高校時代は小林よしのりの「戦争論」読んでたような痛いネトウヨでした

ザオラルさん✨🌈 @OneMoreChance99

反共攻撃って右翼の街宣車による妨害みたいなものが多いんだろうと思ってたけど、実は権力がメディアを使って「市民に無意識に刷り込んでいく」ステルス的なものがいかに多いかってことを、当事者として非常に実感している。実際自分も支持者になる前はそう刷り込まれてきたしね。

はじめ @GJKnZ8EZpMyLUZM

@OneMoreChance99 ザオラルさんが共産党支持に傾いた経緯を発信して下さると、とても価値のあるものになると思います。シリーズツイートを期待します。断続的で良いですよ。本になるかも知れないですね。

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@GJKnZ8EZpMyLUZM 昔書いた気がしますのでちょっと掘り出してみます(笑)

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リクエストがあったので自己紹介を。 私は元々祖母が「東条英機に頭を撫でてもらったのよ」という軍国少女であり、そういう価値観の家で育ちました。一方で特攻隊の生き残りの親族もいたのですが、私は身近だった方になつき、高校時代は小林よしのりの「戦争論」読んでたような痛いネトウヨでした。

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リベラルや左翼に対する認識は、身近にそういう方が居なかったこともあり、小林よしのりの「脱・組織論」（薬害エイズ運動論）で描かれていた姿を勝手に鵜呑みにしていました。『純粋まっすぐ君』『組織に飲み込まれるな』という言葉がずっと私を左翼運動や正当な人権感覚から遠ざけていました。

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大学に入り、経済的に苦労を知らなかった私は社会に対する関心も薄く、サークル活動一辺倒で過ごしました。多忙な社会人になり、派遣切りのニュースなどには憤るものの、なにがそれらの問題の根幹にあるのかはわからず、民主党政権に対しては否定的でした。3.11後も脱原発に対してはニュートラルでした

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転機となったのは2014年の消費税8％でした。明らかに消費を冷やすことを平然とやってのける、自分が実害も被る、そこでようやく政治に対する当事者意識と自民党政治に対する疑問が生まれました。仕事で更にしばらくは選挙にも行きませんでしたが、地元に帰ってきたことが更に大きな転機となりました。

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開業医として地元に根を張ろうと腹を括り、まず地元の文化をきちんと知りたいと思いました。そこで出会ったある老齢の焼き物屋さんが私の運命を変えました。いかに地方が衰退しているか、いかに焼き物産業が「不可逆的に」壊滅へと向かっているかを知らされたのです。Instagramでの発信を始めました。

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同時期、私は近隣の総合病院でアルバイトを掛け持ちしていました。医局からは冷遇されている病院でした。残る職員は必死に頑張っていましたが、一人二人と辞めていくその姿に「なぜこんなに現場が必死なのに報われないのか」疑問と怒りを感じました。それはその後参加する組合活動にも繋がっていきます

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さて、その（内需中心で零細企業の多い）地場の焼き物産業。救うにはどうしたらいいか。消費税から社会問題に踏み込んだ私は、三橋藤井のMMT論から「れいわ」支持へと流れ、2019年の参院選を迎えます。その中で「日本会議の研究」の菅野完の言説に触れたことが、私にとって更に大きな転機となりました

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「民主主義とは」「組織とは」「議会とは」「手続き論の重要さとは」など、一応は知っていたものの、彼の言葉で一つ一つが「生きた知識」となり世界が噛み合っていくのを感じました。「れいわ」の限界を感じるとともに、保守の彼が語る「日本共産党の価値」が輝き始めました。2020年初頭の話です。

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2020年の2月頃まで、私は太郎氏を追いかけていました。舩後さん木村さんという重度障害を持たれた当事者を国会に送り出した功績は大きいですが、しかし次第にあの党が「個人崇拝」でしかないこと、組織としてあまりに脆弱であることなどから関心を失っていきます。今日の惨状を見れば「やはり」でした

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その後、縁あって「組合活動」に誘われます。初めて見る社会運動体、組織でした。理路整然としていて、手続き論を大切にし、根拠をもって社会を一歩一歩良くしようとしていました。感動しました。これが本物の民主主義なんだということに気がつきました。私を縛っていた呪縛が完全に消えた瞬間でした。

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まもなく、まずは赤旗をとってみようと地元の地区委員会を訪ねます。しかし築100年のボロ屋で印象は冴えないものでした。押しも強くなく「先生に迷惑がかかるんじゃないか」ぐらいの勢いでした。意外でした。とりあえず購読を開始。日々発見が多く嬉しいながらも、地区の元気のなさは気になりました。

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どうしたら地区を甦らせられるか、どうしたら地場の産業を、医療を、甦らせられるか。インターネットもろくに出来ないお金のない地方組織を、どうしたらいいのか。Twitterは私が敢えて最後まで手を出さないように決めていた媒体でした。しかし誰ももう他にやれる人間がいない。だったら自分しかない。

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これが2021年1月に「ザオラルさん」が誕生するまでの経緯です。「ザオリク」じゃないのは、甦るかわからないその切実さこそが人間の本質であり「人間の美しさ」そのものだと思ったからです。ご清聴ありがとうございました。

shinoda soshu @ssoshu

@OneMoreChance99 お医者さんが「ザオラルさん」名乗った時点で「センスあるなあ」と思いました。 ゴー宣は黒歴史としてありますよね…。日本中がアレの影響を払拭できるといいんですが。

ザオラルさん✨🌈 @OneMoreChance99

他者を「意見すら聞くに値しない存在」として醜悪に描き、老若男女誰にでも浸透させられる媒体を作ったということで、あまりにも影響力が大きかったと思いますね😭。 twitter.com/ssoshu/status/…