コミケ代行という名の転売行為で炎上した件について、ラノベ作家のSOWさんのつぶやき「人様の上前を撥ねるのはただの売人!商人なら価値を生み出せ!ユーザーを増やせ!」

ところどころ論理的によくわからないところがありましたが、多分売人と商売人は違うって話がしたかったんだと思います。 正直主語がデカイ、話題が発散しすぎ、ややネット軍師感あるなどなどちょっと引っかかるところはありますが、面白い話だと思います
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SOW@ @sow_LIBRA11

コミケ代行と言うなの転売行為を絶賛した「高校生よショーバイせよ」というアレなのが炎上しているようだが、改めて日本の経営者というのが「価値を生み出す」という商いの本道が苦手になのだなぁと、絶望的な気持ちになる話です。

2021-10-11 17:56:47
SOW@ @sow_LIBRA11

クリエイターがどれだけ高品質なものを作っても、売り手がこんな陳腐な方法を絶賛するのでは、なるほど確かに日本の生産性がオチていくばかりなのがわかります。 商いとは「価値を生み出す」ことであり、「人様の上前を撥ねる」ではありません。 発想が貧弱すぎる。

2021-10-11 17:58:16
SOW@ @sow_LIBRA11

「100円で100部しか刷られない本があり、6万で売れた!」を自慢している。それを褒め称えている。なんという貧弱で、しみったれた考え方でしょう。 なぜ「6万で売れるものを、その人達は100円でしか売らなかった?」と考えないのか、脳みその代わりに泥でも詰まってたんでしょうか。

2021-10-11 18:00:24
SOW@ @sow_LIBRA11

様々な理由はあるでしょう、しかし、その作者が、それだけの価値のあるものを作りながら「100円で100人にしか売らなかった」のが「なぜ」と思い至らなかった段階で、阿呆です。おつむが足りません。 五歳児でも疑問に思うことです。

2021-10-11 18:07:28
SOW@ @sow_LIBRA11

100円のものを6万出す人がいることは、その品には600倍の価値があるということ、600倍の需要があるということです、それが100部です。なぜそれを6万人に売れば600万儲かると考えることが出来ないのか!!!

2021-10-11 18:08:47
SOW@ @sow_LIBRA11

6万人が買うものならば、その事実自体が更に新たな価値を生み、「6万人が求めた」という品をさらに6万人が欲しがるのではとなぜ思えないのか! 「100円の本を6万で転売しました!」と鼻垂らしながらドヤ顔をするガキに、 「バカだなぁ俺なら一千万儲けたぞ」となぜ言えないのか!

2021-10-11 18:11:18

SOW「価値を生み出すというのは、靴がない島にサッカーボールを送り届けて靴の需要を生み出したり、カラーテレビの需要を生み出すためにオリンピックを招致するようなことをいうのだ」

SOW@ @sow_LIBRA11

私の言っていることは穴だらけの理屈ですよ。 ウォーズマン理論なみに穴だらけだ。 だが、それを実現できるから「商売人」なのです。 彼らのやっていることは、ただの「売」です。 ただの「売人」。 「もっと儲かる方法」があると考えず、「損した」ことにも気づけないバカです。 pic.twitter.com/KDyO6ad4xh

2021-10-11 18:13:41
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SOW@ @sow_LIBRA11

「南の島の靴のセールスマン」の話し、ご存知ですか? 有名なたとえ話ですな、フィリップ・コトラーでしたか。 「この島の住人は誰も靴を履いてないから靴は売れない」ではなく、「誰も靴を履いてないから靴を売りまくれるぞ」というあれデス。 pic.twitter.com/LJ4wlYDn47

2021-10-11 18:15:48
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SOW@ @sow_LIBRA11

この話にさらに付随したものがありましてね。 「でもだからといって、誰も履いてないってことは、靴の需要がないってことだろ?」と疑問に、ある商売人が言ったそうです。 「簡単だよ、サッカーボールをプレゼントすればいい」と。 pic.twitter.com/u1iSIyZP8K

2021-10-11 18:17:20
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SOW@ @sow_LIBRA11

サッカーは楽しいスポーツです、ルールも簡単で誰もが出来ます。しかし、靴があったほうが、「より楽しめます」、その瞬間、「靴がいらない」人たちの中に「靴を持つ価値」が生まれるのです。 「新たな価値を作り出す」これが商いであり商業であり、経済の基本です。

2021-10-11 18:18:44
SOW@ @sow_LIBRA11

ぐるっと我々の回りにあるものを御覧なさい。 エアコンもテレビも、スマホもPCも、全部この百年程度で生まれた「新たな価値」です。 我々の日常にあるものは、百年前まで大富豪でも持ってなかったようなものばかりです。

2021-10-11 18:20:12
SOW@ @sow_LIBRA11

「庶民にそんなもの必要ないんじゃないの?」とするのではなく、「なら庶民が必要にするにはどうすればいいか?」と考えるところに、あらたな市場が、需要が、商いの種が転がっているわけです。

2021-10-11 18:21:04
SOW@ @sow_LIBRA11

大河ドラマの「いだてん」でも語られていましたが、テレビの普及のきっかけは、皇太子ご成婚パレードを見たいという人たちがいたから。それから新たにカラー放送を始めたが、「でも高いし白黒でいいや」と、なかなか売れなかったそうです。 pic.twitter.com/sXfLkdiuNY

2021-10-11 18:23:02
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SOW@ @sow_LIBRA11

そこで新たに提案されるわけですね。 「世界中の色とりどりの国旗が並び、世界中のいろんな肌や髪や目の色の人々が集まるオリンピックを行えば」 「カラーである」ことの価値が高まり、カラーテレビが売れるでしょうと、事実、この時期から日本のカラーテレビ需要は跳ね上がります。 pic.twitter.com/TkKCzTgYz7

2021-10-11 18:25:35
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SOW@ @sow_LIBRA11

ちなみに主人公田畑政治が、劇中でこのプロモーションを行い、それを認めたのが、時の総理の池田勇人ですね。「所得倍増計画」を叩き出した、戦後高度経済成長の立役者の一人、「経済の池田」と呼ばれた人物です。 pic.twitter.com/D6Bjg4J59H

2021-10-11 18:27:13
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SOW「商売は足し算引き算じゃなくて掛け算で考えろ!」

SOW@ @sow_LIBRA11

まぁいろいろ脇道にそれましたが、「なぜ足し算で考える」なのですな。 商売ってなぁ掛け算で考えるものです。 100円に手間賃100円足して200円で売る。 じゃないんですよ。 100円のものを100倍にして10000円儲けるなんですよ、Do it!(それをしろ)

2021-10-11 18:30:07
SOW@ @sow_LIBRA11

今回の炎上話、ドヤ顔の高校生も、アホみたいに褒めた「自称カリスマ経営者」も、どっちもセンスゼロです。 黒田如水なら「その100円の同人誌を6万で転売した逆の手で、お前はなにをした?」と落胆されるでしょう。 pic.twitter.com/Dz7l6n5uCS

2021-10-11 18:34:44
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SOW@ @sow_LIBRA11

そういや黒田如水こと黒田官兵衛も、実家が目薬売りなのは有名ですが黒田家そのものが資産運用と商業に抜群のセンスを持っていて、その発想力と思考法こそが、秀吉をして「最も恐れた」と言わしめるほどの大軍師の根源だったと言われていますね。 pic.twitter.com/1ik7K5VUq0

2021-10-11 18:37:29
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SOW@ @sow_LIBRA11

官兵衛が息子長政にしたという「逆の手」の逸話は、「息子が黒田家の思考法を有していない」ことへの落胆もあったのかもなと、思ったりします。 「経済人、商売人としての官兵衛」という側面、意外とおもしろいかもなぁ。 戦国乱世で、「最も自分の生産性を高めた」人物でもあるわけですから。 pic.twitter.com/01QPxmF715

2021-10-11 18:40:42
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義風堂々!! 疾風の軍師 -黒田官兵衛-1巻

原哲夫,堀江信彦,八津弘幸,山田俊明