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そしてGCが挙げる懸念は法的性別変更セルフID法に反対する理由としては関連性がなく不適切という判断はNZ議会でもそう判断されてセルフID法可決に至ったし、(UKからわざわざ海を越えて膨大な意見書が送りつけられた。それを考慮した上での判断)
2021-12-23 07:49:11当のUKにおいても、ストック教授などJKRが連帯するGCフェミニストを議会に呼んで参考人質疑をやったり膨大な意見書を取りまとめてきた女性と平等委員会が一昨日最終報告書を出したのだけど、やはり結論は自己申告制セルフIDに向けて法改正をするのが妥当ということであった。
2021-12-23 07:55:06ストック教授=キャスリーン・ストック元サセックス大学教授。代表的なジェンダークリティカルフェミニストの一人。発言が原因で抗議を受け、教授職を辞任した。
法的性別変更セルフIDという文脈ではGCの言論には妥当性がない、ことが証明された。「セルフID法案で引き起こされる恐怖」といった言説の虚偽性が各地の議会で認められてるわけだ。その虚偽性に対する批判を、刑務所でレイプされてもいいと言うのか、と曲解してはいけない。
2021-12-23 08:06:13法律論としての矛盾を放置したまま恐怖扇動言説を繰り返すことで、実際「セルフID」という言葉が、その法律が何を定めているのか知らない人の間で「セルフIDをすすめるトランスジェンダリズムの陰謀」論として蔓延してしまっているのでトランスの人は大迷惑だし議会への不信感も募るので、
2021-12-23 08:18:48その欺瞞自体は他のミスインフォメーション陰謀論と同等、民主主義を歪める行為として批判される理由が大いにある。それは「刑務所で女性がレイプされることを心配すると批判される」ということではまったくないのです。
2021-12-23 08:22:01だいたいエリートスポーツのトランス参加だって全然「セルフID」じゃないじゃん・・法的に女性に性別変更した人だって性別適合手術してたってホルモン値が高ければダメというレギュレーションなのに、それを「セルフID」で括って批判するのおかしいでしょ。
2021-12-23 09:06:08スポーツのトランス参加には色んな意見があるし、刑務所での懸念も当局がリスクマネジメントする必要性があるのは誰が見ても自明。それらを全部「セルフID」という雑な括りをして、スポーツ興味ない人もいれば犯罪も犯さない一般のトランスの人に関わる「セルフID法」を誤射したらそら批判されるよね。
2021-12-23 09:14:34(備考) ①UKでは法的性別変更の現行法はセルフIDではないが刑務所移送措置は2017年から実施されており別々の制度である。 ②女性スペースのアクセスについてはパスポート等身分証明書の性別は法的性別に関わらず簡単な手続きで変更できるようにすでになっており、法的性別セルフIDによる変化はない。
2021-12-23 12:11:23セルフIDが正しいなんてことを言いたいんじゃないです。 「JKRらが〇〇と言ってるだけで批判されている」と考えることによって世界がおかしくなったという感覚に陥っている人が大量にいるから、それはあなたの知らないこういう背景があるんですよ、という話をしてるだけです。 twitter.com/MP139510/statu…
2021-12-23 12:25:23イギリスやニュージーランドでの法案などが「正しい」とは限らないという疑念をまったく持ってないのはわかりました。 LGBについての宗教的、歴史的価値観が日本は違います。 なんでも西洋の思想が「進んで」いてそれに倣うのが良いわけではありません。 twitter.com/maonnote/statu…
2021-12-23 12:11:16法的性別変更セルフID法案についてGCとトランス双方の意見を聞いて、 「セルフID制への改正が妥当」 という報告書をまとめた女性平等委員会の女性議員さんですが、現在大量の誹謗中傷メールが届いているそうで非常にお怒りです。 TERFはこういうことしないんじゃなかったの? theguardian.com/commentisfree/…
2021-12-24 04:20:34TERF=トランスエクスクルーシブラディカルフェミニストの略で、トランスジェンダー排除を主張するフェミニストをこう呼ぶが、真音さんはGCとほぼ同じ意味で使っている。
J.K.ローリングに対し世界中から殺害予告や脅迫が届いていることについて、TERFは以前から激しく非難しており、「トランスジェンダー支持派は反フェミニストでミソジニスト」だと主張していた。
ちなみにこの議員さんは「リベラルでwokeな多様性ダイスキ労働党議員(ステレオタイプ)」じゃなくて保守党の議員さんです。モラルパニックを煽る極右ではない真面目に仕事をする議員なら保守でもそういう結論になる。これはNZ議会でも見られたことなので、リベラルがおかしくなった説は通用しないよ。 twitter.com/maonnote/statu…
2021-12-24 04:36:22woke=awake(目覚める/悟る)という言葉をベースにしたスラングで、社会問題への意識が高い人をこう呼ぶが、現在は急進派左翼への蔑称として用いられることが多い。
この報告書を受けて「こりゃもう性別承認法の廃止を訴えるしかねーな」という結論に達するGCがたくさんいるのが、もう何をか言わんや、という感じ。トランスが20年間享受してきた権利を剥奪するなどということをこうも易々と言えてしまう人権意識の低さ。 pic.twitter.com/HZRy3vMCZg
2021-12-24 04:42:27女性スペースに関する懸念が多かったからGRAは無関係だけど無視せずにわざわざ平等法のsingle-sex exemptionをもう少し事例を挙げて分かりやすくせよという要請を入れたのにGCはなんで怒るんだ、と言ってるんだが散々「セルフID」に反対してきたので引っ込みつかんのでしょ。 theguardian.com/commentisfree/…
2021-12-24 04:58:15GRA=イギリス性別承認法。トランスジェンダーの性別変更を規定した法律で日本の所謂「GID特例法」に相当する。2004年制定。
平等法=イギリスの包括的差別禁止法。性自認を理由にした差別を禁止している。詳しい解説は↓のまとめを参照。
TERF言説支持者が使う「セルフID」というラベルがどれだけ恣意的で雑な括りであるかを理解すると、それを単に日本語にしただけの「性自認至上主義」もトランス関係の気に入らない風潮を全部放り込むためのごみ箱に貼った雑なラベルにしか過ぎないということが見えてくる。"ジェンダーフリー"と同じよね
2021-12-25 10:39:37英「セルフID法」が女性スペースと無関係というのはこの記事が分かりやすい。 当事者にとって限定的な意味しかない権利なのになぜそんなにこだわるの?という疑問については、根拠なく権利が棚上げされることを許したら普通に怖いよね。今度はどんな権利剥奪に繋がるか、と。 katymontgomerie.medium.com/addressing-con…
2021-12-25 15:15:56記事の和訳(一部):
GRC=英国のジェンダー認定証明書(Gender Recognition Certificate)のこと。英国のトランスジェンダー当事者はGRCを取得すれば自分の望む性別での様々な権利を行使出来る。
2018年、英国政府は2004年の性別認識法(Gender Recognition Act 2004:GRA)の改革案を発表し、その変更案についてのパブリックコンサルテーションを行いました。メディアでは大きな否定的な注目を集めましたが、大多数の女性団体を含む回答の70%以上は、この改革を支持していました。さらに最近行われたYouGovの世論調査では、英国民の大多数(特に女性)がこの改革を支持していることが示されましたが、先日The Times紙は、政府が「懸念」からいずれにせよこの改革を取りやめることを検討しているとリークしました。しかし、GRAとは何か?そして、その「懸念」とは何でしょうか?
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最後に、多くのトランスの人々がGRCを取得する理由は、単に国に認められるためです。平等な結婚制度が導入された後、同性愛者の自殺率が低下したことに見られるように、人々の生活やアイデンティティーを国が認めることは、人々にとって非常に意味のあることです。国家による承認は、社会的に疎外されたグループにとって平等への入り口となることが多いのですが、本当の自分を認めてもらうことで自由になることもあります。このことは、GRAが存在する主な法的理由である、欧州人権条約第8条で定められた権利、すなわちプライバシーの権利をトランスの人々に与えることにつながります。今週、欧州人権裁判所は、各国がトランスの人々に法的な性別承認を与えないことは、第8条の違反であるという判決を満場一致で下しました。これは、シス(cisは「トランスではない」という意味)の人たちが重要性を見落としがちなことです。あなたが何年も前にプライベートな場所の手術を受け、周りの人たちがその情報を共有する権利があると感じ、その情報がすべての公的書類に印刷されていたと想像してみてください。病歴は個人情報です。上述したように、トランスの人たちが表に出されることは、単に屈辱的なだけでなく、危険なこともあります。
[……]
トイレや更衣室などの男女別のスペースを利用するのにGRCは必要ありません。この国のすべてのトランス女性は、今日、毎日問題なく女性用スペースを利用しています。最近では、2010年の英国平等法Equality Act(EA2010)で法制化されましたが、それ以前は1999年のThe Sex Discrimination Regulations(性差別規制)で保護されていました。トランス女性が女性用スペースを利用することが違法とされたことはありませんし、GRCを持っているかどうかが問題とされたこともありません。実際には、GRCを申請する前に2年間、女性用スペースを利用することが求められています。手術やホルモン剤の投与を受けていなくても、GRCを取得することができます。
GRCは、参加できるスポーツカテゴリーには影響しません。EA2010では、GRCを持っているかどうかにかかわらず、誰にとってもより公平なイベントにすることが目的であれば、スポーツ主催者が独自の基準でトランス女性を除外することが認められています。国際オリンピック委員会のガイドラインは多くの組織で使用されており、GRCやそれに準ずるものを必要としません。
また、GRCの有無によって、犯罪統計上、どの性別に分類されるかが決まるわけではありません。英国(およびスコットランド)の警察は、EA2010に続き、2011年から犯罪の記録に「セルフID」を使用しています。2010/2011年やそれに続く数年間で、女性の犯罪率が上昇しなかった、あるいは全く目立った変化がなかったことが以下でわかります。
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GRCを持っているからといって、どの刑務所に送られるかが決まるわけではありません。GRCは、囚人がどこに配属されるのが最適かを示唆する証拠の一部として使用されることが多いですが、GRCは、男子刑務所/女子刑務所に配属されるために必要なものではありませんし、GRCを持っているからといってそこに配属されることが保証されるわけでもありません。トランスの受刑者は非常に少ないので、ケースバイケースのシステムでトランスの受刑者が配置されることが多いです。しかし、GRCを持っていても、彼らにとって不適切な刑務所に入れられてしまうため、危険にさらされているトランスの囚人は多く、これが死亡事故につながり続けているのです。
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現在、GRCを取得するためには、まず医学的にトランスであると診断されなければなりません。何千人もの人が、初診を受けるのに何年も待たされ、診断を受けるまでにはまだ何ヶ月も何年もかかる状態にあります。ストーンウォール(訳註:LGBTの権利団体)が指摘するように、「現在、トランスの人々は、性別の認識を得るために、高度に医療化された、官僚的で屈辱的なプロセスに耐えることを余儀なくされている」のです。パスポートの変更はその何年も前にできるのに、なぜ結婚や上記のようなことができるようになるまで、診断を受けるために何年も待たなければならないのでしょうか?
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最もよく挙げられる懸念は、GRAの改革により、男性が自分は女性だと主張して、女性用スペースを利用できるようになるのではないかというものです。この懸念に対する答えは非常に簡単です。上の概要を見れば明らかなように、GRAはどのスペースの使用を許可するかには影響しません。英国の女性用スペースはすでに「セルフID」となっています。国内のすべてのトランス女性は、今日、毎日問題なく女性用スペースを利用していますし、もし質問されたら、GRCのステータスに関係なく、すでに自分の性別が更新された法的なIDを提示することができます。今日、そしてこの10年間、男性がトランス女性のふりをして女性のスペースに入ることはありませんでした。また、GRAが改革されても、法的な宣言が必要であり、GRCを取得するために嘘をつくことは犯罪であることは注目に値します。
他にもよく似た問題として、女性スポーツと犯罪統計の測定に関するものがあります。どちらもGRAの影響を受けないというのが答えです。スポーツを誰もが公平に楽しめるようにすることも、女性に対する犯罪を測定することも、どちらも重要な目標です。
よく目にする例としては、トランス女性で強姦魔のカレン・ホワイトのケースがあります。彼女は、現行の規則に反して女性刑務所に入れられ、他の2人の受刑者に性的暴行を加えました。カレン・ホワイトはGRCを持っておらず、彼女がGRCを持っていてもこの恐ろしい事件には影響しなかったでしょう。上述したように、トランスの人々(また、暴力的なレイプ犯などの危険なシス女性の犯罪者)にとって、刑務所の配置はケースバイケースです。法律がすでに正しく保証しようとしているように、レイプ犯は誰であろうと潜在的な被害者と一緒にされるべきではありません。
では、なぜこのような懸念が存在するのでしょうか?このように一度にまとめてみると、GRAの改革についてなぜこのような懸念を持つ人がいるのか理解できないかもしれません。10年以上も前に起こったことが、なぜ問題にならないと言われているのでしょうか。
その答えは、残念ながら「無知」と「恐怖」です。英国の主要な報道機関は、3年以上前から事実上、トランス・ピープルに対して戦争を仕掛けており、しばしば全くの捏造記事を掲載しています。トランスジェンダーがニュースで取り上げられ、ようやく一般の人々の意識の中に入ってきましたが、多くの人々はトランスジェンダーについて全く知らないか、これまで考えたこともなかったのです。突然、「トランスの人たちがセルフIDを欲しがっている」と言われると、それが何を意味するのか、ありとあらゆる仮定のシナリオを想像します。トランスジェンダーの女性は、これまでずっと女性用のスペースを使ってきたと指摘されると、しばしば人々は驚きますが、これまでずっとどこでトイレに行っていたと思いますか? 多くの人は、そのことを考えたことがないのです。私は文字通り何百人もの人々と出会い、話をしてきました。彼らは、GRA改革こそがトランス女性が公共の場でトイレを使えるようにするための「法律」だと思っていて、何が起こるかわからないから大きな変化を恐れているだけなのです。しかし、それはすでに可決されており、何が起こったかはわかっています。
一部の人々やグループは、GRAがほとんどの人々が懸念していることに影響を与えないことを完全に理解していますが、トランスの権利やトランスの人々に対する一般的な反対意見を提起するために、GRA改革とその周辺の懸念を利用しています。マイノリティグループが世間の注目を集めると、変化を恐れる人や、憎む人からの反発も必然的に起こります。誰かが懸念を抱いていると言っても、その懸念が何であるかを正確に伝えることができなかったり、その「懸念」が根拠のないものであることがすでに明らかになっているにもかかわらず、その「懸念」を押し続ける人がいたりするのは、よくあることです。
トランス・ヘルスケアに反対する「ジェンダー・クリティカル」のグループは、血まみれの手術写真を持った中絶反対運動家と同じような戦術をとっています。
パスポートなどのIDの性別がすでに簡素な手続きで変更できる以上、記事中にあるように結婚と死亡くらいしか意味がない改正。だけどGCの言説がまかり通って廃案になったら、今度は同じ理由でパスポートの性別変更不可にされるかもしれないし、そうじゃないと筋が通らない。既存の権利を剥奪される恐怖。
2021-12-25 15:20:42