「九電やらせメール」問題『第三者委員会の中間報告に九電HPで反論した』対する郷原委員長が不快感を示す。

九州電力の「やらせメール」問題を調査している第三者委員会(郷原信郎委員長)の中間報告に対し、九電が委員会の認定と異なる独自見解を発表したことについて、郷原委員長は9日、「見解の内容にいささか驚いている」と、不快感を示すコメントを発表した。
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第三者委員会中間報告に対し九州電力側の反論

第三者委員会「中間報告」(抜粋
同説明会については、5月16日、佐賀県の原子力発電についての責任者の一人からC支店長に対し、「県庁の担当が保安院に対して質問をしていることを県民に広く見て貰いたい」「県民にアクセスして欲しい」「書き込みもしてほしい」といった内容の電話連絡があり、また「それが知事の強い希望」とのことでもあった。

九州電力側の反論

o5月16日、C支店長は、佐賀県の幹部に別件で電話をした際、「5 月17日の保安院説 明会」に関するやりとりを行っていた。その時の状況をC支店長に確認を行った結果は、以下のとおり。

・説明会の設定は、前日16日に決まって、ネット中継も前日に決まった。そのことを 県の幹部から夕刻に教えていただいた。これは知事が、県民の皆さんに保安院との やり取りを広く見ていただきたいという強い思いがあって、ユーストリームで中継する ことになったのでお知らせしときますと言って教えていただいたもの。

・当日は、画面に書き込みができるようになっていたが、議論が安全性に係るもの に限られていたため、経済性や産業維持等の議論は出す場面ではなかったので、 幹部からのご案内は、国の説明を良く皆さんに聴いてもらいたいという趣旨でのお 知らせと理解していた。
o したがって、「書き込みもしてほしい」といった内容の電話連絡があり、また「それが知事の強い希望」(上記下線部)という記載は、以上のとおり、C支店長に確認した内容と異なっている。

全文はこちら「(別紙)第三者委員会「中間報告」の記述に関する当社見解について(追加)」
http://www.kyuden.co.jp/var/rev0/0036/8458/notice_110909.pdf

郷原信郎【長いものには巻かれない・権力と戦う弁護士】 @nobuogohara

私が「いささか驚いている」とコメントしている「九州電力の対応」を⇒http://t.co/LtTJJZf、九電社員全体と同一視しないでもらいたい。一昨日の第三者委員会での岡本委員の報告によると、組織風土調査の結果、九電社員全体のモラル・モチベーションのスコアは良好。(続く

2011-09-10 08:04:42
郷原信郎【長いものには巻かれない・権力と戦う弁護士】 @nobuogohara

続き)それなのに、会社の信頼失墜は止まらない。問題は、社員の方ではなく、今回の問題への対応を主導する側にあると見るのが自然であろう。会社の正当な利益と社員を守るべき立場の経営者が、支店長個人に殊更に罪をかぶせて何を守ろうとしているのか。(続く

2011-09-10 08:06:12
郷原信郎【長いものには巻かれない・権力と戦う弁護士】 @nobuogohara

続き)第三者委員会ホットラインには、匿名の九電社員からの情報提供、激励が多数届いている。全体としては有能で健全な社員の集団である九州電力を、本当の意味で、地域社会に信頼され、貢献できる組織に再生させるため、今後も、第三者委員会委員長として最善を尽くしたい。

2011-09-10 08:06:32

やらせメールの九電反論に第三者委「驚き」

九州電力の“やらせメール”問題などを調査する第三者委員会は8日、「佐賀県知事の発言が発端」とする中間報告を発表しました。これに対し九電が猛反論。その反論に今度は、第三者委員会の委員長が見解を発表しました。九州電力は第三者委員会の中間報告を受けて、8日夜、ホームページ上で反論しました。いわゆる“やらせメール”は、古川知事の発言が発端ではなく、「知事発言の真意とは異なる『知事会談メモ』が発端」としています。これについて、第三者委員会の郷原委員長がコメントを発表しました。「事実調査を委員会に委ねている中、九電から中間報告とは異なる独自の見解が出されたことに、いささか驚いている」としています。そのうえで、「調べているのは、知事の発言がメモの通りであったかどうかであり、知事の真意がどうだったかではない」としています。

2011.9/9ニュース|KBC九州朝日放送より

郷原氏が「私が「いささか驚いている」とコメントしている「九州電力の対応」としている記事(twitter中のリンク不備のため転載)

http://www.kbc.co.jp/top/news/lbi/kbc_0003.html