アドラー心理学を受け入れがたい人たち 「反抗期」は実在するのか?
- osugi_akira
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「課題の分離」に関する誤解が一人歩きして冷たいと思われがちなアドラー心理学であるが、「勇気づけ」という重要な概念が十分に注目されていない気はする。 これはこれで他人を悪く言うのが好きで、懲罰を使って他人をコントロールしたい人にとっては「脳内お花畑の理想論」と感じられるのだろう。 twitter.com/mentane/status…
2021-10-18 14:17:01「勇気がくじけている」というのは、アドラー心理学の言葉だ。 昨日のメディカル・ダイアローグでもその言葉を出すと反応がとてもよかった。 「勇気がくじけていて行動を起こせない」 「勇気づけられて行動を起こす」 という言葉は、心によくフィットする人が結構いるようだ。
2021-10-18 12:51:20アドラー心理学に対して以下のような点で、「受け入れがたい」と引っ掛かる人が多い気がする。 ・自分と他人を比べない ・他人と争わない、戦わない ・自分の課題と他人の課題を区別する ・原因よりも目的を重視する ・子どもの「反抗期」概念を採用しない
2021-10-18 14:25:56ぼくは自分自身が「反抗期」の無い子どもであったので、アドラー心理学が「反抗期」概念を採用しない理由が大変によくわかるのだけど、子どもの反抗を「反抗期」概念で理解して乗り越えてきた人からすると、なにかその過去を否定されたような気がして傷つくのだと思う。 adoratohoku-main.jp/15599633008630
2021-10-18 14:29:04別に反抗する必要のない関り方をしてもらえれば、子どもも特に反抗しないのだけどね。 変に甘やかさず、きちんと家庭内の一貫したルールを明示しておくのが大事。 ルールに一貫性がなく、親の気分でコロコロ言うことが変わると、子どもは反抗的になるか、委縮する。
2021-10-18 14:31:27目の前の相手が自分の期待通りに動いてくれないと腹が立ってしまう人が親になると、「反抗期」という概念を用いてなんとか思い通りに動かない子どもについて自分を納得させているのだと思う。「うちの子は『反抗期』だから仕方がない」。そうしないと、子どもが悪いか親の自分が悪いかになってしまう。
2021-10-18 14:42:10ここもまさに「課題の分離」に関わる部分で、「この場面でどういう選択を選ぶかは子どもの課題であるから本人の判断に任せよう」という見守ることができないと、そこで口を出し反抗されることになる。
2021-10-18 14:43:53「反抗期」は実在しているか? 子育て中の一部の親の気を楽にするための方便か? ぼくは「反抗期」を想定して子育てした方が楽な人は想定すればいいし、想定しないで子育てした方が楽な人は想定しなければいいと思っている。 でも、反抗期実在論者は、反抗期の非実在をも肯定する立場は認めがたい。
2021-10-18 15:25:59「反抗期」という概念自体が、そうやって人間の成長の一時期に名前を付けて区切り取ることで、何かしらその概念を採用する人にとって便利になるから成立しているものだとぼくは思っているから、「反抗期」という概念自体が世界に実在しているわけではないと思っている。
2021-10-18 15:30:53「ボケ」と「ツッコミ」みたいな概念もコミュニケーション上のある要素を持ったやりとりを、そのような名前を付けて区切り取ることで、理解しやすくなる時に採用される。最初から世界に「ボケ」や「ツッコミ」が存在しているわけではない。人間が作り出した概念である。
2021-10-18 15:32:15