これでもう青森に来ても困らない? 実用「津軽弁」講座
- shijimi4438
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たとえば親戚の家に行ったとき直径50センチはありそうな屏風山のスイカ(←めちゃくちゃ旨い)を「持ってぎへ」と渡されそうになってりして「うちは三人家族だからそんなに食べられないし、冷蔵庫にもスペースが無いから不要です」と断るの「めやぐだはんで」と言ってしまって、結局断れないとかね。
2023-07-01 10:18:05先日メール取材を受けて、それが記事になってました。シホンだけじゃなく、つがる市総務課の見解も補足されています。 津軽人に差し入れを持って行ったら「迷惑(めやぐ)だ」 なんでそんなこと言うの?地元民に聞く「本音」|Jタウンネット j-town.net/2023/07/093468… @jtown_netより
2023-07-10 08:10:56シホンは今の若い子はあまり「めやぐ」という津軽弁は使わないけれど、おなじ文脈で「迷惑」(クに濁点でメイワグ)を使うと思っていましたが、どうなんでしょう?(まわりに若い子がいなさすぎてその辺は不明です)
2023-07-10 08:13:39お上品すぎるくらいのイメージ映像が挿入されて、先日の津軽弁の「迷惑」ツイートが紹介されていました。 アイスを渡すと「迷惑だ」といわれ 難しすぎる津軽の方言に、戸惑う人続出! grapee.jp/1407012 @grapeejpより
2023-07-11 08:16:25「いのちだいじに」というRPGの作戦がありますが、青森の人は軒並み「いのちだいすき」です。なんなら日常会話でふつうに「いのちちょうだい」と言うこともしばしば。いのち、うまい。いのちが仏壇にあがってると嬉しい。
2023-07-05 14:50:00なんで突然そんなこと言いだしたかというと、今度コンサートに行くのですが尿意をおさえるのに大福餅やカステラがいいと知りまして、でも萩の月が入手しやすい場所だから萩の月がいいのか? いや青森県民ならいのち持参してくべき? と思ったからです。で、もうひとついのちから連想した青森話として…
2023-07-05 14:51:00これはわりと有名な話ではありますが、青森には珍名と思わないレベルで「神」という名字の方がふつうにいらっしゃいます。「じん」と読みます。FAXなんかを送るときの表記はもちろん「神様」宛てになります。というわけで、青森には神様もいるし、いのちもよく貰う、というお話でした。
2023-07-05 14:52:00津軽弁には「腐りはじめの兆候~腐っている」までの範囲をカバーする「あめる」という表現があると以前ツイートしたことがあるのですが、今日みたいな暑いにも使います→続く ※あめるは腐るとは微妙に違い「においなどが正常な状態とは言い難いけど、まだワンチャン食えるんじゃね?」あたりを指す。
2023-07-08 13:08:06→続き。今日みたいな暑い日には、魂がたれぱんだみたいな格好になっていると思いますが、そんなときに「あんまし暑(アッツ)して、あめでまるじゃ」(あまりにも暑くて、気が滅入ってドロドロに溶けてしまうよ)という感じで「あめる」を使います。人によってニュアンスは差がありそうですけどね。
2023-07-08 13:16:33テレビで話すと「#$+;%&>%*!&」などと字幕をつけられちゃいがちな津軽の民です。 #方言でだからダメって言ったでしょ
2023-07-11 10:44:13弘前は神社仏閣に囲まれた町なので、今の時期は朝6時とかにパンパンと音だけの花火が上がって、今日はどこそこの宵宮だなと思ったりします。昨日は熊野奥照神社の宵宮でした。統計をとったわけではありませんが、津軽では「よいみや」ではなく「夜宮(よみや)」と呼ぶほうがなじみがある気がします。
2023-07-15 08:22:03最近「しね!」と思うことが減りました。過激発言? いえいえ、ラーメン屋さんで、チャーシューで、津軽弁のお話です。水分が無くてパサパサで嚙み切れないお肉のことを津軽弁では「しね」或いは「しない」と言うのです。今時はとろけるチャーシューを出すお店が主流になりましたからね。
2023-07-22 10:06:52ちなみに「しね/しない」表現の元になっている言葉は「しなじい」だと思います。シナジーというと「コンセンサスが、リスケが、ベネフィットが」などと使いそうなビジネス用語っぽいですが、「しぶとい」的な意味です。
2023-07-22 10:09:35はてさて来週の津軽弁ネタの予告ですが「カフェでビュッフェでパフェなんて言うとおしゃれの権化みたいだけど、語尾にフェが付く言葉でも津軽弁のガフェはイメージまるきり違うからね!」です。
2023-07-22 10:12:24今日は暑いを通り越して熱いのですが、こういうとき津軽弁では「にだってまる」と言います。直訳で「煮立ってしまう」なので比較的わかりやすい方だとは思います…が、じつはこの「にだる」には別の用法もあるのです。続く。
2023-07-25 09:31:42続き。息ができないくらい顔を真っ赤にしてゲラゲラ笑い転げている人にたいして「にだってまってら」と言います。この用法、標準語であるのかなあ…? もうひとつおなじく顔を真っ赤にして激高している人にたいしても「にだってまってら」を使うのですが、こっちは「はらわたが煮えくり返る」に近い。
2023-07-25 09:33:43津軽衆が抱くイメージ ・ビュッフェ:おしゃれ ・パフェ:おしゃれ ・カフェ:おしゃれ ・ガフェ:だせえ 濁点が付くだけで激変よ!
2023-07-27 11:50:00先ほどのツイートの解説ですが「がふぇ」というのは津軽弁で「ダサい」という意味です。「がふぇ~」だと「カッコわる~」みたいな感じで「がっふぇ」だと「ダッサ」という意味合いです。
2023-07-27 13:06:47お盆の帰省ラッシュでふと思ったのですが、青森出身者が故郷に戻ることを、青森ではあたりまえに「帰青」ともいいます。青は青春のセイの字でもあるので帰青も読みはおなじキセイで、違和感ナシです。このような表現、他県でもあるんでしょうかね?(帰京は耳にしますが、これも響きは帰郷と一致ですね)
2023-08-16 10:53:14このごろ、腰がやむ。ツラ…。この「やむ/やめる/やめでる」は津軽弁表現だと思います。漢字をあてるとすれば「病む」になろうかとは思いますが、使い道がもうすこし限定的な印象です。たとえば「風邪で、やむ」みたいな使い方はしないです。(続く)
2023-08-30 07:36:14(続き)どういうときに「やむ」を使うかというと「捻挫した手首やむ」とか「歯やめる」とか「獄辛ペヤング食って腹やんでら」とか、そういう何か「鈍痛」をともなう不調のときですかね。というわけで、腰痛やめでツラいです…とほほ。
2023-08-30 07:39:30弘前市で生まれ育ちましたが、大きくなるまでねぷたの山車に書かれているこの文言は「漢雲(カンウン)」だと思って疑いもしませんでした。テレビCMの「青雲それは君がみた光~」という歌の印象のせいもありますね。正しくは右から読んで「雲漢」で「天の川」≒「七夕まつり」の意味。 pic.twitter.com/JNxwS9gyHu
2023-09-05 13:28:019月20日、水曜日。おはようございます、しじみちゃん本舗SNS担当シホンです。昨日とあるYouTubeを視聴していたら若い子たちが「トサカにくる」を知らなくて少々びっくりしました。もはや一般に定着した慣用表現という感覚でいたので。わかりやすくいうと「きまげる/きまやげる」ですね(津軽弁)。 pic.twitter.com/Tav0fzn7l9
2023-09-20 08:20:55さっきふと思ったのですが、津軽の人ってごく自然に「けね」「けーね」「けねー」を使い分けているのすごいなって。「けね」は物を「あげないよ」という場面で使うので迷わないですが、「けーね」は「大丈夫たいしたことない」、「けねー」は「頼りないやつ」という意味で、逆っぽいのに通じてるのよ。
2023-09-25 17:15:54