『葬られた「第二のマクガバン報告」』要約文:第2回

ムニャムニャムニャムニャ。
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村井ニボシ @niboshi2000

稀な例を除いて、「イニシエーション」の成立は、不可逆的であるとみなされている。

2011-09-01 22:28:26
村井ニボシ @niboshi2000

(2)プロモーション 促進期はイニシエーションよりずっと長く、人間の場合だとたいてい何年もかかる。この時期は新たに作られ始めたガン細胞群が増殖し、次第に大きな塊に成長し、目に見える腫瘍が形成されるときである。

2011-09-01 22:30:08
村井ニボシ @niboshi2000

しかし、土の中の種と同じように、初めのガン細胞は、適切な条件が満たされない限り、成長し増殖するようなことはない。プロモーションは、初期のガンが成長に最適な条件を与えられるかどうかによって、停止させることができる。食事が重要となるのは、このときである。

2011-09-01 22:32:31
村井ニボシ @niboshi2000

(3)プログレッション これはガン細胞群が体に決定的なダメージを与えるくらいまでガンの増殖が進行したときに始まる。発達したガン細胞は最初の場所からさまよい出て、近隣やはるか遠くの組織を侵略する。(いわゆる転移)そのガンが致命的な力を持つようになると、それは「悪性」とみなされる。

2011-09-01 22:38:03
村井ニボシ @niboshi2000

★これでようやく、インドのネズミの実験を検証するところにまでこぎつけた。うー、長かった。

2011-09-01 22:43:23
村井ニボシ @niboshi2000

我々の最初の検証は、タンパク質の摂取が主にアトフラキシンの代謝に関与する酵素(混合機能オキシダーゼ〈MFO〉)に影響を与えるかどうかの確認だった。

2011-09-01 22:45:50
村井ニボシ @niboshi2000

この酵素の働きは非常に複雑だ。なぜなら、アフラトキシンのほかに医薬品やほかの化学物質も分解・代謝するからだ。皮肉なことに、体にとって味方になる場合もあれば、敵になる場合もある。すなわち、この酵素はアフラトキシンの解毒と活性化の両方を行う、驚くべき形質転換物質なのだ。

2011-09-01 22:48:21
村井ニボシ @niboshi2000

我々は研究を開始したとき、「私たちの摂取するタンパク質は、肝臓内に存在する酵素によるアフラトキシンの解毒のされ方を変えることによって、腫瘍の増殖を変える」という仮説を立てた。

2011-09-01 22:51:19
村井ニボシ @niboshi2000

★このへんから、グラフの内容を文字で説明しなきゃならないんだけど・・。総摂取カロリーに対するタンパク質の割合が20%と5%の場合では、5%のほうが酵素活動は76%も低下した。

2011-09-01 22:54:44
村井ニボシ @niboshi2000

この現象は、「低タンパクの食事によって酵素の活動が低下すると、DNAを突然変異させる危険性のあるアフラトキシン代謝産物に転換されるアフラトキシンが少なくなる」ということを示していた。

2011-09-01 22:56:24
村井ニボシ @niboshi2000

★話が難しくなってきたというか、読みづらいというか。

2011-09-01 22:56:45
村井ニボシ @niboshi2000

我々は、「低タンパクの摂取は、酵素活動を著しく低下させ、危険な発ガン物質のDNAへの結合を妨げる」という見事な証拠を得たのである。

2011-09-01 22:59:29
村井ニボシ @niboshi2000

★低タンパクは、ガンのイニシエーションを阻害する、という証拠ですね。

2011-09-01 23:01:48
村井ニボシ @niboshi2000

次のような疑問解決のため、さらに実験を重ねる必要があった。 ・重要な段階である「ガンの促進期」でははたしてどうなのか。 ・「形成開始」段階で発揮された「低タンパク食の効果」は「ガンの促進期」を通して続くのだろうか。

2011-09-01 23:03:49
村井ニボシ @niboshi2000

このころ、ほかの研究者によって、「ガンの形成直後に現れるガン様の小さな細胞群の測定法」、つまり「病巣」の観察方法が発見された。これによって、腫瘍が完全に形成されるのを待たなくてもよくなった。

2011-09-01 23:07:56
村井ニボシ @niboshi2000

★実験結果グラフ。タンパク20%のネズミの病巣反応を約3.0(単位不明)とすると、5%側は約0.75。

2011-09-01 23:11:58
村井ニボシ @niboshi2000

★アフラトキシンの量を減らして高タンパクを与えたグループと、アフラトキシンを高レベルで与えて低タンパクにしたグループの比較では、低アフラ/高タンパクの病巣反応が約90(だから単位が書いてないんだよ)に対し、高アフラ/低タンパクグループは5ぐらいであった。

2011-09-01 23:14:23
村井ニボシ @niboshi2000

「病巣の成長」は、アフラトキシンの摂取量とは関係なく、ほぼ完全にタンパク質の摂取量に深く関わっていたのである。「ガンの促進期」のタンパク質の威力は、最初の発ガン物質への暴露とは関係なく、発ガン物質に優るのだ。

2011-09-01 23:16:37
村井ニボシ @niboshi2000

★なんと、ごく普通の栄養であるタンパク質のほうが、発ガン性物質よりもはるかにガンに与える影響が大きいという。たまげたなぁ・・。次に、同じネズミに与えるタンパク質の量を、実験途中で変えてみるわけだが、

2011-09-01 23:20:25
村井ニボシ @niboshi2000

「病巣の成長」はタンパク質の投与量を変えることによってコントロールでき、しかも「病巣の成長」のあらゆる段階で、増大または減少に反転させることができたのである。

2011-09-01 23:21:56
村井ニボシ @niboshi2000

実験はまた、次のことも立証した。初期発ガン物質による攻撃が低タンパク摂取時に休止状態になっていたとしても、体はそれを記憶していることができる。

2011-09-01 23:23:28
村井ニボシ @niboshi2000

もし私たちが過去に発ガン性物質にさらされた場合、それがガンの形成を始めた段階で休止し、その状態のまま留まっていても、やがてこのガンはのちのちの悪い栄養摂取によって再び呼び起こされる可能性がある、ということになる。

2011-09-01 23:25:08
村井ニボシ @niboshi2000

もし私たちが過去に発ガン性物質にさらされた場合、それがガンの形成を始めた段階で休止し、その状態のまま留まっていても、やがてこのガンはのちのちの悪い栄養摂取によって再び呼び起こされる可能性がある、ということになる。

2011-09-01 23:25:08
村井ニボシ @niboshi2000

しかし、どれだけの量がタンパク質過剰となり、どれだけの量が過少ということになるのだろうか。(略)タンパク質が10%までだと、「病巣の成長」はなかった。10%を超えると、タンパク質の増加に伴い「病巣の成長」は激増した。

2011-09-01 23:27:10
村井ニボシ @niboshi2000

★相変わらず単位の書いてないグラフによると、総カロリーに占めるタンパク質の割合10%までは緩やかな上昇であった「病巣の成長」は(10%時点で約10)、そこを超えると急上昇する。12%で25ほど。14%で約70。20%で90近くとなる。

2011-09-01 23:30:07