オランダ商船で2番目に有名？タンカー「オンジナ」は大物食い

のりっく＠泡沫戦史研究所（マスコミに惑わされずマスク・手洗い・うがいで防衛！） @noricksakurai

乗組員は3隻の救命ボートと2隻の救命いかだで脱出しました。13時08分ブリッジへの命中弾でHorsman船長が死亡しました。「愛国丸」は400ヤードまで接近して2本の魚雷を発射し、1番船倉と2番船倉の右舷側に命中して大穴を開け、その後銃撃によりさらに中国人船員やNiekerk機関長が死亡しました。

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15時、「愛国丸」は「報国丸」の生存者を収容すると「オンジナ」は沈没確実とみて戦闘海域から北へと離脱しました。実は空船のタンカーほど沈みにくい船はなく、「オンジナ」は右に傾いて燃えていたが沈む様子はなく、船員たちが船に戻ってみると、ディーゼル機関自体は無傷で再起動に成功しました。

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ブリッジや船内の火災も沈火に成功し、タンクに注水して傾斜もゆっくりと回復することができました。19時頃にはすべての救命艇といかだが集まり船員たちは船上に戻り「オンジナ」はフリーマントルに向かって航行を再開し、11月18日に到着することができました。

天翔 @Tensyofleet

AWMより、油槽船オンディナ。オランダ船籍のタンカーだけれども、仮装巡洋艦報国丸が沈没した戦闘で追跡されていた船、と言った方が通じやすいだろう。右舷に見えるダメージはその戦闘の際のもののようだ。 awm.gov.au/collection/C25… pic.twitter.com/lMRhbjUSWE

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「ベンガル」は11月19日にディエゴガルシアに到着しました。燃料不足のため最終日には低速での航行を余儀なくされましたが、それ以外に大きな問題はなかったようです。「ベンガル」はボンベイで修理され、終戦までインド洋での護衛任務に従事しました。

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というわけでオランダ商船最大の大物食いは「オンジナ」(Ondina)でいかがでしょうか？日本側では「タンカーの砲弾が右舷の魚雷発射管に命中」としましたが、イギリス側はインド海軍「ベンガル」の戦果と宣伝しました。もちろん「オンジナ」の乗組員たちは自分たちの砲弾だとが信じていましたが・・・