商品デザインが決定するまでの過程をボツ案まで晒すよリニューアル編

肝助のしじみちゃん本舗（公式） @shijimi4438

それではこれから、青森の郷土料理を卵2つで簡単に再現できる商品として人気の「ほたて貝焼きみその素」の新デザインを発表したいと思います。ちなみに現行品はこのようなパッケージです。 pic.twitter.com/QuWZiqv9rZ

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「ほたての貝焼き」あるいは「貝焼き味噌」は、青森の郷土料理で、ほたての貝殻を鍋の代わりに、ほたてとお好みの具をみそ味で卵とじにした料理です。しょっぱめに作ってそのまま日本酒の肴にしたり、ほたての卵とじ丼の感覚でごはんにのせて食べたりします。

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「ほたて貝焼きみその素」は、ほたての貝殻の代わりに小鍋で作るように、青森県むつ湾産のほたてと、しめじ、姫竹、調味みそをセットにした商品です。 pic.twitter.com/zdtkUJW57T

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現行のデザインは、商品の開発担当が印刷会社さんに「こういう事柄を表示してほしい」とエクセルに要求事項をだいたいのイメージで配置したものがもとになっているそうで、でも全体的にうまくまとまっていると思います。

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今回は法律の改正に応じて訂正シール対応だった部分を正規の印刷物とすることを主目的としたリニューアルなので、中身の仕様に変更はありません。ですので、過去にご好評をいただいたトゥギャッターまとめのように「新しい商品のためのデザイン案」ではないです。

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過去のまとめ、その1 『ラフもボツ案もさらして新商品のデザインが決定するまでの過程』 ⇒ togetter.com/li/1489125

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過去のまとめ、その2 『缶詰の新商品デザインが決定するまでの過程をボツ案まで晒すよ』 ⇒ togetter.com/li/1629514

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過去のまとめとちがうところは、リニューアルなので「これまでのデザインに慣れ親しんでいる方にそのまま移行してもらえるように大筋を踏襲」しつつ、かつ「新しいお客様を開拓できるようにしたい」というあたりの両立が求められるところですね…。

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まずは裏面。こちらはひとつしか案を出しませんでしたが、このまま決定となりました。一括表示や栄養成分といった情報も大事ですけども、まず「これなら自分にも作れそう」と思ってもらえるかどうかの判断材料を上にもってくることにしました。このほうが自然な流れに思えたので。 pic.twitter.com/ExaHGBOM44

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肝心の表のほうなんですが、同様の形態の商品にクラムチャウダーがありまして、これとセットにしたらどうだろう？ という社内の声を受けて1案作ってみました。でもこれは洋風で高級感を出そうとしたパッケージなので、和の家庭料理の商品に合うかというと微妙だろうなぁ…と思いつつ。 pic.twitter.com/dOLqVINqSe

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もうひとつ、ちょっと現行品がおとなしくまとまっていて力強さが足りない気がしたので「そうだ！書道だ！」と、百円ショップにいって筆と墨汁を買ってきて案を作りました。今に近いもので、最終的に決まったデザインもこれがベースになりました。それがどういうものかというと…。

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左が「クラムチャウダー」シリーズに加わるイメージで作ったもので（なんとまあ見事な違和感！）、右が書道と、もうひとつ階層というものを意識してリボンをお皿の奥に見せることで立体感を狙った案です。 pic.twitter.com/1X1VJxj842

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このあとは微調整だけやってましたね。青森県の地図が入ったり、オレンジの丸に白文字で「ほたて」うんぬん書いてますが、そのオレンジがほたての形になったりはしてますが、あまり基本は変わってないです。あとは、自分で書いた字ではなく、もうちょっといいフォントを探しました。 pic.twitter.com/7LM3UCtJPR

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…というわけで、決定したのがこちらの「ほたて貝焼きみその素」新デザインです。じつは調理イメージの写真もLightroomCCで色味を調整しています。おなじ写真なんですが、明るくなってます。 pic.twitter.com/FdVVL2ZJvs

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「ほたて貝焼きみその素」の新旧パッケージ比較。こうすると違いが比べ安いかと思いますが、この変更の結果売上げが落ちたらどうしよう…と今はちょっとドキドキしています。あまり大きく変わってはいませんが、売り場や、ネットショップに並んでるときに感じる力強さは増していると思っています。 pic.twitter.com/n3Y4YQZzHt

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YouTubeに動画で『青森県産「ほたて貝焼きみその素」の使い方 ～基本編～』を公開していますが… ⇒ youtu.be/kqoXVNGV_wE

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こちらのデザインの公開に合わせて、先ほどYouTubeチャンネルに『悪魔の貝焼き味噌（青森県産「ほたて貝焼きみその素」の使い方 ～応用編～）』を公開しました！ ⇒ youtu.be/zpsWCZgvKqc

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余談ですけども、新パッケージには大きめに「ほたて」と書いてますが、ここは悩みどころでした。青森県民的にはこの料理は「貝焼き」で、この場合の貝がなんであるか問題になることはないのです。貝焼きといえばホタテ貝でキマリ。パッケージにも「貝焼き」と謳って写真があるとそれでOKなんです。

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でも青森以外の方に「貝焼き」といっても「なんの貝？」といわれちゃいそうですし、ここはひとつ大きく「ほたて」と書いて写真で「なるほど、こういう感じの料理か」と想像してもらえればいいかなと思って、「貝焼き」ではなく「ほたて」を前面に押し出しました。

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今回はさきほども申し上げましたように中身の変更はございませんので、店頭での自然切り替えとなります。ネットショップでも旧資材が無くなり次第の切り替えとなりますことをご了承ください。「ほたて貝焼きみその素」に興味がわきましたら、ぜひこちらを…。 ⇒ 47club.jp/03M-000036szl/… pic.twitter.com/bptpOB1yyQ

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