@peluzeusさんの「韓国映画とは血みどろで戦う熱い男の映画である」

韓国映画を観ると、日本における「韓国の胸板の厚い男たちに日本の女たちはメロメロ」といったイメージが、いかにステレオタイプであるかわかるだろう。 韓国映画の本流とは、「悪魔を観た」「アジョシ」など、男たちの命を賭けた血みどろの世界を描いた、熱い映画なのだ!
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peluzeus @peluzeus

韓流デモのリーダーが云々で騒がしいが、何も問題は解決していないと言う事は分かっていない人が多いようだ。デモやデモへの批難を観て、この人たちは韓流を実は分かってもいないし、昔ながらの古臭い価値観に縛られた人たちだと思っていたが、デモのリーダーの書き込みや、それへの反応はまた酷い。

2011-09-19 09:26:48
peluzeus @peluzeus

まず純粋な思想のデモなどあり得ない。金で動くタイのデモやら、宗教原理主義者のデモやら、要求を通すためならさまざまで、純粋な思いのデモとやらが、いつ、どういう形で起きたのか教えてほしい。あと何故不純なデモは遺憾のかも。デモはデモ。デモンストレーションでデモクラシーの略称ではない。

2011-09-19 09:31:38
peluzeus @peluzeus

あと映画界だって、上映禁止のデモをカネで起こしたりしているから、(「スナッフ」とかね)煽動工作と無縁ではない。中国の反日デモも、反日でないとデモが認められない国だからであって、デモそのものが目的のデモもある。デモクラシーの成熟・未熟など関係ない。高尚なデモなんてありかね?

2011-09-19 09:34:58
peluzeus @peluzeus

あと韓流を擁護して如何にも自分は良識の側だと考えていると困った事になる。というのは韓流というのは、極めて保守的な内容のものが多く、決してリベラリズムの枠で捉えられるものではない。むしろ韓流を擁護する側の「敵」になる思想で、韓国映画をよく見る俺にしてみるとおかしくてたまらない。

2011-09-19 09:38:19
peluzeus @peluzeus

本来「国士」の側なら、「韓半島」の拡大公開を求め、「ユリョン」(核武装擁護映画)を擁護し、「トンマッコルへようこそ」(民族純血主義)を擁護すべきで、逆に左翼やリベラルの側は「韓流けしからん」デモをするべきで、この「転倒ぶり」は彼らが如何に映画や文化の理解力が弱いかを露呈している。

2011-09-19 09:42:30
peluzeus @peluzeus

今話題の「アジョシ」にしたって、決して「リベラル」の枠にとらわれるものではない。流血、阿鼻叫喚、暴力、憎悪、絶望・・・。熱いが上にも熱い、男たちの情念があるのであり、本来なら「右翼」と嫌悪される部分もあるのであり、ニコニコして「多様性」で処理できるはずもない。

2011-09-19 09:46:29
peluzeus @peluzeus

だから韓国映画がまったく入っていない地方の現状のほうが日本人の感情を表しているのであり、韓流反対デモでも、それに対抗して文化の多様性を守れと言う事でもない。韓流というのはマジョリティの思想をマイノリティが掲げていると言うことの面白さで、擁護も反対も間違っている。

2011-09-19 09:50:15
peluzeus @peluzeus

「戦火の中で」だって、戦争の悲惨さを描いていると同時に、祖国防衛のために玉砕した若者たちを讃える映画で、「左・右陣営」に都合がいい映画ではあるまい。映画は人間の面白さを描くことが目的で、陣営の思想をアピールするものではないのだから。

2011-09-19 09:54:25
peluzeus @peluzeus

で、俺が興味があるのは「5デイズ」。フィンランド人レニー・ハーリンが祖国同様にロシアと対立した歴史を持つがゆえにグルジア側に立って作られた映画である。製作費もグルジア側が出しているから、簡単に「右」だの「左」だの言える映画ではあるまい。映画への感想がどうなるか、興味津々である。

2011-09-19 09:58:44
peluzeus @peluzeus

で、デモは国民主権の証明だとかいっていた人たちは、「正しいデモ」と「間違ったデモ」があると言いたいのかね。そうなると国連常任理事国あたりが言っている「正しい戦争」と「人権に違反した間違った戦争」に分けるご都合主義と凄く似ている気がするんだが。

2011-09-19 10:01:28
peluzeus @peluzeus

で、これから韓流批判デモを批判した人たちは「アジョシ」とかみてくれるんだろうか。まさか「軍国主義」とかいうんじゃないだろうな。あと「復讐者に憐れみを」「チェイサー」「戦火の中で」「ユリョン」「トンマッコルにようこそ」も観てくれるようね。え?英語圏の映画じゃないから見ない(笑)?

2011-09-19 10:36:34
peluzeus @peluzeus

しかし世間のかたがたは「人間ドラマ」よりも「セイジ」(「政治の」間違いじゃないよ)に関心があるんだな。「政治」というのは人間が人間を動かす力学や構造の事で、「セイジ」とは「自陣営の敵か味方か」でものを観る「リベラル村」や「愛国村」の考えの事。

2011-09-19 10:41:31
peluzeus @peluzeus

でもツイート読んでいると、嫌韓デモへの「勝利宣言」ばかりで、韓流そのものをどうとらえるか何か彼らや彼女らにはどうでもいいんだろうね。だって韓流の面白さはある種の「排外主義」を唱える「自由」で、「排外主義なんて、罹る前にワクチンうっとかなきゃ」なんて的外れもいいとこなのに。

2011-09-19 10:54:20
peluzeus @peluzeus

まあ「勝利宣言」なんて、「うかつな」人間がすることだから、自分が愚かな人間と証明するようなものだから構わんのだが、それでいいのかね。

2011-09-19 10:56:48
peluzeus @peluzeus

韓国の映画を観ているとこれからは「黒韓流」と「白韓流」に分けたら面白いと思う。「黒韓流」とは「悪魔を観た」「アジョシ」「戦火の中で」「チェイサー」といった韓国映画の本流、熱いが上にも熱い、男たちの命を賭けた血みどろの世界を描いたもの。

2011-09-19 11:01:54
peluzeus @peluzeus

そして「白韓流」とは「第7公務員」や「あなたの初恋探します」とかの女性向きドラマ。テレビもこれが多いが、「男は女の我儘や理不尽さに耐える強さを持たねばならない」という「男の世界」である事は同じなので、韓国映画というのはやはり男の映画なのだなとおもう。

2011-09-19 11:05:10
peluzeus @peluzeus

そうだ。先日雑誌読んでいたら、馬鹿馬鹿しい「韓流擁護」があった。曰く「韓国の胸板の厚い男たちに日本の女たちはメロメロになった」とあり、「韓流のさまたげなんかしないでね」と見事なまでのステレオタイプ発言。事実は逆だ。韓国の俳優は魅力的だが、多くはマッチョではない。しぶといのである。

2011-09-19 11:59:50
peluzeus @peluzeus

韓国の俳優は日本で言うと美男子風ではない。泥臭く、しぶとく、粘り強いパワーが売りである。「息もできない」や「チェイサー」や「生き残るための3つの取引」も胸板の厚い、女に都合のよい男など出てこない。ひたすら拳を振るい。道を切り開く。カッコよさをかなぐり捨てたカッコよさが売りだ。

2011-09-19 12:03:48
peluzeus @peluzeus

これはイタリア映画でも良く観られる。多くのヒーローはマッチョではない。世間体などかなぐり捨て、目的に向かって突っ走り、泥まみれになり、血まみれになっても粘り強く戦う。そこがイタリア映画のよさであり、彼らが伊達男を気どった所で、それが魅力ではない。韓国の映画もそこが信条なのだ。

2011-09-19 12:06:42
peluzeus @peluzeus

ああいう記事を観ているとため息が出る。こういう人たちの頭にある韓流スタートいうのは、イ・ビョンボンとかウォンビンなのだろう。だがウォンビンも「母なる証明」ではそんな芝居はしていない。むしろ逆で、だらしなく、汚く、腹黒くさえある人間を演じている。「胸板」云々など差別もいいところだ。

2011-09-19 12:10:57