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マジンガーZ 簡易レビューまとめ

アマプラで平日に1話ずつ、5ヶ月ぐらいかけて見進めての簡易レビューをまとめました。
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大山シュウ @ohyama_emerald

今でこそ然程の驚きはないですが、直前までVHSとかブラウン管画質しか知らないでいると隔世の感があるかもしれません。なにしろ背景美術の線のタッチまでもがクッキリと見えるのですから。

2021-03-31 22:42:49

1〜20話

大山シュウ @ohyama_emerald

序盤はまだまだスタッフも手探りという感じで、マジンガーZの作画も安定してませんでした。いわゆるロボットアニメとしては「有人」という未開拓の分野だったので「本当にこの方向性で大丈夫なのか」という不安もあったのかもしれません。

2021-04-27 02:54:54
大山シュウ @ohyama_emerald

その一方で「敵側の破壊活動とそれに乗じた扇動によってヒーローが民衆に糾弾される」というエピソードを(一度限りながら)7話という早い段階でやっており、こうしたジレンマとの格闘と模索は常に繰り返されてきたのだと確認できます。あしゅら男爵の変装がいろんな意味で怪しすぎる。 pic.twitter.com/y04L139saJ

2021-04-27 02:54:55
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大山シュウ @ohyama_emerald

やはり時代を感じるセリフやキャラ造形も多く、兜甲児は事あるごとに「女の子は引っ込んでろ」とのたまい、弓さやかはこれに反発するようでいてたいてい甲児君に助けられ「アフロダイAはマジンガーZの恋人ですもの、少し控えめにしなくちゃ(8話)」などとしおらしいことを言ったりします。

2021-04-27 02:54:56
大山シュウ @ohyama_emerald

実際アフロダイAの戦績は目を覆うばかりで、良くてマジンガーZの前座扱い。悪くするとそれすら満足にこなせず、マジンガーZでも苦戦する相手には出撃を見合わせられる(15話)さえあります。男女のヒーローが並び立って戦うケースもチラホラ見えはじめてはいましたが、まだまだそんな時代でしたね。

2021-04-27 02:54:56
大山シュウ @ohyama_emerald

コメディリリーフとしてのボス組の存在も見逃せません。ズッコケを連発して皆を笑わせたり笑われたりするこの手の「根は優しいけど喧嘩っ早いブサメン達」はいまや絶滅危惧種です。誰かをイジったり貶めたりして笑いを取ったり話のフックを作るやり方が好まれなくなってるってことでしょうか。

2021-04-27 02:54:56
大山シュウ @ohyama_emerald

敵方に目を向けると、Dr.ヘルよりもあしゅら男爵の出番が圧倒的に多くてちょっと驚かされます。ヘルは首領であると同時に開発者でもあるんで、普段は新しい機械獣の作成に没頭しているのか全く出てこない回も結構あります。それで影が薄くならないのはさすがですが。

2021-04-27 03:24:06
大山シュウ @ohyama_emerald

あしゅら男爵も基本的にはヘルに忠実なんですが、そのヘルの発明で巨人になった時には謀反を口にしたり(12話)、勝手な作戦を展開して怒られたり(8話)、独断専攻を部下に制止されて「俺には俺の考えがある」と強行したり(20話)、いろいろ思うところがあるようです。パワハラ激しいしね。

2021-04-27 03:24:07
大山シュウ @ohyama_emerald

ただ、ヘルは散々に叱り飛ばしながらもあしゅらを見放すことはせず、イタズラを仕掛けて揶揄う(5話他)など妙にフランクに接する時もあります。彼にしてみたらあしゅらは「作品」でもあるし、「あんなやつでも可愛い部下だ」ってことなのかもしれません。羨ましい関係性では全然ないけど。

2021-04-27 03:24:07
大山シュウ @ohyama_emerald

戦闘面で特筆すべきは、マジンガーZの圧倒的強さ。 機械獣の小技程度ではビクともせず、攻撃へ転ずれば相手の装甲を簡単にぶち破ってしまいます。武器が命令系統の故障で使えなくなっても、その腕力だけで機械獣を圧倒してみせて(15話)います。

2021-04-27 03:24:07
大山シュウ @ohyama_emerald

ヘル側も正面からでは分が悪いことは重々承知しており、二面作戦で研究所制圧を狙ったり(6話、15話)、無関係の人々にテロ行為を仕掛けて脅迫したり(7話、17話)、戦前の巨大砲を持ち出して研究所を攻撃しようとしたり(11話)と、あの手この手で攻めてきます。こうした丁々発止が本作最大の見所でしょう。

2021-04-27 03:24:07
大山シュウ @ohyama_emerald

その上で全体を60年代の香りを濃く残したいわゆる「テレビまんが」などこかおおらかな空気が覆っており、今の目線で見るとちょっと不思議な雰囲気があったりします。効果音がいちいち大袈裟なのもいい。これが残り6クール強の間にどう変化してゆくか楽しみですね。

2021-04-27 03:24:08
大山シュウ @ohyama_emerald

こっからは個人的推し機械獣を紹介します(20話まで)。 まずはガラダK7。ダブラスM2と並び、記念すべき機械獣トップバッターです。髑髏をモチーフにした顔面と、死神の鎌のように左右へ突き出たブーメランが物騒すぎてステキ。 pic.twitter.com/KPlojisIkJ

2021-04-27 03:51:24
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大山シュウ @ohyama_emerald

ダブラスM2。 ガラダK7と並び、マジンガーZが主体となる作品には必ずと言っていいほど顔を出す機械獣の中の機械獣です。無機質ながらも竜かトカゲを思わせる双頭が、いかにも「機械の獣」という感じで味わい深いものがあります。 pic.twitter.com/QTqyAQBpkk

2021-04-27 03:51:25
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大山シュウ @ohyama_emerald

グロマゼンR3。 初期の機械獣は単色に近いカラーリングのものも少なくなく、これはその典型例です。量産型っぽい雰囲気。しかしグワングワンとダイナミックに伸びる腕のおかげで、動くと全く異なる印象を与えてきます。マジンガーZのパチモンみたいな顔も一周回って魅力です。 pic.twitter.com/PXPpsbfvNy

2021-04-27 03:51:26
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大山シュウ @ohyama_emerald

キングダンX10。 第1クールでは異彩を放つデザインの機械獣です。むしろ戦闘獣っぽい。まるで意志を持っているかのように振る舞うこともあり、独特な存在感があります。この外見で眩惑戦法がメインなのも意外性といえば意外性。 pic.twitter.com/GvGWm7ltmc

2021-04-27 03:51:28
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大山シュウ @ohyama_emerald

アブドラU6。 公園の大魔神像にカモフラージュして破壊活動を行うというツッコミ所満載な作戦に起用されましたが、後期OPで毎回出てくるおかげでとても印象的な一体です。アフロダイAにダメージを受けるなど脆い一面も。 pic.twitter.com/LNhJE9aLuJ

2021-04-27 03:51:29
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大山シュウ @ohyama_emerald

デイモスF2。 リモコンひとつでバラバラに分解できるのが最大の特徴で、これにより攻撃を躱したり衝撃を散らしたりできます。しかしなんといっても印象的なのは、その悪魔を思わせる恐ろしい風貌でしょう。「デビルマン」の敵って言われたら詳しくない人は信じてしまいそう。 pic.twitter.com/dfhtvZnLMI

2021-04-27 03:51:30
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大山シュウ @ohyama_emerald

ブライトンJ2。 スマートな四肢とシャープな頭部、ゼットンを思い出させるいかにもなんか出そうな胸部と、個人的にお気に入りの一体です。実際胸からは光線が出るんですが、マジンガーZ相手には目眩し程度の役にしか立ちません。しかし、地の利を活かしてよく役割を果たしてました。 pic.twitter.com/FqLlrHr5s9

2021-04-27 04:13:01
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大山シュウ @ohyama_emerald

スパルタンK5。 古代の戦士(婉曲表現)の魂を宿す機械獣です。前期機械獣でも最強クラスで、携える槍は超合金Zでできたロケットパンチをも刺し貫く鋭さ。こいつを皮切りに機械獣はどんどん強大化し、Zも若干のダメージを受け始めるようになります。 ガラダ、ダブラスらと共にスパロボにも登場しました。 pic.twitter.com/IFm2B19V5u

2021-04-27 04:13:02
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大山シュウ @ohyama_emerald

ゴリアスW3。 電磁ムチ(ヒートロッドか?)を操り、マジンガーZの命令系統を狂わせた強敵です。この影響で武器が使えなくなったため、Zは徒手空拳のみで挑む戦法に切り替えて危機を脱しました。発電装置でもある肩のツノをへし折られて電気が逆流、自滅という少々マヌケな最期を晒しています。 pic.twitter.com/EXpndtAJfq

2021-04-27 04:13:03
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