安倍元首相「核シェアリング、議論すべき」 岸田首相「核共有は認められない」 ――核開発/核保有、核シェアリング、無人化ロボット基地

タイトルにあるように、「安倍元首相」が「核シェアリング(核共有)」の議論をすべき、とテレビで発言しました。が、岸田首相は「核共有は認められない」と否定。 それを受けて、ネットでも議論が盛り上がっています。そこでここでは、「核シェアリング」の有効性を検討していきます。 まとめ主は、核シェアリングに中立的な立場から、核シェアのメリット/デメリットと、代替案の想定をします。後者の代替案については、「無人ロボット基地」を想定します。
1
しろうと @sirouto

先ほどの反核シェアの意見を見て、「自国に落とすんじゃあ、意味がない」と思考停止する人が多そうですが、私は「それでも意味があるのでは」と思います。なぜか?

2022-03-01 22:12:28
しろうと @sirouto

まず前提として、日本は島国なので、戦車など陸上戦力で攻められないのは利点です。が、海岸線が非常に長いので、上陸を完全に阻止することも難しい。

2022-03-01 22:13:43
しろうと @sirouto

じっさい、「北朝鮮」による「拉致被害」事件が実在したことを考慮すれば、海からの「上陸完全阻止」は非現実的でしょう。

2022-03-01 22:14:38
しろうと @sirouto

北朝鮮による「拉致事件」は、いつのまにか、北朝鮮の「工作員」が日本に上陸していたことが証明されたわけです。つまり、上陸可能だと。

2022-03-01 22:16:09
しろうと @sirouto

日本の長い海岸線を、人海戦術で常時見張る、というのはあまりにも非現実的です。まして、日本は人口減少で、防衛戦力の人員も、減少圧力があるのだから。

2022-03-01 22:17:52
しろうと @sirouto

その辺の事情を考慮すれば、核シェアリングで、上陸した勢力に、戦術核で打撃を与えるというのは、戦術上有効だろうと。

2022-03-01 22:19:52
しろうと @sirouto

……といってもおそらく、「自国領土に落とす」ことの違和感が消えてない方が、多いだろうと思われます。核を使って、味方の被害が出ないのかと。

2022-03-01 22:21:11
しろうと @sirouto

これについては、「無人地帯」を利用することをまず考えます。日本は離島が多いので、無人島に簡易的な基地を敵が建設する、という状況は想定できます。それに対しての使用なら、味方の被害がないと。

2022-03-01 22:22:55
しろうと @sirouto

また、日本は人口減少なので、コンパクトシティによって、人口密度を調整して、中途半端な過疎地をなくしていき、人口が多い都市と無人地帯に二極化させます。

2022-03-01 22:23:45
しろうと @sirouto

そうして都市計画とリンクさせれば、無人地帯に侵攻してきた敵には、核シェアリングで戦術核を落とす、ということなら、国土防衛戦において、有効だろうと考えます。

2022-03-01 22:24:29
しろうと @sirouto

この議論の穴として、「そもそも上陸しないで、対岸からミサイルだけ撃ってきたら、完全に無効」という側面があります。自国内だけの前提なので。

2022-03-01 22:25:17
しろうと @sirouto

そちらについては、「ミサイル防衛(MD)」で対処することになります。こちらも、「MD無効論」の議論がありますが、今回の本題でないので、深入りしません。

2022-03-01 22:26:45
しろうと @sirouto

ただ少しだけ触れておくと、たとえば「イスラエル」の「アイアンドーム」などを見ると、すでに実戦経験があるし、迎撃率がかなり高いです。

2022-03-01 22:29:45
しろうと @sirouto

もちろん、これは小型のロケット弾に対してのもので、「大陸間弾道ミサイル」に対してではないです。が、ミサイル防衛全体の技術に対して、「弾丸を弾丸で落とすようなものだから無理」という、直感的かつ短絡的な意見は否定できます。

2022-03-01 22:30:57
しろうと @sirouto

youtube.com/watch?v=4F3ydr… 2014年ガザ紛争 アイアンドーム「発射」の瞬間、そして境界の街の「地下施設」(2021/05 TBS)

2022-03-01 22:31:31
拡大
しろうと @sirouto

AIの発展で精度が上がっていくとか、ドローンなどで支援するとか、さらにMDが発展することも想定できます。まあ、撃つ側も「極超音速ミサイル」など進化しているので、いたちごっこではあるでしょうが。

2022-03-01 22:33:20
しろうと @sirouto

本題に戻ると、たとえ「無人地域」での使用であっても、何らかの「感情的抵抗感」は残るかもしれません。そこでさらに、論点を足しておきましょう。

2022-03-01 22:34:51
しろうと @sirouto

かりに核シェアリングの協定を結んだとして、「実際には使わない」、という抑止力としてだけ使うことも想定できます。つまり、「ハッタリ」とか「ブラフ」的用法です。

2022-03-01 22:36:11
しろうと @sirouto

実際に使わないなら、被害ゼロで、抑止力だけ得られるのだから、「費用対効果」は最高です。ただ、それでは話が美味すぎる、と疑う人も出てくるでしょう。

2022-03-01 22:37:23
しろうと @sirouto

この「抑止力」とは、自分ではなく「相手」の側に生じる力です。相手がハッタリだと思うだけで、無効化してしまいます。使わない前提なら、「偽薬(プラシーボ)」に過ぎないので。

2022-03-01 22:38:43
しろうと @sirouto

ただその辺、「演技」によって、信じ込ませる余地くらいはあるでしょう。たとえばの話ですが、もし核シェアリングを採用したら、自国や他国に宣伝するとか。

2022-03-01 22:39:40
しろうと @sirouto

核シェアリングで、自国に戦術核を落とすことに、日本はためらわないんだぞと、「神風 2.0」みたいな感じで世界に「武士道」精神を見せつけたら、「あいつら未来に生きてんな」とかヤバい国だと世界に思われて、侵攻を抑止できるかもしれません。

2022-03-01 22:41:59
しろうと @sirouto

さて、核シェアリングという概念自体が、日本の一般人にとって、聞き慣れないものだと思ったので、ここまで核シェアを採用する前提で話を進めてきました。

2022-03-01 22:43:34
しろうと @sirouto

しかし、冒頭で言ったように、「中立」的な立場なので、逆に採用しない前提での話もしておきましょう。一方的に、核シェアの推進を押し付けるわけでもないです。

2022-03-01 22:44:30
しろうと @sirouto

まず、デメリットとして、たとえ戦術核であっても、「核兵器」には違いない、ということと、自国に落としたら、核汚染のリスクはあるだろうと。

2022-03-01 22:45:47