竹の子書房的校正について
それでも「人の言うことなんか聞きゃしねえ!」という暴れ馬のような作家から「わあ、すげえ!」を得られたとき、どの読者よりも上司よりも早くそれを見られるとき、「ほらほら、この人凄いんだよ!」と言って回るとき、「編集者冥利に尽きるなー」という個人的幸福感に包まれる。
2011-11-02 16:14:38そもそも作家は勝手に育つし、特に作品内容について編集者が「してやれる」ことなど少ない。編集者冥利は「俺の手柄」を誇るものではないし、作家と違って成功によって分け前が入るわけではないし(社員編集なんか給料のみだしw)、名誉もないし。
2011-11-02 16:16:08なのに、なんで編集の仕事続けてんのん?と言われると、自分でも首を傾げるけど、面白さを感じてるんだから、ええやん、と。創作ではない系統の雑誌をやってたときもそうだけど、その道の人にしかわからない面白さってのは、恐らくどんな分野にもあるんだろうと。
2011-11-02 16:17:20モノカキ界の陰に潜む編集者にも、編集にしかわからない奥深さと面白さ、楽しさがあるんだぞう、いひひ、と笑っておくことにする。(大部分は苦役です)
2011-11-02 16:18:08校正の考え方として「著者の原稿は絶対に正しい。故に、ゲラの誤字は著者の原本に対して間違っているから正す」って思考と「著者の原稿が事実に反しているので質す」って考え方がありますよね RT @1104shin: なにか参考になる事でも語れればよいのですが、概ね縁の下で、光あるところに
2011-11-05 07:31:58昔は校正というとその両方で、版下屋さんの誤タイプの指摘が校正の重要な仕事だったな、と。今は入れたデータがそのまま出てくるのでw誤字の非について版下屋さんは責められないw RT @1104shin: なにか参考になる事でも語れればよいのですが、概ね縁の下で、光あるところに出ませんし
2011-11-05 07:33:06結果、誤字校正よりも「著者の原本がそもそも間違っている」という校閲的作業機会が、かつてより増えてるんじゃないかなーと思います RT @1104shin: なにか参考になる事でも語れればよいのですが、概ね縁の下で、光あるところに出ませんし! “@azukiglg: 校正を「浴びる」
2011-11-05 07:33:57僕は下積み時代に鬼神のような校正/校閲さんに鍛えて貰った幸運な経験をしているのですが、アナログ時代の校正/校閲さんは一種の超能力者だな、とは思いましたねー RT @1104shin: なにか参考になる事でも語れればよいのですが、概ね縁の下で、光あるところに出ませんし! “
2011-11-05 07:36:46僕が学生の頃に聞いた致命的な誤字(新聞の一面)で、「アメリカ大使」とすべきところを「アメリカ大便」とした例が実際にあった、と聞きました RT @1104shin: 心同熱同! 校正してて、「総合」と「統合」間違えた、失敗談(汚い原稿なのよw)。RT “@azukiglg: 原稿
2011-11-06 03:16:13そのくらい校正は大事なんだけど、見出しとかに限って「絶対に間違ってるはずがない」と皆が思ってるから見落とす、ってな話ですねw RT @marocchorina: みんなでskype中に見て、吹き出しかけましたよ! RT @azukiglg: 僕が学生の頃に聞いた致命的な誤字(新聞
2011-11-06 03:22:53@azukiglg @marocchorina 戦前には「天皇階下」と書いて右翼に怒鳴り込まれた(そしていくらか出して解決した)ことがよくあったとか
2011-11-06 03:28:02「俺じゃなくても他の誰かでも気付いてるはずだ」と、全員が思っちゃうからじゃないですかねw RT @aniz0213: @azukiglg なんでデッカいとこほど、見逃しやすいんですかねぇww
2011-11-06 03:35:06とある編集さんから聞いた話。「東方神起」の記事のはずが、ずっと「東方不敗」となってたことに長いこと気付かなかったらしいw (ちゃんと直って入校したっぽいけどw
2011-11-06 03:38:32最近、「読めない人への配慮」や「物々しい雰囲気を緩和してソフトにするための配慮」で、なんでもかんでも平仮名にしてしまう風潮が強いけど、あれはたぶん「読者の新聞離れ(新聞はルビ入れられないから)」への営業対策の結果だと思う。
2011-11-06 14:45:00「がん」とか「ら致」とか「覚せい剤」とか。「弱肉強食」をじゃくにくきょうしょく、「魑魅魍魎」を「ちみもうりょう」と書いたところで、元の四文字熟語を知らない人は意味なんかわからんがな。安易に熟語を日本語表記すればソフトで平易ってのは手抜きだと思う。
2011-11-06 14:46:31まあ、訓読みや送り文にまで漢字を多用するのは、それはそれで読者にとって「読みにくい」だけなんで、そこらへんのバランスではいつも頭を悩ますところ。
2011-11-06 14:47:22