語源にまで遡って、きわめて説得的に展開されています。

2011-08-16 13:07:46
斎藤環(共著)『「ひきこもり」の30年を振り返る』 (岩波ブックレット) @pentaxxx

【imago 震災特集】神田橋條治「懊悩し、妄想中」:果たして原子炉の「安全な廃炉」は可能なのか? これまで全世界で運転停止に至った原子力発電所は100基以上。うち除染されて跡地の公共使用に至ったもの16基とのこと。

2011-08-16 13:08:32
斎藤環(共著)『「ひきこもり」の30年を振り返る』 (岩波ブックレット) @pentaxxx

【imago 震災特集】神田橋流の意表をつく着眼点が光ります。東電や政府の公式発表のウソを、発表者の表情から検証するくだりはユーモラスでありホラーでもあります。

2011-08-16 13:09:22
斎藤環(共著)『「ひきこもり」の30年を振り返る』 (岩波ブックレット) @pentaxxx

【imago 震災特集】香山リカ「『被災地外』について考える」:香山さんは震災直後に被災地を訪れていますが、本稿ではあえて被災地から遠く離れ、メディアを通じて人びとが起こしたさまざまな反応に鋭利な分析をくわえています。

2011-08-16 13:10:11
斎藤環(共著)『「ひきこもり」の30年を振り返る』 (岩波ブックレット) @pentaxxx

【imago 震災特集】とりわけ震災うつと自殺の増加についての危機感にはまったく同感です。メディアによる被災、は今後ますます大きなテーマになるでしょうね。

2011-08-16 13:10:53
斎藤環(共著)『「ひきこもり」の30年を振り返る』 (岩波ブックレット) @pentaxxx

【imago 震災特集】井原裕+斎藤環 対談「日常の回復のために精神科医に何ができるか」:かつて岩手の病院に勤務されていた井原さんは、岩手の事情に異様にくわしいのです。現在の被災地では特殊な知識ではなく、むしろ日常臨床の経験が問われるという指摘は重要です。

2011-08-16 13:13:19
斎藤環(共著)『「ひきこもり」の30年を振り返る』 (岩波ブックレット) @pentaxxx

【imago 震災特集】地域の文化に照準した復興計画、夏期オリンピックを福島で、冬季オリンピックを盛岡で、など、ナイスなアイディアが飛び出しました。http://t.co/cB0hBFN

2011-08-16 13:14:25
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斎藤環(共著)『「ひきこもり」の30年を振り返る』 (岩波ブックレット) @pentaxxx

【imago 震災特集】熊木徹夫「遠隔地からの被災患者支援」:熊木さんは被災直後からtwitterで活発に情報を発信し、賛同する医師たちと協力し合って「どこに行けば薬が手に入るか」「薬なしで眠るにはどうするか」といった情報を拡散し続けました。

2011-08-16 13:15:56
斎藤環(共著)『「ひきこもり」の30年を振り返る』 (岩波ブックレット) @pentaxxx

【imago 震災特集】ネットをフルに活用した新しい〈臨床〉の姿がここにあります。http://t.co/cB0hBFN

2011-08-16 13:16:26
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斎藤環(共著)『「ひきこもり」の30年を振り返る』 (岩波ブックレット) @pentaxxx

【imago 震災特集】 大澤智子「あらゆることが『こころのケア』になりうる」:被災地では医療ニーズに比べ、「こころのケア」の出番は乏しかった。そんな中でスタートした支援者研修の活動。支援者にとって重要なのは休養とねぎらいである。

2011-08-17 23:38:54
斎藤環(共著)『「ひきこもり」の30年を振り返る』 (岩波ブックレット) @pentaxxx

【imago 震災特集】 外部支援者は黒子に徹し、現地の支援者を育むべき、という指摘には、真の自立支援とは何かというむずかしい問題への重要なヒントがある。http://t.co/cB0hBFN

2011-08-17 23:40:57
斎藤環(共著)『「ひきこもり」の30年を振り返る』 (岩波ブックレット) @pentaxxx

【imago 震災特集】 森川すいめい「被災地で『どうして生きなきゃいけないのか』と問われた時」:被災地で失われたのは、多くの人の「生きる理由」であり人びとの「誇り」だった。

2011-08-18 00:01:01
斎藤環(共著)『「ひきこもり」の30年を振り返る』 (岩波ブックレット) @pentaxxx

【imago 震災特集】それでもなぜ生きなければならないのか? そう問われた精神科医の脳裏に去来した、意表を突く「答え」とは? 現場で人びとの訴えをひたすら傾聴し続けた医師の貴重な記録。http://t.co/cB0hBFN

2011-08-18 00:01:28
斎藤環(共著)『「ひきこもり」の30年を振り返る』 (岩波ブックレット) @pentaxxx

【imago 震災特集】 廣川進「救援者の惨事ストレス」:救援者の惨事ストレスは「異常な状況での正常な反応」であるという。その予防には「組織が職員を守る」という信頼感や、リーダーが率先して悲嘆を表現する〈悲嘆のリーダーシップ〉が重要となる。

2011-08-18 00:02:00
斎藤環(共著)『「ひきこもり」の30年を振り返る』 (岩波ブックレット) @pentaxxx

【imago 震災特集】救援組織におけるデブリーフィングの有効性はやり方次第である、という指摘には大きくうなずいた。http://t.co/cB0hBFN

2011-08-18 00:02:30
斎藤環(共著)『「ひきこもり」の30年を振り返る』 (岩波ブックレット) @pentaxxx

【imago 震災特集】 樋口進・真栄里仁「災害とアルコール」:震災後はアルコール依存症者が増える。阪神/淡路大震災において、孤独死の多くはアルコールが影響していた。震災前はかろうじて保たれていたバランスが崩れ,アルコール問題が顕在化した例は多い。

2011-08-18 00:02:54
斎藤環(共著)『「ひきこもり」の30年を振り返る』 (岩波ブックレット) @pentaxxx

【imago 震災特集】被災地でのアルコール問題への対策には、個人のみならず,人間関係も含めた地域社会の復興が必要となる。この指摘はまさに「ひきこもり」にも当てはまるだろう。http://t.co/cB0hBFN

2011-08-18 00:03:18
斎藤環(共著)『「ひきこもり」の30年を振り返る』 (岩波ブックレット) @pentaxxx

【imago 震災特集】 三好春樹「震災と認知症」: 特異な介護思想と実践で知られる三好氏は、現代ほど老人のプライドを根こそぎ失わせている時代はないのではないかと指摘する。

2011-08-18 00:03:42
斎藤環(共著)『「ひきこもり」の30年を振り返る』 (岩波ブックレット) @pentaxxx

【imago 震災特集】豊富な実例のもと、認知症とは「高齢者のPTSD」であるとする氏の指摘は、それを受け入れるかどうかとは別に、参照すべきリアルな細部にあふれている。http://t.co/cB0hBFN

2011-08-18 00:04:05
斎藤環(共著)『「ひきこもり」の30年を振り返る』 (岩波ブックレット) @pentaxxx

【imago 震災特集】岡野憲一郎「災害とPTSD : 津波ごっこは癒しになるか?」  被災地で子どもたちの間で流行した「津波ごっこ」。果たしてそれは回復をもたらすか外傷を強化するのか? ここから連想は、フロイトの孫ErnstのFort Da遊びにつながります。

2011-09-16 22:23:50
斎藤環(共著)『「ひきこもり」の30年を振り返る』 (岩波ブックレット) @pentaxxx

Fort-Da遊びは「母の不在」への馴致か、あるいは象徴的な「母の殺害」を反復することで、言語の獲得に寄与するのか? 立場によって解釈は異なるだろう。外傷体験のシミュレーションが治療的に作用するか反治療的な結果につながるかは予想が難しい。

2011-09-16 22:28:37
斎藤環(共著)『「ひきこもり」の30年を振り返る』 (岩波ブックレット) @pentaxxx

「ある人はそれを侵入的と感じて外傷反応を悪化させ、別の人はそれをひとつの癒しや新たな洞察を得る機会とする。ある外傷がその人にとってどちらの反応を生じさせるかは、その外傷の種類などの客観的な情報からは容易には予想できないのである」

2011-09-16 22:29:56
斎藤環(共著)『「ひきこもり」の30年を振り返る』 (岩波ブックレット) @pentaxxx

「米国と英国の兵士のPTSDの発症率には大きな違いがあ」るという事実は、PTSDが文化結合症候群としての側面を持つことを示唆している。(トラウマの概念が存在しなければPTSDは存在しない)

2011-09-16 22:31:38