influenzer氏の投稿。デルタ株由来の変異株AY.4.2について「免疫逃避変異株である可能性を個人的には疑います。」

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influenzer @influenzer3

権威を嫌う孤独な無名内科医www

influenzer @influenzer3

●デルタ株由来の変異株AY.4.2がイギリスで増加中 →デルタ株からの枝分かれで、spike領域にY145HとA222Y変異を持つもののようです。

2021-10-20 22:05:12
influenzer @influenzer3

イギリスでの流行株の7-8%まで増えてきており、増殖力がデルタ株より10%ほど高い可能性があるというコメントもあるようですが、本当に増殖力の差なのかは個人的には疑問です。

2021-10-20 22:05:12
influenzer @influenzer3

米国においては一度デルタ株に駆逐されている点。そしてワクチンが進んだ現時点のイギリスでは、デルタ株を押しのけて増加している点からは免疫逃避変異株である可能性を個人的には疑います。 新規感染者数が増加傾向のイギリスの現状では、AY.2がさらに免疫逃避変異を獲得する素地も整っています。

2021-10-20 22:05:12
influenzer @influenzer3

Delta Plus Sub-Variant, Possibly More Contagious Than Delta, Found in These Countries newsweek.com/delta-plus-sub…

2021-10-20 22:05:13
influenzer @influenzer3

---- ・デルタ株からの変異株であるAY4.2サブ変異株(sub-variant)が、イギリスで最近増加している事から注目を集めている。現時点でGISAODすでに世界29か国で見つかっている。

2021-10-20 22:05:13
influenzer @influenzer3

Outbreak.InfoがGISAIDデータベースを用いて作成したデータによると、この変異株はほぼすべてがイギリスに限局しているが、複数の症例が米国、カナダ、オーストラリア、西ヨーロッパの一部で報告されている。

2021-10-20 22:05:13
influenzer @influenzer3

10月18日以降に世界でシークエンスされ同定された15,459件のAY.4.2のうち、14,705件がイギリスからのものであった。次にルーマニア、ポーランド、アイルランド、バングラディッシュと続いている。オーストラリアや日本は1件のみ、米国では7件、カナダでは6件が報告されているのみだ。

2021-10-20 22:05:14
influenzer @influenzer3

Outbreak.Infoは、イギリスでAY.4.2感染例が急増しており、すでに新規感染例の7-8%を占めている事を示した。 ・Wellcome Sanger Instituteが作成したグラフは、まず4月中旬頃からデルタ株が増加し、その後にデルタ株が変異したDelta AY.4.2の症例が増加し始めている事を示している。 pic.twitter.com/dzji5jzF8b

2021-10-20 22:05:14
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influenzer @influenzer3

・AY4.2はDelta AY.4変異株からさらに枝分かれしたものであり、それ自体はデルタ株を起源としている。spike遺伝子にY145HとA222Yの2つの変異を有しているのが特徴である。

2021-10-20 22:05:15
influenzer @influenzer3

・2017年から2019年まで米国FDA長官だったScott Gottlieb氏は、週末にかけての一連のツイートでイギリスで急増中の本変異株について言及し、感染性増強や免疫逃避能を獲得していないかについて緊急な検討(urgent research)が必要であると述べている。

2021-10-20 22:05:15
influenzer @influenzer3

彼はAY.4.2を"Delta plus"(デルタプラス)と呼んでいるが、この用語はもともとK417N変異を持つデルタ株に対して用いられたものである。AY.4.2に対してもこの用語を用いて良いのか(interchangeable)は不明である。多くの研究者は単純にAY.4.2と呼んでいる。

2021-10-20 22:05:16
influenzer @influenzer3

・10月15日に、英国保健安全局は、AY.4.2が「イギリスにおいて拡大」しており、現在この変異株について評価を行っている、とする報告書を発表した。 ・本変異株については、現時点でイギリス、WHO、米国CDCのいずれもVOCとしてはリストアップしていない。

2021-10-20 22:05:16
influenzer @influenzer3

・University College LondonのFrancois Balloux氏は週末に発信したツイートの中で、AY.4.2がデルタ株(parent variant)よりも約10%ほど感染力が強い可能性があると推定した。

2021-10-20 22:05:16
influenzer @influenzer3

・University College LondonのChristina Pagel教授は、以前にNewsweek誌に次のように語っている。「AY.4.2が悲惨な結果をもたらすだろうとは私は考えていません。10%程度の優位性は、デルタ株がアルファ株に対して持っていたようなほどの違いはありません。

2021-10-20 22:05:17
influenzer @influenzer3

・・・しかし、次に出てくる変異株は注意が必要だと思っています!」 -----

2021-10-20 22:05:17
influenzer @influenzer3

→米国でのAY.4.2の動態は以下です。 一時期出現したAY.4.2がデルタ株に駆逐されたような動態を取っています。 米国とイギリスでの動態の違いは、時期の違いを考えると、増殖力の違いよりも免疫学的選択圧が原因と考えるのが自然なような気がします。

2021-10-20 22:05:17
influenzer @influenzer3

ワクチン接種+既感染によりイギリスの免疫保有率は、現時点で80-90%程度はあるかもしれません。 その状況下で優勢株になるのに必要な条件は、増殖力の差よりも免疫逃避能の果たす役割のほうが大きいかと。

2021-10-20 22:05:18
influenzer @influenzer3

まずはAY.4.2のワクチン免疫逃避能についての検討が必要だと思います。 いずれにせよ、高いワクチン接種率を背景に1日5万人の感染を許容しているイギリスの現状は、理論的にワクチン免疫逃避変異株を選択するリスクが非常に高いはずです。

2021-10-20 22:05:18
influenzer @influenzer3

集団免疫獲得で最終的に感染制圧するか、あるいはワクチン免疫逃避株出現でこれまでの成果が振り出しに戻ってしまうのか、時間と運の勝負になってきました。 covid.cdc.gov/covid-data-tra… pic.twitter.com/eBdZXgoxIU

2021-10-20 22:05:19
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