研究者と社会的責任~若手研究者の立場から考える(8/24)

3.11以来、科学者と社会とのコミュニケーションの問題が顕在化し、これをきっかけに、「研究者の社会的責任」についての議論が盛んになされています。なぜ、この問題をめぐり、双方の間に温度差があるのか。また、世代間の意識の違いのようなものはなぜ生まれてくるのか。8/24に、一部で交わされた会話をまとめました。
24
@wakabafukada

しかし全日本国民に対してこれだけのことをしてしまったにもかかわらず、何の後始末もしようとしないどころか「正しく怖がれ」みたいな無責任なことしかいえない科学者クラスタは本当に何か、根本から狂ってると思う。

2011-08-24 11:15:49
あらら @A_laragi

という話になると思うんだよね・・・。ガチャピンもどきは、コミュニケーションはコミュニケーターに丸投げしてもよい、とか寝ぼけたこといってたけど、そこを「丸投げ」すれば、結果的に、科学者の権利も自由も大きく制限される、ということに気づいてないのかな。

2011-08-24 11:15:46
@kumakiti2ch

@A_laragi いやそこは気づいてるでしょう。で、そうなったらそうじゃない国に行く、と言ってませんでしたっけ?それはそれで個人の取り得るひとつの選択でしょうけども。

2011-08-24 12:08:48
あらら @A_laragi

@kumakiti2ch この辺の会話ですね。 http://t.co/HBKDGuI 読み返してふと思ったのは、若手の理系研究者の、社会貢献意識が低いのは、ポスドク問題に見られるような棄民政策と、関係がないとはいえないな、ということですね。

2011-08-24 16:22:20
@kumakiti2ch

そらそうでしょうね。いくら問題を指摘したところで、研究者側からしたら【そんなもんに対応するほど余裕もないし、俺達だけに責任載せるな】ってなります RT @A_laragi: 若手の理系研究者の、社会貢献意識が低いのは、ポスドク問題に見られるような棄民政策と、関係がないとはいえない

2011-08-24 16:27:01
あらら @A_laragi

国や社会が、自分たちの研究や生活を満足にサポートしないのに、何で何かあったときだけ、それらに貢献しなきゃならないんだ、というのは、無意識にあっても全くおかしくない。むしろあるのが自然。

2011-08-24 16:28:10
@kumakiti2ch

@A_laragi 結局、今の問題って色んな所で共通してると思うんですけど、【専門化・分業化・効率化】の裏側というか狭間で起きる問題で、その可視化出来ないコストを誰も負担しようとしないから、ただ乗りと押し付けが起きているんだと思うんですよ。グローバル企業の問題も同型かなーと。

2011-08-24 16:31:26
あらら @A_laragi

@kumakiti2ch 油が切れて、色んなところで不協和音を立ててる感じですね。社会全体がそうならまだいいんですが、世代間のギャップなんかもあって、火種は満載ですね。一見すると出口なしに見えてしまいます。

2011-08-24 16:40:20
Yu Naito @yu_naito

@A_laragi なるほど。自分から師匠筋あたりまでの逃げ切り世代しか想定できてなかったかもしれないなぁ。ちょっと反省。

2011-08-24 16:48:55
あらら @A_laragi

@yu_naito 文科系の研究者は、ディレッタントといいますか、その辺最初からあきらめてる感も多少あるんですが(それが良いことかは別として)、理科系は意識が異なっても全く不思議ではないという気はしてます。

2011-08-24 16:54:08
@kumakiti2ch

@A_laragi つうかまぁ、社会貢献意識って言っても、【業績・業績・業績】で競争しているのが当然になっている研究者がそんなもんやってられるか、ってのはよくわかりますし、同時に言えば、それだけ自領域の思考様式に尖鋭特化した生活しながら【別の言語】で対話するのは難しい気はします

2011-08-24 16:37:53
あらら @A_laragi

@kumakiti2ch 業績主義と社会貢献志向というのは、必ずしも矛盾しないとは思うんですが、そもそも意識の問題として、やっぱり本音では恩義を感じていないものに、貢献をするというのは、無理があるということのように思えます。

2011-08-24 16:42:39
@kumakiti2ch

仰るとおりですが、今の研究者社会の評価基準には、両者を一致させる様なシステムが組めていない様に見えますね。 RT @A_laragi: 業績主義と社会貢献志向というのは、必ずしも矛盾しない

2011-08-24 16:49:01
@kumakiti2ch

@A_laragi そもそも、昔からそういう【社会全体の中での自分の専門領域の位置づけ】みたいなものを含めた議論は、大抵の場合ある程度の大家というかビッグネームになってからやる方が多いと思うんですよね。若い頃はそういう人もひたすら研究だけしてるような時期があったり。

2011-08-24 16:41:52
あらら @A_laragi

@kumakiti2ch そういう側面もあるんですが、やはり、意識というか心の中でそういう志向を持っていることというのは大事だと思うんですね。それが具体的に外在化されるかはともかくとして。若い頃から全くそういう志向のない人が、大家になって急に目覚めるということもないと思います。

2011-08-24 16:46:21
モジモジ @mojimoji_x

@kumakiti2ch どういう形であれ、社会資源の一部を預からせていただいて初めてそれを研究活動に投じることができるわけで、若いからといってそういうところに無自覚であっていいとは思わないですけどね。自然科学か人文社会系かを問わず。 @A_laragi

2011-08-24 16:47:05
あらら @A_laragi

@mojimoji_x @kumakiti2ch それはおっしゃるとおりで、研究者一人を育てるには、有形無形の社会のサポートが相当注ぎ込まれていて、もしかしたらそれは、社会福祉なんかに移転可能だったものである、という意識はあるべきだと思ってます。

2011-08-24 16:49:29
@kumakiti2ch

多分、【インセンティブ】がそのように【変えられてきた】面があると思うのです。 RT @mojimoji_x: 、若いからといってそういうところに無自覚であっていいとは思わないですけどね。自然科学か人文社会系かを問わず。 @A_laragi 大家になって急に目覚めるということもない

2011-08-24 16:51:05
モジモジ @mojimoji_x

志の持ちようというのはあると思うのですよね。たとえば、業績主義で競争させられるような環境の変化だって、それを批判することも業界人としての責任じゃないの、とか。特にアカポス持ってる教員とかにはそう思います。 @kumakiti2ch @A_laragi

2011-08-24 16:55:25
@kumakiti2ch

利己心を無制限に肯定するなら、サポートだけ受けて逃げるのが個人の最適な行動でしょう。そういう行為を率先して称揚して、そう行動する人が多ければ、研究者だって「世の習い」と考えますよね RT @A_laragi: @mojimoji_x 有形無形の社会のサポートが相当注ぎ込まれていて

2011-08-24 16:57:24
モジモジ @mojimoji_x

自分がどのようなインセンティブ構造の中に置かれているかを自覚することと、そのインセンティブに逆らう別の動機を自分の中に見つけ、守り、育てることは、両立するどころか不可分のことじゃないの、とか思ったり。

2011-08-24 16:58:13
@kumakiti2ch

おそらく【個人】ではうまくアクションに出来ないのだろうな、と思います。この辺日本の労働者の問題ととても似ている気がしますね。 RT @mojimoji_x: それを批判することも業界人としての責任じゃないの、とか。特にアカポス持ってる教員とかにはそう思います。 @A_laragi

2011-08-24 17:00:22
あらら @A_laragi

@kumakiti2ch @mojimoji_x 逃げ切れればいいんですけど、くまきちさんがおっしゃるように、効率化に組み込めない部分を押し付けあう状況では、出口なんかないと思うんですね。どのみち。

2011-08-24 17:01:28
モジモジ @mojimoji_x

「利己心だけに従うやつ」と批判されたときに、「利己心だけに従って何が悪い」と言い返したくなるなら、そこに既に利己心以外のものがあるわけです。結局、利己心を無制限に肯定している人って、利己心以外に従わない人にもいないのでは? @kumakiti2ch @A_laragi

2011-08-24 17:00:53
@kumakiti2ch

その通りですね。でも、【そんな面倒な話は無視していいということになっているんでしょう】ね。誰が「いいよ」って言ったかは知りませんけれど RT @mojimoji_x: 「利己心だけに従って何が悪い」と言い返したくなるなら、そこに既に利己心以外のものがある @A_laragi

2011-08-24 17:04:35