インフレと日銀引受、社会保障費などについての根津さんと瀧本さんの対話

未明のTLを眺めていたら、根津さん@snezuと瀧本さん@ttakimotoがインフレに始まり経済分野で興味深いお話をされていました。まとめ主の酒が入った頭ではその場でさっと付いていくことができなかったので、まとめてみました。
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パパさん @Anonymous__Day

@ttakimoto 日銀引受が本格化したのは、1935年以降、日中戦争の会sによる臨時特別軍事予算がその主たる要因であることは論をまたないと思います。そして、その時期の軍事費のGDP比は20%弱と考えると、結構現在の状況に似通った部分も大きいのではないかと…

2011-09-02 03:10:57
パパさん @Anonymous__Day

@ttakimoto ただ、もちろん瀧本さんのおっしゃるように社会保障費が軍事費と同じように際限なく膨張していくわけではないですが。

2011-09-02 03:11:27
瀧本哲史bot @ttakimoto

@snezu 可能性があるとしたら年金ですね。ただ、その年金を受け取るのも国際でファイナンスするのも高齢者という構図になりますが(笑)。そして、その国債の権利も義務も引き継ぐのは次の世代の国民です。本当は世代間の問題ではなくて、同世代間の貧富の問題なんですよ

2011-09-02 03:15:29
瀧本哲史bot @ttakimoto

@snezu いや、その国債を持っているのは殆ど国民ですから、政府の負債は視点を変えれば国民の財産です。要は、金持ちの国民が、貧乏な国民に金を貸しています

2011-09-02 03:20:09
瀧本哲史bot @ttakimoto

@snezu もし、国民が一人で「親」国民が赤字国債で医療費を受け取ったしましょう。後に「次世代」国民が税金として赤字国債を払うと、その税金が国債償還分として戻るので結局同じ。なんで、こんな奇妙なことが起きないかというと実際には、同世代国民の中で金が移動しているからですね

2011-09-02 03:29:06
瀧本哲史bot @ttakimoto

@snezu そうなりますね。というのも、高資産高齢者のかなりの部分は資産を残す=しかも国債で残すというケースが多くて、利己的に使い切らないからですね。紹介された記事で富裕層は少ないとありますが持っている資産量で加重すると殆どの資産は継承されると仮定しても良いかと

2011-09-02 03:38:32
瀧本哲史bot @ttakimoto

@snezu あげられている「実証」研究は金融資産3000万以上だけをまとめて、人数で考えているので、世代内でファイナンスが行われているという仮説を否定することは出来ないと思います。この手の富裕層研究はデータが十分にないのですが地銀の話を聞くとそれほど間違っていないかと

2011-09-02 03:43:00
瀧本哲史bot @ttakimoto

@snezu ポイントはある世代が金を使い切るように見えて、実はその世代の中でファイナンスしているのではないか?ということになります

2011-09-02 03:46:29
瀧本哲史bot @ttakimoto

@snezu なので、ひょっとすると、実は、バローの中立命題がなりたっているのではと考える次第です

2011-09-02 03:52:47
瀧本哲史bot @ttakimoto

最近実は、世代間対立という、縦の対立よりも、各世代内での横の不均衡の方が実は大きいのではと言う気がしてならない。わかりやすく言うと親に余裕があるニートよりも、親の低年金や介護等の負担がある正社員が、きつそうに見えるからである

2011-09-02 04:13:06
瀧本哲史bot @ttakimoto

私が言っていることは経済学の標準理論からすると、日銀理論並みに、「独自の見解」なのだが、地銀の各支店は厳密に収益管理するとごくわずかの資産家によって成り立っており、殆どの他の顧客は赤字とか聞くと、資産家が養っているという気がしてならない。後は国内ODAとか

2011-09-02 04:20:51
瀧本哲史bot @ttakimoto

なので、所得再分配であることを正面から認めて、「もらっている人」が当然の権利だとは思わず、「持っている人」には気持ちよく払ってもらえるように、コンセンサスを作るのが政治の役割と言うことになるのではないか。

2011-09-02 04:27:19
瀧本哲史bot @ttakimoto

高齢者の選挙民に「若い人が可愛そうなので、給付を減らさせて」というのと「高齢者の中の勝ち組の皆さん、あなたの金に巣くっているいる奴らが!」とどちらが、給付削減に通じるかという話もありますね。世代間対立にすると多い人がかつからここはうわ、なにをするくぁwせdrftgyふじこlp

2011-09-02 04:34:56
パパさん @Anonymous__Day

@ttakimoto おはようございます。興味深い視点ですね。私ももっと考えてみることにします。ありがとうございました。 RT ひょっとすると、実は、バローの中立命題がなりたっているのではと考える次第です

2011-09-02 07:53:57
パパさん @Anonymous__Day

瀧本さんに明け方にこんな話にお付き合いいただくのはありがたいと思いつつ、結局戦前の事例をひっぱりだすのがおっしゃるように「極論」なのかどうか、とか財市場と貨幣市場の関係性など、元々のギモンには答えていただけなかったな。あまり面白い話ではなかったか。

2011-09-02 07:59:49
パパさん @Anonymous__Day

しかし国債が次世代への負担じゃないかも、というのは面白いですね。直感的にはおかしいように思いますが、はてさて。

2011-09-02 08:00:56
パパさん @Anonymous__Day

しかし、資金循環の問題はクリアーするとしても、貨幣の信用の毀損、公的債務拡大に伴う民間投資のクラウディングアウト等々で実体経済にダメージをうけるだろうから、その点まで考慮すれば過剰な公的債務は次世代にとって負担だろうなあ。

2011-09-02 08:15:31