戦国ドゥームメタルTRPG「信長の黒い城」を遊んだよ

ヤネウラ @yanegann

今日は、Compatible with Mörk Borgな戦国ドゥームメタルTRPG「信長の黒い城」を遊びました。 なるほど、この軽快さがOSRか！ 世界観の把握としては、自分は『比叡山炎上』『へうげもの』を読んでいたのが役に立ちました。

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ひゃっはー！ 可搬重量を決めるための能力値「力」が見当たらねーぜー！ （何事もなかったように「体」で決定することを天下布武）

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「信長の黒い城」のルールブックの写真です。この黄色がモルクボリコンパチブルであることを示していますね。 pic.twitter.com/zlYuJ9fyZJ

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戦国ドゥームメタルのイカしたメンバーを紹介するぜ！ 重綱： お茶と煙草を持つ茶人。前世で利家のものを盗んだら斬り殺されたので恨みに思っている 百足： 斬馬刀と武者鎧を持つ武将。前世は病気がちでそのせいで薬に詳しい 2人とも紋付を持っていて交渉事が得意。 これは戦闘以外も楽しめそうだ

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「これって天正何年が舞台なんですか？」 「定まっていない。君らは復讐の死者だ。琵琶法師の導きにしたがい、信長が関係する過去や未来にあらわれ、戦闘などをして誉れを得て、最終的に信長を討つのが目的だ」 「なるほど、タイムトラベル物っぽいですね」 「そういえばそうだね」

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第1話「村の危機を救え！」 「村の危機を救え！　首を集めるために、残虐な赤母衣衆が村人を襲っているぞ！」 「僕らは知り合いですか？」 「ここに転移してきたばかりなので知り合いではない。しかし、目の前には赤母衣衆がいるぞ！」 「信長の軍勢だ！憎い！」 「とりあえず、あいつと戦うぞ！」

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赤母衣衆は強かったが、業をうまく使うことと、重綱のクリティカル竹やりと、百足の斬馬刀がかみあって、勝利。 信長の軍勢と戦うものなら仲間だということで、2人は意気投合する。

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次の日。 落ち武者狩りに出かけていた村の農夫が、幽霊になって帰ってきて、村人を襲い始めた。 「幽霊には攻撃が効きにくいんだ」 「つよ！」 「しかし、そこにお坊さんが来て助けてくれた。通常ダメージ与えていいよ」 「やった！」

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麻痺させる呪いの言葉に苦しめられたが、なんとか勝利。 お坊さんは「これで約束を果たせましたな」と言って去っていった。 「誰だったんだ？あの人」

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簡単なシナリオだったが、終了したので、レベルアップ！　というか重綱のHPが2しかないので、レベルアップしないと死んでしまいそうだったのだ 「HPはすごい上がるぞ」 「ほんとだ」 「能力値は上がったり下がったりするぞ」 「2個上がったけど、1個は下がってしまった」 「このゲーム、あるあるだ」

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「あと、能力の追加ができるみたいだ。あー、いや、キャラクタークラスがないと無理なのかな」 「クラス？そんなのがあるんですか？」 「クラスはオプションルールなのだ」 「そんなものが」 「まぁ、いいや。シナリオでの行動にあったクラスの能力を獲得できるということにして遊ぼう」 「わーい」

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「重綱は武人らしく戦ったから、侍っぽいクラスの得点を挙げよう。ダイスを振りたまえ……その出目だと蜻蛉斬りを手に入れたな。強い槍だぞ」 「つよ！」 「君はどうやってそれを手に入れたんだ？」 「戦で死んでいた武将の持ち物をゲットしました」 「うーん、それはぜひもなし」

ヤネウラ @yanegann

「百足は、薬に詳しいし、名前もそれっぽいから忍者っぽい能力をあげよう。ダイスを振りたまえ……その出目だと火を吹く術だな」 「こ、これは強い！」 「確かに強い」 「飛び道具が欲しかったので助かります」

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このやり方だと、キャラクタークラスを横断して特典を得られるので、普通のクラスよりも強い気がするが、しかし朱鷺田先生のメガテンTRPGみたいな感じで面白いので、これはこれでいいか。 ところでバテレンの能力って、魔導っぽいですね。

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第2話「織田信行の使者となれ」 再び琵琶法師がささやく。 織田信行が信長に毒を送ったことがあるそうな…… 「というわけで今回のシナリオは、使節団の一員になって、それで誉れを稼ぐ話です。誉れがないと信長の野望を食い止められないから、ぜひもないよね」

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「君らは前田利家の部下だ」 「俺をこの後殺すやつー！」 「髪飾りなんか盗むから」 「しかし、そのせいで追放されるからいい気味だとも言えます」 「なるほど」

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利家は柴田勝家に仕えていて、その柴田勝家は織田信行についていた。しかし、このあと信行が信長と戦うことになった時に勝家は信長側についた。 「というわけで、この時の利家は信行がわだ」 「ほうほう」

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利家は「信行が薬を信長側に運ぶ使節の人員を探している。それに立候補する者はいるか？　条件は黒い薬を飲むことだ」と言っている。 「使節をやって誉れを得るのが今回の目的だけど、薬は飲みたくないなぁ」 「どうしようかね」

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「そうこう考えていると信行の領地に入った。信行の部下が好き放題にやっているぞ」 「どんなふうに？」 「坊さんを地面に埋めて、ノコギリを横に置いている」 「あったなー、そんな悪行。でも止める必要あるかな、これ」 「その坊さんは知っている顔だ、若いけど」

ヤネウラ @yanegann

「このあと未来で助けてくれる坊さんですね、ここで助けないとタイムパラドクスが起きそうだな。助けましょう」 「じゃあ、信行の部下の足軽が、ヒャッハーの邪魔するんじゃねぇとすごんでくる」 「戦ったらまずいかな？」 「かっこよく謝ればいいよ。花の慶次で読んだ」 「よーし、じゃあ戦おう」

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敵は足軽（足軽ふぁらんくすの弱いやつ） 「蜻蛉斬りで攻撃します」 「すごいダメージだな！　鎧も破損してダイスタイプが悪化したわ」 「火を吹きます」 「あー、ダメだ、汚物は消毒されました」 「勝った！」

ヤネウラ @yanegann

信行は立腹 重綱は紋付を着て謝罪にいく 「どんな田舎武者かと思ったら、当世の流行を抑えているではないか！」 「茶をどうぞ」 「これはうまい！」 「信行様ほどの文化人でなくては、この味をわからないことでしょう。光栄に存じます」 （この男を罰すれば、我が名の名折れ！許すしかあるまい！）

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「お主らこそ我が使節にふさわしい。霊水を運んでもらうとしよう。しかし、一口飲んでもらうぞ」 「うーん、これは避けられないか」 「私の毒消しを先に飲んでおいて、それで中和するというのはどうか」 「なるほど！　さすがは薬に詳しい百足殿」 2人は信行の信頼を勝ち取ることに成功する

ヤネウラ @yanegann

使節に選ばれた2人は、にっくき信長のもとに霊水を運ぶことに。 「聞いたぞ、茶人よ。お主はずいぶんとうまい茶を点てるそうではないか。俺にもふるまって見せよ」 （こいつめ……！） 怒りをこらえつつも2人は交渉に成功。 任務を遂行し、琵琶法師の予言を達成、誉れを得ることに成功する。

ヤネウラ @yanegann

シナリオ終了、レベルアップ ここで重綱、心がダウンし、－1に。 「ああ、もう、うまく茶が点てられぬ！　にっくき信長を饗応した際の怒りがおさまらぬ！」 しかも、HＰの伸びも悪く、百足との差は開くばかり。