トキハカシノカミ・オオハカリ・ハカルタマについて
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時量師神について
78 時量師神 ときはかしのかみ 性別不明 伊耶那岐が黄泉の穢れから身を清めるために、竺紫(つくし)の日向(ひむか)の橘の小門(をど)の阿波岐原(あはきはら)へ行って、禊を行った。その時、袋から生まれる。悪神・悪霊が聚落に入るのを防ぐとされる神。 #koziki #bot
2011-08-31 12:31:07時量師神とか、あまり聞かない名前だな。というか、日本神話に時を司る神がいたんだな。 でも生まれたシーンから見ると、「解き放かし(トキハカシ)」という祓いから来た神名なんだろうか。 ただ「量(ハカリ)」の字を見るとタイムキーパーの側面も見えたり見えなかったり。
2011-08-31 12:43:46@zenteki 東方関係者としてはロマンあふれる名前ですよね。ただ、日本書紀の一書くらいしか名前が見えないようで、どういった神様なのか名前から推測するほかないという…。
2011-08-31 12:48:01@zenteki 私も確認したわけではないですが、ちょっとググったらどうもそうらしい、ということです。記紀でも丁寧に読んでいくと面白い名前の神様はたくさんいますね。
2011-08-31 12:57:42@Bredtn_1et 時量師神は、もともとトキハカシという音があって、そこに当て字をしたものっぽい感じですね。 記紀神話は、どう見てもMOB的な生まれ方の神が、百ページ先でしれっと主要人物張ったりするから面白いです。
2011-08-31 13:03:00あ、時量師神は古事記にも見えるようだ。 しかし、同じシーンで衣から生まれた和豆良比能宇斯能神(ワヅラヒノウシノカミ)は音をそのままに伝えているな。 こちらは日本書紀では煩神とあるように、「ワズライ」の音が絡んでいるが、トキハカシは「解き」と「時」を掛けるために当て字使ったのかな。
2011-08-31 13:09:15大量(大葉刈)・神渡剣(神戸剣)について
「量」の字は「大量(オオハカリ)」という神剣の名にもあるように、物事の大別を意味する。 日本書紀のコンセプトである二元論にも通じるし、同書は対外的な歴史書として作られたから、時間の概念が必要になったのだろうか。
2011-08-31 12:58:23まず、『物部氏の伝承』の著者は量(ハカリ)の名前は「羽(ハハ)=蛇」と見ているようだ。また、もしもこれが神武即位前紀・戌午年八月甲午朔乙未条にある「手量(タハカリ)の大きさ小ささ」の「量」と同じであるならば、という条件を示した上で…
2011-09-25 20:42:17上田正昭氏が指摘するように「手量=斧」であることから、「量」は羽つまり蛇の神の霊力を持った剣、鍛冶の神であるだろうと言っている。
2011-09-25 20:44:21それだけに留まらず、山に棲む焼畑農耕民と水田に耕作する農耕民の文化が融合する過程で生まれたのではないか、的なことを言っているようだ。
2011-09-25 20:46:02※羽明玉(ハカルタマ)について
あと、『日本書紀』の誓いの説話で一書第二に「羽明玉(はかるたま)」なる神様が登場する。スサノオが天照大御神に会いに行く途中で。瑞八坂瓊曲玉をスサノオに捧げている。というか、それしかしていない。
2011-10-30 10:55:48ただ、名前の「ハカル」は「物の軽重・難易をおしはかる」意味だという。この後に誓いのシーンが来ることを考えると、むしろスサノオの真意を推し量ることとかに繋がりそうな気がするという素人考え…いずれにせよ、「ハカル」ことが神名として出現したのでここにメモしておく。
2011-10-30 11:00:11