売れるもの と 面白いもの

「どうしてこんな面白い本が売れないんだ!」という疑問がなぜ起こるのか、考えているんじゃないかなあ。
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@itimaigai

@hikamiza 濁った湖で、この作品は面白いという多くの読者に会える反面、批判の矢面にも立たされます。当然多くのお金が関わりますから、多くの嫉妬や羨望、あるいは批難の元ともなります。濁った水に清流魚は住めません。清流魚はもう死ぬしか――筆を折るしか、なくなります。

2010-05-01 11:48:32
@itimaigai

@hikamiza そういうわけで、私はプロモーターは作家の味方ではないと思います。むしろ読者の味方だと私は考えます。人の踏み入ることのできない清流から、作家を街中の濁った湖に連れてきて、街中の人皆が、いつでも好きなように見れるようにする運び屋がプロモーターなのですから。

2010-05-01 11:51:20
@itimaigai

@hikamiza つまり優れた本を手軽に見つけ、読みたいという読者の絶え間ない欲に答える人こそがプロモーターだと考えます。そして、彼らはその為に魚の余命を無視します。同時にこの後先考えぬ怠けた購買欲が、作家の名が売れるという比喩に繋がり名で売れるという事実に繋がると分析します。

2010-05-01 11:56:08
@itimaigai

@hikamiza 私は、その魚が鯉であって欲しいと願うばかりです。汚れた水でも生き延び、貪欲に、大きく大きく成長する鯉であって欲しいと。

2010-05-01 11:59:16
@itimaigai

文章が長くなって焦点がぼやけちゃったなぁ……概要は、とある作家を取り巻く人々は「面白いから売れるべきだ」と作家に声をかけ、流行本の読者側は「面白い本が読みたい」と希望し、プロモーターは「読者の希望に答えて本を売りたい」と考えてるって感じです。

2010-05-01 12:14:07
@itimaigai

で、伝えたかったことは売れることが良いのか、悪いのか。悪い面に焦点を当てて否定的に文章展開していきますが、最後に一文だけ無責任な肯定文を加えてます。というのも、結局の所、金という評価の一端を得るためには、つまり完璧な評価となるためには売れるしかないからです。

2010-05-01 12:16:38
@itimaigai

良さ悪さなど、突き詰めれば関係がなくなります。売れるしか無いのですから。売れるしか無いからこそ、作家が正当な評価を得るためにはこの悪い面を理解し、飲み込まなければなりません。そして、私達を含めた周囲の人も売れることが良いことだという短絡的な判断をすべきではないって感じです。

2010-05-01 12:27:02
@itimaigai

あー、なんだろ。上手くまとめられそうで上手くまとまんない。こういうまとめる能力がないから長くなっちゃうんだろうなぁ、うん。

2010-05-01 12:34:39
森川 @molikawa0

あー、作家は自分勝手したいんだよね。自分が書きたいのを書きたい。プロモーターは売れる本が欲しい。商品になる本。読者は面白い本が欲しい。単純にこれだけだと思うけどね。

2010-05-01 12:41:25
@itimaigai

まぁ、基本的に本は売れるべきじゃないってことは書けたと思うし良いか。そろそろ脳みそも悲鳴をあげてるし、もう色々考えるのはおしまい。

2010-05-01 12:42:02
森川 @molikawa0

で、価格については、単純に手間賃と、材料費、印税とか、他にもあるだろうけど、それらのトータルでしかないと思う。

2010-05-01 12:43:03
@itimaigai

@hikamiza あっ、綺麗にまとまった。

2010-05-01 12:43:25
森川 @molikawa0

商業の中ではそんな感じ。芸術品は歴史的な価値とか、数が少なかったりとか、人気があったりとか、専門家たちの視点からみて価値があるものとか、そういった感じで値段は決まっていく。もちろんそのときの金の変動率とかも含めて。

2010-05-01 12:45:46
迷亭水鏡@同人噺家 @m_suikyou

@itimaigai 「売れるために」書く本と、「楽しみのために」書く本が同じ本だと思っていることが最大の誤謬。

2010-05-01 12:48:13
森川 @molikawa0

@m_suikyou 非常にいい解答だと思います。そしてもう一つは、「書いている自分が面白い小説」 創作においての天才というのは、その時代のニーズに最も応えたプロフェッショナルのことを言うのではないかと僕は思います。

2010-05-01 12:56:12
迷亭水鏡@同人噺家 @m_suikyou

@hikamiza 「書いている自分が面白い」。それを忘れていました!作家ですら視点を欠いている人が多いような気がします。創作の天才はそれを本能的に知ってるんでしょうね。

2010-05-01 13:02:12
@itimaigai

@m_suikyou あ、いや。そちらもですが、特に力不足と感じたのは誤謬についてです。「大衆に売れる本」について触れずに、「誰かしら(≒私達)が面白いと感じる本」を書ける作者についてまわる売れるということについて書いたつもりだったんですが、誤謬と感じられたみたいだったので。

2010-05-01 13:23:28
迷亭水鏡@同人噺家 @m_suikyou

@itimaigai んー、その「誰かしら(≒私たち)」って誰?って思う。つまり「大衆」は匿名かつ大多数の個人を指す語句と自分は認識していて、そこに「私」は含まれない。だから「誰かしら」=「大衆」としている論理に誤謬を感じてしまうのかも。

2010-05-01 13:29:52
@itimaigai

あー、表現が適切じゃない。私の中で読者は一塊の大衆としてみなすものではなくて、それぞれに違った視点で流行の本を見る人のつもりだったんです。ですから、「大衆に売れる本」ではなく純粋に面白い本をプロモーターに求めているつもりだったんです。

2010-05-01 13:31:20
迷亭水鏡@同人噺家 @m_suikyou

@itimaigai 純粋に面白い本の主語は誰ですか?

2010-05-01 13:32:54
森川 @molikawa0

主観で面白い→面白い小説。客観で面白い→売れる小説。って意味なんじゃないですかね。多分。

2010-05-01 13:33:43
@itimaigai

@m_suikyou 「私達」は優れた作家が売れるべきだと考えている人の文章中の表現です。またこれはリプライ後のまとめようとした文章の中なら、とある作家を取り巻く人々です。また、純粋に面白い本(誰かしらが面白いと感じる本)を求めているのは読者(違った視点で流行の本を見る人)です。

2010-05-01 13:38:34
迷亭水鏡@同人噺家 @m_suikyou

@itimaigai ありがとうございます。「なぜ(自分たちが)面白い本が(他の多数に)売れないんだ」という疑問に関して表面的な回答をするならば、「(自分たちが)思っているほど(面白い本と思った本を買う人たちの)市場は大きくないから」ということです。

2010-05-01 13:42:04
森川 @molikawa0

@itimaigai ようは流行と中身が好きな視点と、流行関係なく中身を純粋に見て面白いと評価する違いかな。多分。

2010-05-01 13:42:31
森川 @molikawa0

和団子さんは本の市場ではなく、本の市場の中での流行と実力の秤を語っているんだと思うけど。多分。

2010-05-01 13:47:16