松村雄策botからの引用

松村雄策bot @Mackie_Shock

最近、よく思うのだけど、ROの会でもなんでも、やたらと人が集まり過ぎるのではないだろうか。 76-12

松村雄策bot @Mackie_Shock

｢ビートルズについて（年齢的にみても）無知なのに」と書いていたのを思い出す。そのうちに、〝ビートルズよりも歳下なのに〟と言い出すのではないだろうか。つまり、小林は〝俺よりも歳下なのに〟と言いたいのである。(中略) 消えろ！ 92-2

松村雄策bot @Mackie_Shock

僕がやっていた自滅回路というバンドが頭脳警察の前座をやった事も何度かある。前座のセミプロ・バンドのくせに生意気で、メイン・バンドに敬意をはらおうともしなかったのだけど、頭脳警察だけにはしっかりと挨拶をしに行ったものだ。 79-6

松村雄策bot @Mackie_Shock

渋谷は「これで、日本のロック・ジャーナリズムを変えてやる」と言った。そのとき、同じ席にいた僕は、心の中で〝そんな同人誌みたいなものを作ったって、三号で潰れるに決まっているだろう〟と思っていたことを、ここに白状します。 (すばる 88-10)

松村雄策bot @Mackie_Shock

いつも四番手か五番手あたりについていて、気がついたら上に誰もいなくなって、いつのまにか一人だけ残っていたのである。そう考えるというと、ストーンズというのは、したたかである。ウサギとカメである。 89-10

松村雄策bot @Mackie_Shock

どうして誰もが「ビートルズは大好きだった」と言うのだろうか。「音がうるさい」とか「髪が長い」と言ったのは君じゃないか。はっきり言おう、君は敵だったじゃないか。 (｢鳩よ！｣ 2001-3)

松村雄策bot @Mackie_Shock

あの頃のロック・ファンやロック・ジャーナリズムの、ポールへの風当たりの強さといったらばなかった。耐え難きを耐え、忍びがたきを忍んだポール・ファンは、いまでも執念深く、全部覚えているのである。忘れてないよ、僕は。 （｢音楽専科｣ 78-5）

松村雄策bot @Mackie_Shock

一九八九年から始まったポールのワールド・ツアーでは、「ゴールデン・スランバーズ」からの三曲のメドレーが演奏された。（中略）とりあえずリハーサルを始めたら、途中から音がおかしくなった。どうしたのだろうと思って見たら、卓についていたサウンド・エンジニアが号泣していたそうだ。

松村雄策bot @Mackie_Shock

たけしからも、賢司さんからも、ニール・ヤングからも、共通したにおいを感じた。それは、アダルト・メランコリーとチャイルドライク・ワンダーとパラノイアだ。 82-2

松村雄策bot @Mackie_Shock

衰えてきてからの馬場の佇まいは、信じられないぐらいに素晴らしかったのだ。(中略) 自分でも、馬鹿だったと思う。猪木フリークになったからといって、馬場のプロレスから離れることはなかったのだ。 99-4

松村雄策bot @Mackie_Shock

松村: 書店に着いたらな、店頭に二メートルぐらいの看板が出ててな･････････。 渋谷: 世界人類が平和でありますように、って書いてあったのか？ 松村: 違わい。松村雄策がやってくる ヤア！ ヤア！ ヤア！ って書いてあったんだよ。

松村雄策bot @Mackie_Shock

〝感性のマツムラ化〟などと、しばらく前に誰かが書いていた。書いた人は冗談のつもりだったのだろう（中略）しかし、申し訳ないけれど、僕はその手の冗談は通じない人間なのだ。｢ふざけるな、馬鹿野郎！」と思っている。てめえがやってみろ、てめえが。 88-7

松村雄策bot @Mackie_Shock

いま思えば、渋谷や橘川が「共同幻想論」について話している横で、僕は「江分利満氏の優雅な生活」について語っていたのだ。(中略) 創刊号の僕の原稿についても、誰も何も言わなかった。無視されたのだ。唯一誉めてくれたのが、岩谷だった (とっつぁん、ちゃんと覚えてっからね)。 84-6

松村雄策bot @Mackie_Shock

僕が馬場が好きだと言うと、まわりを囲まれて三時間はそれが間違っているということを叩き込まれた。あのときあそこで馬場ファンだということは、あのとき「ロッキング・オン」でポール・マッカートニー・ファンだということと同じだったのだ。 99-4

松村雄策bot @Mackie_Shock

数年前に歌手をやめたことはとてもヘヴィーな出来事であった。(中略) やめた直後の落ち込みは、ともかくひどかった。例に挙げては申し訳ないけれど、早川義夫さんはやめてから十年以上もロックを聴く気にはなれなかったようだ。僕もそうだった。 89-4

松村雄策bot @Mackie_Shock

高校生の時のある夏休みに、何十巻かの日本文学全集を読破したことがあった。(中略) その時、全部読み終わって、大上段に振りかぶって偉そうなことをいう奴は、信用出来ないような気になった。どうも嘘が多いように思えたのだ。僕のこの感覚は、いまでも変わってはいない。 84-10

松村雄策bot @Mackie_Shock

日本武道館で上映会もあった。(中略) 当日は模擬試験の日だったけれど、ほんの一瞬も迷わなかった。翌日、学校で教師に殴られた。(『マジカル･ミステリー･ツアー』)

松村雄策bot @Mackie_Shock

松村: 社長じゃなきゃ、仲人はやっちゃいけないのかよ。 渋谷: 決まってんだろ、無駄に仕事が遅い原稿書きなんか、仲人はやっちゃいけないんだよ。 松村: いつどこで誰が決めたんだよ。青島幸男が都議会で決めたのかよ。何時何分何秒だよ。

松村雄策bot @Mackie_Shock

渋谷: お前、早川義夫に「松村さん、また歌わないの？」って言われて、ずいぶん考えたって言ってたじゃないか。 松村: そりゃあ、早川義夫に言われりゃあ、考えるだろ。お前だって、ジミー・ペイジにドラムやらないかって言われたら、考えるだろ。 渋谷: 言われねえよ、そんなこと。

松村雄策bot @Mackie_Shock

NMMの編集部にいるという人間から、｢原稿の中に〝僕〟という言葉を使うのは、評論家ではない」と言われたこともあった。(中略) 僕はそのバンドのヨイショ原稿を書いているのではなくて、読み物を書いているのだ。 02-9

松村雄策bot @Mackie_Shock

ずっと批判され続けていた中で、唯一〝松村さんは自分のことを書くから、信用できる〟と言ってくれたのが、早川義夫さんだった。 02-9

松村雄策bot @Mackie_Shock

「おす」と言って、ポールが入って来た。百五十回観た「ア・ハード・デイズ・ナイト」の一場面のように、百回観た「ヘルプ！」の一場面のように、五十回観た「レット・イット・ビー」の一場面のように

松村雄策bot @Mackie_Shock

大学のサークル活動でロック・バンドをやっているなどと聞くと、張り倒してやりたくなった。俺が汗だらけ血まみれで肉体労働で稼いだ金で買ったギターと、てめえが親から貰った小遣いで買ったギターとが、同じ音のわけがねえじゃねえか。しかし、現実にロックは大きく変わってしまったのだ。86-2

松村雄策bot @Mackie_Shock

「フリー・アズ・ア・バード」は、ビートルズではなかった。

松村雄策bot @Mackie_Shock

僕より七歳下であって、だから一九六六年には八歳で小学生だったことになる。ある日、学校が終わって彼が門を出たら、そこにおじいちゃんが立っていた（中略）おじいちゃんは､「今日、ビートルズというのが、日本に来たんだ。危ないから、迎えに来たんだ。さあ、早く帰ろう」と答えたという。