【求ム】近代詩〜現代詩の歴史・流れをおさらいできる本。

自分用に備忘録。随時更新します。
28
文月悠光|Yumi Fuzuki @luna_yumi

【求ム】近代詩〜現代詩の歴史・流れをおさらいできるような本を探しています📚(通史に限定しません)

2022-02-18 21:11:44
文月悠光|Yumi Fuzuki @luna_yumi

お勧めを聞かれた場合、私は以下の本をよく挙げています。 ♢ 野村喜和夫『現代詩作マニュアル』(思潮社・詩の森文庫)コンパクトながら、索引付きで便利。 ♢ たかとう匡子『私の女性詩人ノート』(全2巻、思潮社)。女性詩人の半生と作品を紹介。面白い。

2022-02-18 21:23:55
文月悠光|Yumi Fuzuki @luna_yumi

詩の本、どうしてもアンソロジーに偏りがちで、「歴史」がない。編集者の知人に電話して教えを乞う。曰く「通史を書くのは難しい」とのこと。だよね。。私が見渡せる範囲でも分断があるように感じる。

2022-02-18 21:31:48
Ryusankun @donadona958

詩史の記述をおさらいするのに古いものから最近のものまで目を通しましたが、和田博文編『近現代詩を学ぶ人のために』世界思想社が大学のテキストを想定してるのでオーソドックスでよきです。三浦健治「明治・大正・昭和詩史」(『詩人会議』連載、2017年10月~19年10月)は丁寧で読みやすいですよ。 twitter.com/luna_yumi/stat…

2022-02-18 21:33:30
Ryusankun @donadona958

あとは『時代別日本文学史事典』東京堂出版、『日本文芸史』河出書房新社の近代・現代の詩史の箇所ですかね。詩人個人の立場や主観が強く出る詩史本よりは私向きでした。昭和・戦前戦後の詩史については、外地の日本語詩や戦争詩、女性詩史を含めて論じた拙稿が今春に出るのでもし宜しければ…m(__)m

2022-02-18 21:34:25
Ryusankun @donadona958

『私の女性詩人ノート』は私も座右の書です。詩史叙述は戦前戦後の詩壇の関係をどう規定するのか、自分たちのヘゲモニー争いもあって活発な時代がありましたけど、今は学術の対象になってる印象です。ただ詩誌では個別の歴史的ジャンル・詩人はよく特集してますし「歴史」を求める人はいるでしょうね。

2022-02-18 21:52:49
Ryusankun @donadona958

学者が書いたものが面白いかというとまあ…。そこは詩人の著書の方が個性が強いと思います。ただ、なぜこの詩人を取り上げてるのか、逆に取り上げていないのかといった背景や裏みたいものの方が気になります。なぜ詩史本には女性が不在なのか!とか。「歴史」って常に進行形、未完成なんですよね。

2022-02-18 22:01:49
SS @ShuheiShibasaki

@luna_yumi 新刊で手に入らないものも含みますが、 ◆ドナルド・キーン『日本文学史〈近代・現代篇八〉』(中公文庫) ◆鮎川信夫『近代詩から現代詩へ―明治、大正、昭和の詩人』(詩の森文庫) ◆鮎川信夫・吉本隆明・大岡信『討議近代詩史』(思潮社) ◆杉山平一『戦後関西詩壇回想』(思潮社)

2022-02-18 22:16:29
SS @ShuheiShibasaki

@luna_yumi 『近代詩から現代詩へ』はコンパクトにまとまっていて好きです。下記も挙げておきます。 ◆渡辺京二『日本詩歌思出草』(平凡社) ◆吉本隆明『戦後詩史論』(大和書房) 趣旨とは少しずれるかも知れませんが ◆工藤早弓『明治・大正 詩集の装幀』(紫紅社文庫) も面白いです。

2022-02-19 00:23:47
山﨑修平 @ShuheiYamazaki

吉本隆明の『戦後詩史論』おもしろいですよ。 twitter.com/luna_yumi/stat…

2022-02-19 22:26:24
ひろゆき @hiro_blue41

文月悠光@luna_yumiさんが「近代詩〜現代詩の歴史・流れをおさらいできるような本」を集めてられる。吉本隆明布教委員としては『戦後詩史論』のついでに「「四季」派の本質」「蕪村詩のイデオロギイ」(『抒情の論理』所収)や「詩語論」(『マス・イメージ論』所収)なども交えて布教に協力して↓

2022-02-20 11:32:41
manjimal_sakaki @manjimal_sakaki

@luna_yumi 自分の研究上、近代詩に偏ってしまうのですが、自分が持っているもののなかから通史っぽいものを探してみました。 ●和田博文編『近現代史を学ぶ人のために』1998年4月、世界思想社。 ●三好行雄・竹盛天雄編『近代文学8 近代の詩歌』1977年6月、有斐閣。

2022-02-18 23:45:02
manjimal_sakaki @manjimal_sakaki

@luna_yumi ●『国文学解釈と教材の研究』23巻3号、1978年2月。「編年体・日本近代詩歌史──詩と短歌と俳句と──」 ●村野四郎・関良一・長谷川泉・原子朗編『講座日本現代詩史』1~4巻、1973年12月(1~2巻)、1973年11月(3~4巻)右文書院。1巻:明治期、2巻:大正期、3巻:昭和前期、4巻:昭和後期。

2022-02-18 23:50:06
manjimal_sakaki @manjimal_sakaki

@luna_yumi ●日夏耿之介『改定増補 明治大正詩史』巻の上・中・下、1948年12月、東京創元社。

2022-02-18 23:53:15
manjimal_sakaki @manjimal_sakaki

@luna_yumi もう少しありました。 ●北原白秋著『明治大正詩史概観』改造社、1925年→角川書店、1953年。木俣修 補註。

2022-02-19 00:40:01
あすこま @askoma

@luna_yumi もうずいぶん前の著作ですが、澤正宏さんと和田博文さんの『日本の詩 近代篇』や『作品で読む現代詩史』などはいかがでしょうか。

2022-02-18 21:53:23
あすこま @askoma

我が家の本棚にある詩史の本を見る限り、近代詩から現代詩の通史っぽいのは、澤正宏・和田博文『日本の詩 近代篇』『作品で読む現代詩史』の合わせ技かな? 短歌や俳句も視野に入れるなら野山嘉正『近代詩歌の歴史』『現代詩歌』。どれも古い本だなあ…。

2022-02-18 21:59:24
及川俊哉 @M31oikawaP

@luna_yumi もうすでにおすすめしている方もいらっしゃいますが『日本の詩 近代篇』『作品で読む現代詩史』はとても良いです。各作品と、その解説が詳しく載っています。書影が一冊一冊丁寧に掲載されており、時代の雰囲気が伝わってきますよ。

2022-02-19 17:29:08
あすこま @askoma

@luna_yumi 詩史というより資料に近い位置付けですが、志賀英夫さんの労作『戦前の詩誌・半世紀の系譜』『戦後詩誌の系譜』で、明治から昭和の、地方も含めた詩壇の発行物を概観できます。1960〜80年代頃は『現代九州詩史』『新潟詩壇史』のような地方詩史の編纂も活発になされていたようですね。

2022-02-20 12:54:07
壱はじめ壱はじめ名前 @hawatana1

@luna_yumi 大岡信①「日本近代詩の流れ 詩論の展開」(『詩人たちの近代』日本の古典詩歌5、岩波書店、1999年。初出1967年)、②「大正詩序説」③「昭和詩の問題」④「戦後詩概観」(②~④『蕩児の家系 日本現代詩の歩み』思潮社、1969年) 以上、ご参考になればとご連絡させていただきます。

2022-02-23 16:13:22
文月悠光|Yumi Fuzuki @luna_yumi

一冊お勧め頂いたので、追加します。 ●木原孝一『日本の詩の流れ』(ほるぷ出版、1975年) ●高校の国語便覧も意外と参考になるのでは、という声も。 以下、Togetterに手動でまとめたので、宜しければご覧ください。 【求ム】近代詩〜現代詩の歴史・流れをおさらいできる本。togetter.com/li/1847426

2022-02-20 01:11:00
文月悠光|Yumi Fuzuki @luna_yumi

お勧め頂いたので追加します② ●分銅惇作・吉田凞生編『近代詩物語──明治・大正の詩的遺産を展望する──』(有斐閣) ●分銅惇作・吉田凞生編『現代詩物語──激動の時代を貫く抒情の系譜──』(有斐閣) そういうものと理解はしているが、女性の詩人が表紙に一人もいないのはさすがに違和感…。

2022-02-23 13:36:43
吉川浩満 @clnmn

@luna_yumi 教科書的な通史ではないですが、私はこの本が好きです。 小田久郎『戦後詩壇私史』新潮社 amazon.co.jp/%E6%88%A6%E5%B…

2022-02-18 21:39:17
中貝勇一 @U1nakagai

パッと浮かんだのはこれですかなぁ 1998年発行。 twitter.com/luna_yumi/stat… pic.twitter.com/xPQFN18u70

2022-02-18 21:52:51
拡大
シェンロン용일 @shen1oong

@luna_yumi 茨木のり子「詩のこころを読む」 辻征夫「私の現代詩入門」とかですかね

2022-02-19 01:12:06