アフリカ女性を苦しめる一夫多妻を「それでいい」と認める人たち(ジャーナリスト含む)。日本の差別問題についてはしきりに語るのにアフリカ男の国際重婚については語らない人たち。
- yakeen4510
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一夫多妻は是なのか非なのか。……私は当然「非」であると思っていた。単純に不公平だし、なおかつ一夫多妻は認めて一妻多夫は認めないのは男女差別でしかない。こんなことは議論の余地がないものと思っていた。
2021-10-26 03:13:02先進国では当然のように一夫一妻制であり、もし仮に日本でも欧米でも「一夫多妻制を復活させよう」などと議会の場で主張するものがあろうなら、厳しく批判されるに違いないと考えていた。
2021-10-26 03:14:39一夫多妻というとアフリカ諸国・イスラム教が強い地域が代表選手である。これらの国々は現在なお一夫多妻を認めており、なかなかそれは改まりそうにない。これがどういうことなのかといえば、次のような状況を意味する。
2021-10-26 03:18:15(引用)アフリカの出産事情は日本と大きく異なっています。一夫多妻制度や法律の違い、様々な要因から初産の平均年齢は13歳くらいです。かなり深刻な状況であることが分かります。
2021-10-26 03:20:01「アフリカの人たちがどうして子供を多く生むか知っていますか?」藤田医師にそう質問された私たちは答えをお聞きした時、とても驚いた。労働力を確保するために子供を産むということなど今までに想像したこともなかったからである。
2021-10-26 03:20:18家から離れた水汲み場まで何度も往復して一日を費やしたり、毎日やらなければならない大量の家事を任せたりするために出産をするのである。アフリカで一夫多妻制が主流なのは子供を多く出産するためであるのが理由のひとつでもある。
2021-10-26 03:20:26また、藤田医師は、一夫多妻制の妻は実際のところこの制度をどう思っているのか、について次のようにお話された。嫉妬などをする人もいるが、ほとんどの女性は家事が分配されて楽になるからありがたい、と思っているとのこと。日本と異なる社会のあり方を知れて、驚くとともに関心が高まった。
2021-10-26 03:20:35いまの藤田医師の話でわかることは「1)一夫多妻制は子供を多く出産させるためという理由がある2)一夫多妻のためにアフリカ女性は大変早く子供を産むことになる3)当の女性たちは嫉妬する人もあるが大多数は妻が多い方が家事が楽になるのでありがたいと思っている」ということである。
2021-10-26 03:23:29ではニジェールには一夫多妻に対する反対運動はないのかといえば、そんなことはない。次の報告書は平成10年のものであるが、基本的に今日でも同じことになっていると思う。jica.go.jp/activities/iss…
2021-10-26 03:27:27(引用)ニジェールはイスラム教を国教とはしておらず、国の法律(近代法)を制定している。しかし、国民の9割近くがイスラム教徒であるため、実際にはイスラム教典が社会において強い影響力を持ち、また、慣習法、近代法を加えた3種の法がいずれも司法上の効力があることから、
2021-10-26 03:29:24複雑な社会を形成している。裁判になった場合は各自の宗教に従うことが許されているため裁判官ですら判断に迷うことがあり、その際は、マラブというイスラム教の指導者が仲裁を試みる。
2021-10-26 03:29:47しかしながら、いずれの法律においても、遺産相続権、土地所有権、親権といった基本的権利の享受に関して、女性は男性に比べて常に不利な立場に置かれている。女子の処女性が高く評価される文化背景があり、未婚の母となった場合、それは「一家の恥」であり、両親は娘を家から追い出してしまう。
2021-10-26 03:30:12そのような事態を避けるため、娘の監督者である母親は娘をなるべく目の届く範囲に置きたがる。また、学校は女性に不必要な知識を植え付け、女性に必要とされる従順さを奪う場所であると考える親が多く、女子の就学率を一層低くする原因となっている。
2021-10-26 03:30:34女性を労働力としてしか捕らえず、雨期に結婚し収穫期後に離縁するという例もある。女性は幾つになっても、過去に何度結婚しようとも、常に父親か夫が必要な、依存的な存在であるべきと考えられている。
2021-10-26 03:30:58また、出産可能年齢の女性は男性の会合に参加できない、モスクに入れないなど、多くの制約を課せられている。1990年代初頭に女性グループが中心となり、家族法(Code Familial)を制定しようとする動きがあった。
2021-10-26 03:31:15この家族法には、結婚年齢(女性16歳以上、男性18歳以上)、遺産相続の男女平等、一夫多妻の禁止、非嫡出子の認知、離婚の際の子供の親権など、現在は保障されていない女性の権利が盛り込まれている。
2021-10-26 03:31:29しかしながら、1990年代のイスラム原理主義者の台頭を背景に、全600章からなる家族法のうち、500章はイスラム教の教えに反するという理由で、1994年にイスラム教の15団体が強い反対行動をおこし、政府があらゆる階層の合意を取り込めなかったため、家族法の制定は一度失敗に終わっている。
2021-10-26 03:31:42長くなったが、典型的な男尊女卑がここには見られ、一夫多妻も堅持され、多少家事分担が楽になることは事実としても多くの女性が結局は労働力としてしか認識されず、一部の女性たちが近代的な家族法を制定しようと動いてもことごとく潰されてしまうという「どうしようもない」状況がよくわかる。
2021-10-26 03:36:29日本が仮にこういう状況ならどうだろうか。一夫多妻が認められ、中学生ぐらいで次々と女性が結婚・妊娠させられ労働力として扱われ、もちろん教育など受けられるべくもない。
2021-10-26 03:37:29しかもこうした状況を改善するべく一部女性たちが立ち上がっても、男たちによってことごとく潰されてしまう。21世紀のこの時代に、恐らくは自分の意志とは無関係に10代前半で結婚させられ妊娠し働かせられる女性たち。悲惨の一言ではないだろうか。
2021-10-26 03:39:04ところがこういう状況を「いいじゃないか」「男女双方が納得していれば差別ではない」と主張する人たちがいるのである。その中にはジャーナリストまで含まれている。一体これはどういうことなのか。
2021-10-26 03:40:31@yakeen4510 @makiko5127 本人が納得してれば良いんじゃないですか。 自分でDVを受けてると思えば別れれば良いし、一夫多妻がイヤなら結婚しなければ良い。 自己責任ですよ。 他国の結婚の制度より自国の離婚後の制度の方に目を向けたら良いのでは?
2021-10-25 21:51:39