この画像はカモのネギには毒がある(amzn.to/37GkVVJ)という作品から抜粋したもの。 これ自体は行動経済学のマンガで、SNSのこととか全然関係ないよ? でも、この「利用可能性ヒューリスティック」のコマなど心理学が絡んだシーンは「ネットの住人」のことを思い出してしまうね…これは
2022-04-24 09:49:56「ネットの意見」というのは、意外と自分で考えてなくてですね、 「反響が多い・自分が腹落ちした反応を盛り込んだ書き込みをしてしまう人が多い」 という習性を持つ人が多いのです。 自分で考えて書き込んでない人・地の文っぽくない人は多いから手近なものに影響または模倣する習性は絶対ある
2022-04-24 10:00:04「人気の書き込みを真似する」という習性それ自体は悪いものではないですよ? 「正しい知識」に近い書き込みが増えることが多いし、正しい知識を周囲の人と復唱することで「今知りました」「確かにそう」ぐらいの人も、覚えるきっかけになるから…『手近な反応と同じ反応』自体は悪いことでもない
2022-04-24 10:03:04たちが悪いのは、ここから。 「手近な反応」「本人の読解力」がダメすぎる場合、「利用可能性ヒューリスティック」の習性が「意味が通ってない意見」を復唱・刷り込みしたり、「一緒になって冷笑・罵倒」する方に向かうから…よろしくないんですよ。 雑多なタイムラインは見ずらい気持ちはわかるけど
2022-04-24 10:20:50最近、青識亜論さんが 『人間は「自分に都合の悪い意見に対しては、読解力を凍結させる」という一般的性質』 があるという話をしてました この性質と「利用可能性ヒューリスティック」を組み合わせると…見当違いかつ頭もマナーも悪い答弁をする人間ができあがる! こうなると…もうめちゃくちゃ
2022-04-24 10:26:12私最近、このツイートがバズったんです。 引用リプの酷い反応の中でも、 「フェミニストはブラック校則に反対してる」 という見当違いな意見が複数名いた。 読解力が凍結してる状態で、手近にある自分と近い意見を投げつけるもんだから…見当違いな意見が、増える増える〜 twitter.com/tm2501/status/…
2022-04-24 10:31:32俺、すごいことに気づいたかもしれない…。 ツイフェミさんが作品の内容に関わらず、 「胸の見え方」「スカートの丈」「男女比」「年齢」「男性の性欲を刺激してないかどうか」 をチェックしてるけど…これ、よく考えたら同じことしてるのは【昭和の中学高校のブラック校則を守らせてる教師】じゃん…
2022-04-13 09:51:39青識亜論さんは、攻撃的なコメントをする人の心理状態を 『「なにか一言、貶めたいけれども、それをするための論理的な言葉が見つからない」って状態』 と言ってます。 ・怒りをぶつけたい感情 ・都合が悪くて読解力凍結して見当違いなコメント ・それが手近にあるから投げつける人 のコンボなのか!
2022-04-24 10:35:49さらに、「利用可能性ヒューリスティック」に近い概念として、アンカリング効果についてもマンガでは紹介されています。 ネットにはいくら反論しても意見を絶対に変えない人、歴史や他の立場でモノを考えられない人も多いです。 そういう人は「アンカリング効果」にかかってることを疑った方がいい pic.twitter.com/ro5nh3scSp
2022-04-24 10:40:01つまり、 「Twitterで見当違いな反論しかできないのに、一丁前に反論だけしてくる人」 とは ・思考が先入観に囚われた状態 ・だから都合の悪い意見を見かけるが、正しく読めない ・でも、ムカつくから相手を貶めたい ・同類が考えた手近だが、見当違いな反論を拾って復唱 というドツボコースなのです
2022-04-24 10:44:37途中でも、紹介した「カモのネギには毒がある」は、原案が夏原武さんなので、経済マンガとして期待して読みました。 ところが、LIAR GAMEの甲斐谷忍さんがマンガ担当ということで、心理戦や心理学の方向性でもいい味出してて素晴らしいね。 おかげで思考の整理ができたよ! amzn.to/3v8xMJa
2022-04-24 10:47:51読んでも読まなくてもいいおまけ
【記事更新】夏原武×甲斐谷忍という豪華過ぎるコンビがてがける経済マンガ。 経済犯罪のスキームに詳しい夏原武さんと、心理戦を描くことには実績がある甲斐谷忍さんの取り合わせで、これはアツい! 経済学の可能性と欠点は「カモのネギには毒がある」読むとよくわかる tm2501.com/lecture-of-kam…
2022-04-24 09:00:31一応経済学部出身なので…経済学サイドからもこの本の感想書いてます。