細かすぎて伝わらない、源氏物語・紫式部のあれこれ~大河ドラマ決定を受けて

紫式部が、再来年の大河ドラマに決定!という報道を受けて呟かれたツイートに、面白い情報が多かったので保存しておきたいと思いました。
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NAO @NAO41061999

@Takashi_Shiina 清少納言と和泉式部が加わった3人で、京の都にはびこる悪人共を懲らしめる! 「帝(みかど)に代わって、御~仕置きよっ!」😅

2022-05-12 20:24:03
Pontiac Aztek @NM09QSBN

逆に、女は絶対女と戦わない、常に連帯、みたいなのも辛い。女にだって凄まじい屑はおり、戦わなきゃならんことはある。 twitter.com/takinamiyukari…

2022-05-12 21:09:29
瀧波ユカリ@3巻発売しました! @takinamiyukari

紫式部の大河、清少納言と"女"の戦い!みたいにだけはならないでほしい…そこを面白おかしくクローズアップしてはしゃぐネットの文化に既にうんざりしているので。

2022-05-12 20:08:37
シン・ハルコ💉💉💉 @tamalovepoaro

清少納言と、紫式部をライバル視しあう言説多いけれど、お互いの境遇を一番理解しにくいの、清少納言ではなく定子様と紫式部の組み合わせではないだろうか。

2022-05-12 21:49:11
シン・ハルコ💉💉💉 @tamalovepoaro

定子様は母がそもそも内侍を務め、漢学素養を重んじるイエの生まれで、本人も明朗闊達で漢学や多くの学問を身につける事を忌避しない。

2022-05-12 21:50:59
シン・ハルコ💉💉💉 @tamalovepoaro

でも定子様は色々性格が良くできた人なので、紫式部の能力を認めて伸ばしていこうとするのは変わらないだろうなとは思う。卑下や否定のことばはかけないだろう。

2022-05-12 21:54:21
シン・ハルコ💉💉💉 @tamalovepoaro

もちろん、定子様の理知的なところ、ほかのキサキと大きく異なるところに素養がたくさんあり、人と明朗に語らい合える。壁がない。学問を愛し、典雅であることをよしとする夫、一条とはよく心が通い合っただろう。 ひかえめで言葉少なの姫君の印象ではないのだ、定子様は。明朗で、自らに誇りがある。

2022-05-12 21:58:00
べっきぃ @bekky707

@tenkyu19sei @rokuhara12212 清少納言主役なら自然に出せますね。

2022-05-12 22:03:44
羽後ノ筍 @ugntknk

ふむ。「公家の時代」⇒「武士の時代」みたいな印象でおぼえてると、将門がどの辺のタイミングで登場するのか分からなくなるのかも。 将門が仕えたとされる藤原忠平からおよそ100年後の子孫が藤原道長で、その子の頼通の時代がだいたい炎立つの時代ですな。そんで頼通からさらに100年後に源平合戦。

2022-05-12 22:04:47
シン・ハルコ💉💉💉 @tamalovepoaro

定子様の人間性の素晴らしさの理由に、確固たる、自分に対する誇りと自信がすでにあることが挙げられるのではないかと思う。裏打ちされた素養と、確固たる自信、自らの軸がある。 周知の女房に誉めそやされ、賞賛されるまででもなく、自らは良き人なのだ、という。

2022-05-12 22:07:32
シン・ハルコ💉💉💉 @tamalovepoaro

香炉峰の段でも、末尾ではこのように締められている。 人々も「さる事は知り、歌などにさへうたへど、思ひこそよらざりつれ。なほこの宮の人には、さべきなめり。」

2022-05-12 22:10:33
シン・ハルコ💉💉💉 @tamalovepoaro

機転を効かせた清少納言を称賛する女房たちの会話が書かれるけれど、「この宮の人にはさべきなめり。」というむすびかた。 清少納言の機転が効かせられる女官としての優秀ぶりはその主人に仕えるにふさわしい。 ということは、定子様はどのような「宮」としてみられていたか、もよく伝わる一節。

2022-05-12 22:13:42
シン・ハルコ💉💉💉 @tamalovepoaro

すくなくとも、経験値深い女房たちに支えられ後宮(宮)を運営していくような、おとなしげでひかえめな姫君ではない。 理知的であり、自ら目配りをして夫にとって打てば響くような会話を楽しむことができる女房たちを揃え、統率する、賢后であり女主人。

2022-05-12 22:18:08
シン・ハルコ💉💉💉 @tamalovepoaro

事実、定子は一条とともにいる場で女房たちに思いつく和歌を書かせる抜き打ちテストのようなこともするし、よいキサキの例として村上天皇妃藤原芳子の教養深いエピソードを持ち出す一節もある。 どのようなキサキでありたいのか、が明確にある。そして夫の目に映るキサキとしての自分も。

2022-05-12 22:21:37
シン・ハルコ💉💉💉 @tamalovepoaro

学がある事を秘すべきで、わからないそぶりをするのが処世術であった、彰子後宮の女房たちの描写はむしろ当時の価値観としてはよくある方、なんですよね。 それはおそらく、定子後宮では評価されないだろうし、好まれなかった。

2022-05-12 22:24:05
シン・ハルコ💉💉💉 @tamalovepoaro

ただ、紫式部の主人が漢学の素養はないけれども相手のことを受け止め、理解して添い、支えることができる彰子だったのはよかったと思う。結果的には強引すぎずに、紫式部の内面の良さを伸ばしてゆけたのだと思うのです。

2022-05-12 22:29:25
シン・ハルコ💉💉💉 @tamalovepoaro

清少納言の主人が、定子だったからこそ枕草子は書かれたし、紫式部の主人が、彰子だからこそ源氏物語を長く書き続けられたと確信しています。 天の配剤、というか、天世の運をつくして、出会うべき人が出会っている。

2022-05-12 22:33:55
シン・ハルコ💉💉💉 @tamalovepoaro

こういう天が定めたような、素晴らしい人の出会いの結果多くを産む、例が数多ある。ありがたいものだなあ、と思うほかないですね。

2022-05-12 22:36:21
シン・ハルコ💉💉💉 @tamalovepoaro

(というか定子様の方が特異的なキサキだったのですよね。漢学を詰め込み、いろんな故事にも通暁しているキサキの方が少ない。)

2022-05-12 22:42:19
シン・ハルコ💉💉💉 @tamalovepoaro

わたしは個人的に「悲運のキサキ、藤原定子」という紹介の仕方あまり好きではなくて。外的要因によって零落してしまうキサキはじつはごまんといるんですよ。零落していくさなか、どのように生きていたのか、を枕草子をとおして見て欲しいんですよ……!!! 逃げ腰で泣いてばかりのキサキでは、ない。

2022-05-12 22:51:17
シン・ハルコ💉💉💉 @tamalovepoaro

家族の死であったり、兄弟のやらかしなど、で本人になんらの咎も、罪もない外的要因により窮していくなか、定子さまはどのように生きていたか。 わたしは個人的に清少納言の筆の墨色が濃かったのはありし絶頂期、のことではなく、そのあとの出来事を書いてゆくときだったと信じています。

2022-05-12 22:53:50
シン・ハルコ💉💉💉 @tamalovepoaro

枕草子、はいいぞ。と今夜も推してから寝ます!

2022-05-12 22:55:08
シン・ハルコ💉💉💉 @tamalovepoaro

そうなった、の結末ではなく、どのようにあったか、をみて欲しいのです。そこに、随筆は絶大な効力をもたらします。淡々な記録、ではない。

2022-05-12 22:57:42
志末与志 @shima_126

光源氏のモデルって言うほど藤原道長か?皇族からの臣籍降下から始まって義理の母に天皇産ませて外的には栄華を極めるも内面は不幸に終わる光源氏と、四男坊から兄の死によって成り上がり娘に天皇産ませて栄達した叩き上げの道長とではだいぶ違うだろう

2022-05-12 22:59:39
志末与志 @shima_126

藤原道長が本人めっちゃ苦労して地位を築き上げたのに 彰子「政敵の血筋の敦康親王を即位させてあげてください」 頼通「子供できないけど妻を愛しているので離婚もしないし妾も持ちません」 と子供たちが甘々なコントラストなの面白いんだよな

2022-05-12 23:02:43
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