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だが、実際にはそうなっていない。そもそも浅見が「リピア≠神永」だと知るのは、「あなたは外星人なの?それとも人間なの?」「両方だ」のやり取りや、神永のリピア「召喚」場面を通じてであり、単独行動の後。リピアの神永への好意に至っては、最後まで気づいていたか曖昧だ。
2022-06-21 23:01:40![](https://s.togetter.com/static/web/img/placeholder.gif)
ついでに言えば、「本当に恋愛にするつもりなら、巨大化させられて匂いを嗅がれるのも、船縁さんの方にしないと」と思ったのですが、どうですか。巨大化前後のキャラ崩壊も痛手ながら、「リピアが他の女性に接近する」展開なしに、浅見は自らの恋心に気づけるんでしょうか? 現場からは以上です。
2022-06-21 23:01:40![](https://s.togetter.com/static/web/img/placeholder.gif)
庵野氏は本作で「大人の社会(群れ)に過適応した女性が、恋愛を通じてエゴを取り戻し、失っていた『少女』の涙を取り戻す」物語を語りたかったのではないか。そのことを通じて、ウルトラマンという『子供』の存在の意味を、外側からも描きたかったのではないだろうか。
2022-06-21 23:01:41![](https://s.togetter.com/static/web/img/placeholder.gif)
浅見がミサトさん(エヴァ)と重なった自分としては、彼女が加持と再会したようで嬉しかった。加持もまた、エヴァ世界では最も「単独行動が似合う」永遠の少年だった。彼や「神永」は、空気読解機の「シンジ」とは好対照であり、そんな神永を黙認する「禍特対」も「ネルフ」とは対照的だ。
2022-06-21 23:01:41![](https://s.togetter.com/static/web/img/placeholder.gif)
ミサトはシンジを通して自分と出会えたけど、シンジは彼女を幸せにはできなかった。シンエヴァでさえミサトさん、幸せにみえなかったのです。加持を失い、母となり、たくさん背負いすぎてて。本作で、やっと一人の少女に戻れた。そう思ったのです。
2022-06-21 23:01:42![](https://s.togetter.com/static/web/img/placeholder.gif)
と、書きながら気づいてしまったのですが、浅見の恋愛対象が神永の中のリピアであったとすれば、彼女が「おかえり」と微笑んだ同じ瞬間、彼女の恋愛はライバル(神永)の生命とひきかえに永遠に失われた訳で、本作の後味は、庵野作品らしい複雑なものになりますね。
2022-06-21 23:01:42柿沼キヨシ さんの動画『【考察解説】「働きマン」×「独立愚連隊」でシン・ウルトラマン禍特対!』を観て
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【おまけの夜】 劇場版予告で衝撃発言あったので二つの要素をまとめて解説いたしました! まだ作品公開されてないのにこんなに分析してていいのか? あと2本ぐらいで一旦終わります #シンウルトラマン 【考察解説】「働きマン」×「独立愚連隊」でシン・ウルトラマン禍特対! youtu.be/lCrlL5CV3Fk pic.twitter.com/cM9FklVEhz
2022-04-19 16:42:39![](https://s.togetter.com/static/web/img/placeholder.gif)
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柿沼キヨシさんが映画公開前に作成していた「予告解説動画」。映画本篇の感想や解説ではありませんが、公開された本篇と答え合わせすると、その的確さに驚きます。「さすが、柿沼さん」です。柿沼さんは映画鑑賞後、微妙な表情を見せました。予告解説で『シン・ウルトラマン』をあまりに魅力的に語りすぎた。そのことへの照れや失望が、あの表情になったのでは、と憶測しています。それもこれも含めて、この映画との恋を世界一楽しんだ御方だと評してよいでしょう。羨ましい。
閑話休題。柿沼さんは、安野モヨコの「働きマン」と岡本喜八の「独立愚連隊」が禍特対描写の下敷きになるのでは、と予想されています。「男勝りなヒロイン」「異なる個性同士のチームワークをみせる禍特対」「『人種が違う』者同士の友情がテーマ」。これらは予想通りとなりました。一方、柿沼さんが半ば懸念されていた事態、すなわち「本作が『独立愚連隊』と同じ展開をたどる」ことは起きませんでした。
同じようにエゴが集積された集団ながら、岡本的「独立愚連隊」と安野的「禍特対」はネガポジの関係にあります。またも「岡本喜八の示した絶望に、安野モヨコが光を与える」形になったことを興味深く思いました。
(他 参照したページ等)
(補足)観る前に思っていたこと
ふりかえれば、全然別の話題なのに、突如ウルトラマンについて つぶやいていることがありました。よほど観にいきたかったのでしょう。同情します。
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『帰マン』の名言に《日本人は美しい花を作る手を持ちながら、いったんその手に刃を握ると、どんなに残忍極まりない行為をすることか》ってのがあるけど、これは本当だし、これを作った人も本当にそんな地獄を見たんだと思う。「菩薩が菩薩のまま手に刀を握ってる」。これ、いちばんメンタルにくる。
2022-05-21 11:40:56![](https://s.togetter.com/static/web/img/placeholder.gif)
昭和ウルトラマンって所々そんなところがあって、その「つらみ」の現実味が、作品の魅力にもなってた。そう思う。この点『シン』はどうなんだろう。あゝ 早く観に行く時間を作りたい。
2022-05-21 11:40:57