ドイツのギムナジウムでの「大人と対等の立場で、子どもたちが学校を飛び出し、社会貢献を通して、地域の大人や企業との繋がりを深めていく」環境教育
ドイツの風景を4日間眺め続けてきた。ドイツの都市や農村の姿からは「バランスのよい発展」を目指そうとする心を感じた。連邦国家であるドイツは日本のように一極集中するのではなく、同じ系統の企業は同じ地域ではなく国土全体に散らばって発展している。
2011-08-26 12:47:12それぞれの地域の人々がそれぞれの地域に誇りをもち、自分の故郷で成功することを目指している。そういった心情は州による自治権が大きく、教育内容もかなりの自由度を認められて、多様な内容の教育が行われていることから育っているのではないかと思う。
2011-08-26 12:51:29ギムナジウムで教えていただいた取り組みの一端をあげると、「自転車会社」という授業では、危険箇所調べや作ったマップをもとにした啓発活動など地域の交通安全を考える活動から、自転車の点検整備を行う会社の設立、運営を子どもたちが実際に行う。起業してしまう。
2011-08-26 12:56:25その活動を通して、自転車の仕組みや安全な交通への理解を深め、地域の保護者や銀行、様々な企業など、大人との繋がりを作っていく。単純な知識の注入ではなく、社会活動全体への理解をまるごと深めていく。
2011-08-26 13:03:07子どもたちが学校を飛び出し、社会貢献を通して、地域の大人や企業との繋がりを深めていく。日本では、郷土愛について考えるとき、地域の自然や文化遺産、祭りなどの活動などを理解を深めることはあっても、大人と対等の立場で関わるようなことは少ない。大抵はゲスト的である。
2011-08-26 13:16:03子どもたちが地域で働く大人との共働を進めるためには、まず、教師が地域社会の大人たちと密接な関係をもたなければならない。日本の教師はそこが弱いのではないだろうか。積極的に社会と関わろうとする教師の姿が、子どもたちの郷土愛を深める起点になるのではないかと感じている。
2011-08-26 13:21:34ギムナジウムは小学校高学年から高校3年までの8年間の一貫教育である。これらの活動は複数学年が入り交じった状態で進められ、経験者である年長の子どもたちが下級生を指導していくことを通じて、引き継がれて行くことなるのだろう。
2011-08-26 13:35:42「みんなのために働こう」だなんて一度も考えたこともない。ぼくにとっては好きなことを存分にしているだけ。それでも「みんなのためにやってくれた」と評価されるなら、ぼくの人生は「素晴らしい出会いで巡り合ったとっても温かい仲間との幸せな時間で満ちている」というしかない。
2011-08-27 06:42:21スイス社会の目的は人材育成。参った。「教育の目的は?」と聞くと教育長が「子どもたちを最も力を発揮できる職業につかせること」と答える。「では、可能性の追究ですね!」と言うと満面の笑みで青い目を繋ぎながら力強く握手される。ここまで真剣に育成されたら子どもたちも真剣になるだろう。
2011-08-27 07:40:09日本の初等教育では金を儲けるということを子どもたちにとって良くないこととして捉え、教育と分けようとする雰囲気があると思います。それは「金が欲しければ教師になんてならない」というよく聞く言葉からも分かると思います。でも、それは間違っているように思えてきました。
2011-08-27 14:14:53子どもたちがより良く生きていく方法を見つけることと、どうやってお金を稼ぐかということは分けられないことだからです。お金の部分を避けてキャリア教育はできないのですが、そこを抜かしてやりがいとか社会貢献だけで語らせても本当の意味で考えさせていることになるかどうか疑問です。自戒も込めて
2011-08-27 14:20:07