大和語(日本語)、琉球語、朝鮮語やアルタイ諸語の源郷は「中国東北部の農耕民」

作成中です。昨日に続き本日(11月14日)のtwを整理して少しずつ更新していきます。
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【その4】

熊猫さん🐼🐷🐶🐻🐉🇵🇸 @xiongmao53

元々、沖縄にいた人は縄文人で縄文語(この研究によれば列島北部ではアイヌ語として残る)を話しており、その後、平安ぐらいから九州にいた人たちが沖縄に移住し、彼らの言語(琉球語)と置き換わったということでしょうね。 twitter.com/7U4GTvV1fYYASL…

2021-11-13 19:42:27
シャブ @shabumusume

日本語の元となる言葉を持つ人たちが、中国東北地方から、朝鮮半島を経て九州北部へ。 非常に面白いのは、九州にいた人たちが琉球の言葉を持ち、沖縄へうつって元の言語と置き換わったということ。 元からではないのか! twitter.com/xiongmao53/sta…

2021-11-13 19:36:50
熊猫さん🐼🐷🐶🐻🐉🇵🇸 @xiongmao53

というか、縄文時代の日本列島は皆、縄文語だったのでしょう。各地でかなりの差異はあったと思いますが、アイヌ語のような言語だったのでは? ただ、縄文人と言っても、東と西とで果たして同系の言語だったのかという疑問は残ります。 twitter.com/7U4GTvV1fYYASL…

2021-11-13 19:53:29
シャブ @shabumusume

@xiongmao53 ということはアイヌ語のルーツは古の沖縄に繋がるということですね。

2021-11-13 19:49:00
熊猫さん🐼🐷🐶🐻🐉🇵🇸 @xiongmao53

ただ、私自身としては縄文人が遺伝的にかなり均一だったと言うことから考えても、言語はかなりの差異を含みながらも、同系であったのではないかと考えます。

2021-11-13 19:54:28

【その5】

熊猫さん🐼🐷🐶🐻🐉🇵🇸 @xiongmao53

アルタイ語の起源地は中国東北部、西遼河流域として、当時の黄河流域は何系の言語を話していたのか? 言語学者・橋本萬太郎は中国語(漢族の言語)は北方アルタイ系言語と南方系タイ系言語の混合という説を出していたが、黄河流域もタイ系言語を話していた? twitter.com/xiongmao53/sta…

2021-11-13 19:50:13
熊猫さん🐼🐷🐶🐻🐰 @xiongmao53

大和語(日本語)、琉球語、朝鮮語、モンゴル語、ツングース語、トルコ語などトランスユーラシア語話者の《共通の祖先は約9000年前(日本列島は縄文時代早期)、中国東北部、瀋陽の北方を流れる西遼河流域に住んでいたキビ・アワ農耕民と判明。➡ news.yahoo.co.jp/articles/a0b55…

2021-11-13 16:50:50
熊猫さん🐼🐷🐶🐻🐉🇵🇸 @xiongmao53

また、より南方の長江流域は? オーストロアジア系やオーストロネシア系、更にはミャオ・ヤオ系?

2021-11-13 19:55:41

【その6】

熊猫さん🐼🐷🐶🐻🐉🇵🇸 @xiongmao53

確かに「アイヌ語は生き残った縄文語」はネーチャー論文にはなく、「研究チームの一人、同研究所のマーク・ハドソン博士(考古学)」の発言ですね。 《日本列島では、新たに入ってきた言語が先住者である縄文人の言語に置き換わり、古い言語はアイヌ語となって孤立して残った》。 twitter.com/forestfloorgra…

2021-11-14 14:39:08
森乃下草 @forestfloorgraS

「日本語の原郷は『中国東北部の農耕民』」なる毎日新聞の報道が流れて来て、興味があったので元となったと覚しき論文 nature.com/articles/s4158… を読んでみたのですが、毎日新聞の記事とは随分違うように感じました。アイヌ語は生き残った縄文語、といった旨の言及も見当たりませんし。

2021-11-14 07:21:07
雑記帳 @Florisbad

@xiongmao53 本文ではアイヌ語への言及はありませんが(アイヌ語はトランスユーラシア語族に属さないと判断されたからでしょう)、図4を見ると、明らかに縄文時代の言語はアイヌ語系だったと想定されていますね。実際に、縄文時代の言語は地域差がかなり大きかった、と予想していますが。 edia.springernature.com/full/springer-…

2021-11-14 14:51:16
熊猫さん🐼🐷🐶🐻🐉🇵🇸 @xiongmao53

そうですね。見落としていましたが、ネーチャー論文の図4(下)では、明らかに縄文時代の言語はアイヌ語系だったと想定されています。 私的には縄文人の遺伝的均一性から考えて、地域差は大きいものの、基本的に同系語ではなかったかと思ってしまうのですが。 twitter.com/Florisbad/stat… pic.twitter.com/s5Dy7JEWhH

2021-11-14 14:59:35
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【その7】

熊猫さん🐼🐷🐶🐻🐉🇵🇸 @xiongmao53

左下の図などを見ると、先だって発表された研究の現代本土日本人(和人)の三つの祖先集団の内、北東アジア祖先とはネーチャーで言及された西遼河地域集団で、東アジア祖先とは黄河流域集団だろうと素人考えするのだが。 yomiuri.co.jp/science/202109… pic.twitter.com/7W6x2CgHxr

2021-11-14 14:13:05
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熊猫さん🐼🐷🐶🐻🐉🇵🇸 @xiongmao53

確かに、上左図などを見ると、西遼河集団と黄河集団とは列島に入る以前に渤海湾沿岸や朝鮮半島で混合し、更には半島南部に残存した縄文人要素をも取り込んで列島に渡来したのだろう。昨日も述べたが機械的に北東アジア祖先=弥生時代、東アジア祖先=古墳時代の渡来と考えることは出来ないのだろう。

2021-11-14 14:17:12
熊猫さん🐼🐷🐶🐻🐉🇵🇸 @xiongmao53

ただ、弥生時代に主に渡来したのは北東アジア祖先=西遼河集団であり、彼らの言語が後の日本語の元となった。一方、古墳時代には東アジア祖先=黄河流域集団が渡来するようになり、現代日本人(本土の和人)ではむしろ後者の遺伝要素が濃厚なようだ。

2021-11-14 14:19:39
熊猫さん🐼🐷🐶🐻🐉🇵🇸 @xiongmao53

なお、下図では西遼河集団の言語をトランスユーラシア語族(アルタイ諸語と言い換えても良いと思う)、黄河集団をシナ・チベット語族としている。 ちなみに、言語学者・橋本萬太郎は中国語(漢族の言語)はアルタイ語とタイ系語の混合により形成されたという説を唱えていた➡ eonet.ne.jp/~shiyokkyo/eas…

2021-11-14 14:25:15
熊猫さん🐼🐷🐶🐻🐉🇵🇸 @xiongmao53

が、黄河流域集団はタイ系言語を話していたのではないかと思う。そう言えば、かつてはタイ系諸語もシナ・チベット語族に入れられており、孤立語という共通性を持っている。

2021-11-14 14:26:40
熊猫さん🐼🐷🐶🐻🐉🇵🇸 @xiongmao53

また、アルタイ諸語というと、モンゴル語、トルコ(チュルク)系言語など遊牧民族の言語というイメージが強いのだが、今回の研究ではこれが西遼河農耕集団が起源でそれの拡大の中で東方や西方に広がったのだという。

2021-11-14 14:30:14
熊猫さん🐼🐷🐶🐻🐉🇵🇸 @xiongmao53

大体、遊牧自体、最近の研究では農耕が先にあり、それに付随する形で牧畜、更には遊牧が発生したと言うが、中国北方域では寒冷化などにより、同地域に拡大したアルタイ系集団が生業の重点を農耕から牧畜に移し、更には遊牧に進んだのであろう。 pic.twitter.com/s66N69pcPb

2021-11-14 14:36:31
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熊猫さん🐼🐷🐶🐻🐉🇵🇸 @xiongmao53

また、中国文明にしても、従来の黄河一元論的な見方は否定され、中国各地で発生した文明手前の新石器段階の農耕文化が交流融合する中で中国文明が形成されたという見方が有力となっており、その意味では、いわゆる中国語(漢民族の言語)の元となった言葉も、たとえ黄河流域の言語がベースとなって➡

2021-11-16 20:35:36
熊猫さん🐼🐷🐶🐻🐉🇵🇸 @xiongmao53

いたとしても、各文化圏(民族的集団)の言語の融合交流の中で発生したと考える方が適切であろう。

2021-11-16 20:36:42

冒頭毎日の記事が紹介した大元のネーチャーの論文。

リンク Nature Triangulation supports agricultural spread of the Transeurasian languages - Nature A ‘triangulation’ approach combining linguistics, archaeology and genetics suggests that the origin and spread of Transeurasian family of languages can be traced back to early millet farmers in Neolithic North East Asia. 22 users 1839

その内容を紹介した雑記帳@Florisbadさんのブログ。

リンク 雑記帳 アジア北東部集団の形成の学際的研究 アジア北東部集団の形成の学際的研究に関する研究(Robbeets et al., 2021)が公表されました。日本語の解説記事もあります。この研究はオンライン版での先行公開となります。トランスユーラシア語族、つまり日本語… 33 users 10